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インテリア工房JAMさんをご紹介します。
インテリア工房JAMさんは 京都府綴喜郡宇治田原を拠点に 今は4人の職人さんで活動されていて
クロス工事、クッションフロア、フロアタイル ウッドタイル、ロールカーペット、タイルカーペット 長尺シート、特殊フロア、ダイノックシート 畳、襖、障子・・・などなど
内装工事のことならどんなことでもおまかせという この道のスペシャリストな人たちの集まりです。
みなさんのクロス貼りの取材とご紹介も兼ねて 滋賀県大津市にある現場に伺いました。 |
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こちらはJAMで最年長の秋田さんです。
以前、ダイノックシートの施工取材をさせていただき 面識があったので現場に到着すると 真っ先に秋田さんの存在に気付きました。 知ってる職人さんがいらっしゃると安心します。
現場での雰囲気を間近で見せていただくと 一番 歳もキャリアも上だからといって 秋田さんが現場を仕切っているということはなく
皆の頼れる兄貴的な存在で 時折 場を和ませるムードメーカーでもあり 前回の取材では見れなかった 愉快な一面を知ることができました。 |
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次はこの方、千田 ( ちだ ) さんです。
キャリアは秋田さんの次で 19歳の頃にクロス職人だった友人のお父さんに誘われ はじめはアルバイトとしてこの世界に入ってこられ 今ではクロス職人歴20年になり
右も左も分からない中で歩んでこられましたが 一つ一つ技術を身に着け 自分で仕事ができてくることに やりがいと楽しさが生まれてきたそうです。
休日のリラックス法はお子さんがされている 自転車競技の付き添いだそうで
親として危険と隣り合わせで心配もありますが 本人のやる気を尊重して見守ってらっしゃり 仕事に対する意識も家族の存在が大きいと仰ってました。 |
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こちらがインテリア工房JAMの代表 西尾さんです。
のっけからとても話しやすいオーラを持っておられ スタッフ写真を撮ってるときも 率先してお茶目なポーズをしてくださり 楽しく撮影ができました。
元々、営業マンをされていたそうですが 独学と現場を通してクロス職人としての道を歩み 技術や経験を積まれていったそうです。
三人のお子さんのパパでもあり リフレッシュ法はお酒だそうで ひと仕事終えてスタッフの皆で飲むこともあるそうです。
西尾さんにしても千田さんにしても なんかとても話しやすいな〜って思い年齢を尋ねると 僕とほぼ同世代でした。 やっぱり(^_^;) |
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そして最後は最年少の三澤さんです。
これまでいろいろ仕事をされてきたそうですが 元々、西尾さんと親交があり 将来への道を模索しているときに誘いがあって このクロス職人の世界に入られました。
現在26歳、インテリア工房JAM 期待のホープで クロス職人歴は10カ月ですが
西尾さん曰く、不器用ではあるけど真面目で 着実に成長しているとのことで
西尾さん、千田さん、秋田さんから弟のような存在で 日々、現場で先輩たちの仕事を見ながら
技術だけでなく仕事への向き合い方などを肌で感じながら 一歩一歩進んでらっしゃるようでした。 |
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スタッフさんのご紹介でしたが クロス貼りの作業も順調に進んでいきます。
こちらの現場は会社さんの保養所的な感じになるらしく 後でお見せしますが、一階部分はすでに完工していて
お昼に取材に伺ったときには二階の各部屋の クロス貼り作業ということで 三澤さんがクロスを寸法通りカットしていき それを西尾さんと千田さんが天井に貼っていかれてました。
作業中も合間にお話して下さってましたが 驚いたのはその手際の良さ。
一切の迷いがなく阿吽の呼吸で貼り作業が進んでいき 何気ない中にあるクロス職人としての技術の高さと これまで積み上げてきた経験をまざまざと感じました。 |
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数十分後には広い一室の天井には キッチリと見事なまでにクロスが貼られました。
クロス職人さんの仕事は 他の業者さんからすると簡単なように見えるらしいですが 職人として自信が出てきたのは10年過ぎてからだったと 西尾さんは仰っていました。
決して現状に満足することなく 技術を磨き続け、数多くの現場を経験していくことで 更なる高みを目指していくことは どの世界でも同じであると思います。
要はこのままで良いのか? もっともっとと思うのか?
気持ち一つで 日々の仕事に対する姿勢は大きく変わってきます。 |
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こちらは完工した一階です。 天井から壁、フロアすべての作業に インテリア工房JAMさんの仕事が詰まっています。
西尾さん、千田さん、秋田さんは 元々個人で活動されていて現場で何度か顔を合わす内に意気投合し 今年の春からひとつのチームとして動き出されました。
決して誰かが上から目線で指示するのではなく お互いを尊重し、尊敬し合っているからこそ 作業が安全かつ円滑に進んでいきます。
ひとりはみんなのために。 みんなはひとりのために。
チームワークがあってこそ成り立つ仕事の素晴らしさを 今日、みなさんに会って実感しました。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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