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東大阪市のお宅にやってきました。
今日は同じく東大阪市を拠点に活動されています ツバキHOMEの生島さんが リノベーション工事をされたと聞き伺いました。
まずはこちら。 元々お庭のある裏口だった所を 増築して玄関にされました。
雨どい(下画像)の右側が増改築した部分で 左側が元々あった住居スペースになります。
玄関の扉は一般的な開き戸ではなく スペースを取らないスライド式で とてもスムーズかつ安全性もある引き戸になっています。 |
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増改築した玄関です。
入ってすぐ左隣りに靴や荷物が置ける収納棚があり 台も自由に高さを変えられ 様々なモノが置ける機能的なスペースになっています。
この日、生島さんとは初対面だったので お家の説明を受けながら 生島さんのことをいろいろお聴きしました。
生島さんが大工職人になろうと思ったキッカケは 中学時代にバイトしていた 美容室のオーナーさんに勧められたことだそうで
高校卒業後、工務店に入社して大工さんになり その後、10年後に独立してツバキHOMEを立ち上げされました。 |
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キッチンはアイランド型です。 IHに食洗器ももちろん完備。 白を基調とした中に奥様ご希望の赤色のキッチン部分が とてもアクセントとなっています。
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生島さんは修業時代、肉体的にも精神的にも 大変な思いをされてきたそうですが 一人前の大工さんになることへの想いは消えることがなく
『 いつか親に家を建ててやりたい! 』 という夢を持って 今もその想いを胸に大工道を歩まれています。
どの世界でも辛く苦しい経験をして乗り越えた人には 本当の楽しさや面白さ、やりがいが見えてきます。 |
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こちらの大型テレビが設置された場所は 少し小上がりになっていて下に引き出しの収納スペースがあります。 これはご主人のアイデアでこのようなカタチになりました。
全体の中心に位置しているため テーブルで食事をしながらでも 料理を作りながらでも視界に入ってきます。
実は元々、このスペースはお風呂だったそうで 生島さんから聞いて驚きましたが
給水装置主任技術者 第二種電気工事士 ガス可とう管接続工事監督者という
水道・電気・ガスのこともよく知っている生島さんだからこそ このようなリノベーションのアイデアが閃くんですね。 |
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天井部分は折り上げにすることで奥行きが生まれ よくホテルなどで見かけるようなちょっと高級感のある オシャレでスタイリッシュな雰囲気になりました。
これはお客様のご要望ではなく生島さんのアイデアだそうで ご依頼を頂くと必ず打ち合わせをして コミュニケーションをしっかりと取って
お客様のイメージをカタチに 時には生島さんからご提案したりと
信頼関係をしっかり築いてらっしゃるからこそ このようなサプライズな配慮ができ 僕も部屋に入ってすぐに目が行きました。 |
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玄関と二階へと続く階段のクロスには このような可愛らしいキャラクター柄になっていました。
今は様々な種類のクロスがあるそうで 自分たちがずっと住んでいく大切な空間だからこそ 職人さんに直接 ご依頼するメリットとして どんな些細なことでも相談してみてください。
生島さんは親身になってその想いを汲み取り 人の気持ちをカタチにできる大工さんです。
職人さんに直接ご依頼をすれば 中間マージンが発生することなく ご予算に応じた的確な材料を使って適切な提案をしてくださいます。
そこが大手ハウスメーカーと大きな違いであり 直接、職人さんに相談するメリットです。 |
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こちらが元々玄関だった扉で、今は勝手口です。
画像で見えるこの柱部分が元々和室で 家を支える土台があったそうですが それを正面お風呂場側に移動されたそうで
そうすることで キッチンスペースが広く、見やすく開放的になり 土台を移動しても家の耐久性は変わりません。
悪徳リフォーム業者のように 見た目を意識し過ぎて勝手に柱を失くすことなく 機能性と安全性を考えたスペースに生まれ変わりました。 |
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勝手口から入って左手には洗面所、洗濯機 脱衣所スペースがあり 丁度、奥がお風呂場になっています。
こちらの壁紙はお客様が気に入られた柄になっていて ここが元々、和室だったそうです。
ここまで変わると 和室があったことが全く想像できなかったです。
『 お客様の想いをカタチにする 』 という 生島さんのこだわりとモットーが 説明をして頂いていくうちに鮮明に浮かび上がってきました。 |
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お風呂場も前よりも広くなったそうで 少し入って驚いたのが床の柔らさ!
TOTOのカラリ床で 畳のような感触で柔らかく、速乾性もある床だそうです。
これだと小さな子供さんから大人の方まで 安全快適に一日の疲れを癒すことができますね。
こちらの奥様の趣味で 照明から壁紙、様々な箇所に施されたアイテムが 生島さんが紡ぎだしたアイデアと見事にマッチして 広く、お洒落な空間になっているのがとても印象的でした。 |
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少しシャイな生島さんで 撮影中は映らないよう逃げられていましたが(笑) 最後はお願いして写っていただきました。
この日、僕は初対面でしたが 事前の電話の段階からとても柔らかな口調で 実際にお会いしてもその印象は変わりませんでした。
『 大阪に生島あり! 』 と 言われるような大工さんになることが目標だそうで
コミュニケーションを大切にして お客様の想いをカタチにしてらっしゃる姿を見て そんな日がいつか来るような魅力ある人で
今回は短い時間での取材でしたので またお会いできる日を楽しみにしています。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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