|
|
東大阪を拠点に大工工務店を営む「ツバキHOME」生島裕久代表が手掛けていた、神戸市灘区・六甲山の別荘ウッドデッキ製作が完成しました。
取材日前日は台風直撃だったので途中の山道など心配でしたが、混乱もなく平穏そのもので、当日は晴れ間がさす夏らしい空模様となり、別荘ウッドデッキ製作の取材にピッタリの日となりました。
学校などは既に夏休みを迎えており施主様御家族も来られている中、和やかな雰囲気で撮影取材を進めさせていただきます。
※写真上段は数枚の画像を合成したパノラマ画像です。超広角レンズでも全てを収めるのが難しいので今回作ってみました。 |
|
|
それでは完成したウッドデッキを細かく見ていきましょう。
今回の現場では主な材木に桧とレッドシダーが用いられました。 丈夫で水に強く、更に防虫効果を持ち合わせた木材として、特に屋外での用途に最適な木材なのだそうです。
贅沢に桧板が敷き詰められた床から、爽やかな木の香りが漂いとても心地良い空間です。 |
|
|
建物のリビングからウッドデッキに出ると正面からL字に回り込んで側面にまで繋がる構造になっています。
屋根を板等で覆ってしまわなかったのは施主様の御意向ですが、今日のように青空の下で此処に立っていると、せっかくの日差しを遮ってしまうのは勿体無いと感じましたから、施主様の御判断 にも納得でした。
※もちろん固定式や開閉式ウッドデッキ屋根の設置施工等、用途にあわせたウッドデッキ製作も「ツバキHOME」生島裕久代表に御相談いただけます。
|
|
|
ちょうどL字の角の所を中心にウッドデッキ眺める感じで撮影してみました。
これも一枚では撮れない画角なのでパノラマ合成してますが、周辺の様子も含め、別荘建物と今回作られたウッドデッキの様子がお分かりいただけると思います。
床と屋根が段差なく建物を囲んでおり、屋根は建物外壁にしっかり固定され、また床下の土台もしっかり作りこまれていますので、安心感と解放感が両立したウッドデッキです。 |
|
|
山の斜面に在る別荘でのウッドデッキ製作設置工事では、木材のホゾ・ホゾ孔加工なども含めて加工の工程もすべて現地で行っていました。
現場で加工する最大の理由は「表面からパッと見ただけで判断できない部分」が多く、「現場合わせで製作作業を進めざるを得ない」からです。
その分、手間暇が掛かるのは言うまでもありませんが、一つ一つの部材を採寸・加工・仮組みしながら手を抜かずにしっかり精密に作ることで、丈夫で美しいウッドデッキが出来上がるのです。 |
|
|
今回のウッドデッキで特徴的な処理は木材のつなぎ目に更に金物で補強してあることでした。
ホゾが刻まれた材木を組んでしっかり作られてるのに意外に感じたので、生島さんに尋ねると「突き上げる地震でホゾから抜けたりズレたりする」のを抑制する処理とのことでした。
そして、この補強金具は全てがウッドデッキ外側に取り付け・・・つまりウッドデッキで過ごしている時には見えないように取り付け施工されています。
視線に金具が見えてしまうと、せっかくの雰囲気が失われてしまうので、そんな部分にも配慮がなされているのが流石です。
|
|
|
山の斜面に設置されたウッドデッキは土台もしっかり作られ、昨晩の台風直撃にもびくともしてません。
束石の地面が大きな岩や土、で急な傾斜があるので大雨などには不利ともいえる条件ですが、難しい基礎作りをしっかり作られたのが実証されています。
前回の施工例(ウッドデッキ製作途中)でもレポートしたとおり、束石の地面を掘って突き固め、モルタルを入た後に束石を設置したので、大雨にも強い作りとなっています。
|
|
|
近年はウッドデッキ製作を日曜大工で楽しまれる方も多いようですが、「ツバキHOME」生島代表が手掛けたウッドデッキを細かく観察すればする程、当たり前ですがプロの仕事を感じます。
その当たり前は、実は説明を受けて初めて成る程と理解・納得することが多いのがプロの仕事であり、職人技の数々なのだと築かされました。
最後に施主様のお嬢ちゃんと生島さんのツーショットを。 こちらの別荘は素敵なロケーションで夏休みを過ごすには最適な空間ですが、せっかくのウッドデッキが古くなり朽ち果てていたので、危険で使えませんでした。 今年は夏休みに間に合ったので、真新しいウッドデッキで思い出に残る夏休みが過ごせそうですね♪
ウッドデッキ新設はもちろんウッドデッキ修理など、神戸市や避暑地ウッドデッキの御相談は「ツバキHOME」生島裕久代表にご連絡ください。
撮影取材:末光誠 |
|