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島根県松江市で、造作家具や建具の製作、キッチンパネルの取り付けなど、空間にぴったりの仕事を手がける“ええ大工さん”がいる。
その名は、FROG POWER 代表・杉原征紀さん。
35年以上この道ひとすじ。
丁寧な手仕事とあたたかい人柄で、松江の暮らしを支えてきた職人さんだ。
島根の“ええ職人”、杉原征紀さんってどんな人?
高校卒業後すぐに内装の世界へ入り、気づけば35年。
最初は個人事業主として、2013年に法人化し「株式会社FROG POWER」を設立。
現在は松江市を拠点に、大工仕事の中でも特に造作家具や建具づくりを中心に、店舗や住まいの“ぴったり”を形にしている。
島根県松江市で、造作家具や建具の製作、キッチンパネルの取り付けなど、空間にぴったりの仕事を手がける“ええ大工さん”がいる。
その名は、FROG POWER 代表・杉原征紀さん。
35年以上この道ひとすじ。
丁寧な手仕事とあたたかい人柄で、松江の暮らしを支えてきた職人さんだ。
島根の“ええ職人”、杉原征紀さんってどんな人?
高校卒業後すぐに内装の世界へ入り、気づけば35年。
最初は個人事業主として、2013年に法人化し「株式会社FROG POWER」を設立。
現在は松江市を拠点に、大工仕事の中でも特に造作家具や建具づくりを中心に、店舗や住まいの“ぴったり”を形にしている。
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天井高く、風通しよく。居心地のいい作業場。
杉原さんの作業場は、いかにも“職人の工房”といった雰囲気。
天井が高く風が抜け、道具が無駄なく整然と並んでいる。
窓の向こうには空と街並み。
効率と気持ちよさの両方が考えられた空間で、日々ものづくりに向き合っている。
この日は、キッチンパネルの切り出し作業に密着させてもらいました。
天井高く、風通しよく。居心地のいい作業場。
杉原さんの作業場は、いかにも“職人の工房”といった雰囲気。
天井が高く風が抜け、道具が無駄なく整然と並んでいる。
窓の向こうには空と街並み。
効率と気持ちよさの両方が考えられた空間で、日々ものづくりに向き合っている。
この日は、キッチンパネルの切り出し作業に密着させてもらいました。
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木を切る。それだけのはずが、見惚れてしまう。
「切るのって難しくないですか?」と聞いてみたら、「簡単よ。まっすぐ切るだけ」と、杉原さんは笑った。
でもその“まっすぐ”が、目を見張るほど正確で、早い。
印をつけて電動ノコギリを当てる動きに一切の迷いがない。
木目や質感を読む目、無数に積み上げてきた経験。それがすべて手の動きに現れている。
「呼吸するように切る」とは、こういうことなんだと実感した。
木を切る。それだけのはずが、見惚れてしまう。
「切るのって難しくないですか?」と聞いてみたら、「簡単よ。まっすぐ切るだけ」と、杉原さんは笑った。
でもその“まっすぐ”が、目を見張るほど正確で、早い。
印をつけて電動ノコギリを当てる動きに一切の迷いがない。
木目や質感を読む目、無数に積み上げてきた経験。それがすべて手の動きに現れている。
「呼吸するように切る」とは、こういうことなんだと実感した。
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ちょっとコワモテ。でも、実はすごくやさしい人。
キャップをかぶり、目鼻立ちのはっきりした風貌。
第一印象は「ちょっと怖そう…?」かもしれない。
でも話してみると、とてもやさしい。
「話すの苦手なんよ」と笑いながら、仕事や人への思いやりがしっかり伝わってくる。
無口なようでいて、芯はあたたかい、そんなお人柄。
ちょっとコワモテ。でも、実はすごくやさしい人。
キャップをかぶり、目鼻立ちのはっきりした風貌。
第一印象は「ちょっと怖そう…?」かもしれない。
でも話してみると、とてもやさしい。
「話すの苦手なんよ」と笑いながら、仕事や人への思いやりがしっかり伝わってくる。
無口なようでいて、芯はあたたかい、そんなお人柄。
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「お客さんが喜んでくれるのが一番」
「大事にしてることって何ですか?」と聞くと、迷いなくこう返ってきた。
「お客さんに喜んでもらうこと」
杉原さんのつくる家具や建具は、ただの“モノ”ではない。暮らしの中で「ここに棚があったら便利」「この高さだと使いやすい」そんな声に応えるように、一つひとつ設計されている。
キッチンパネルの取り付け や洗面台制作なども、その空間に合うように丁寧に対応しているそう。
「お客さんが喜んでくれるのが一番」
「大事にしてることって何ですか?」と聞くと、迷いなくこう返ってきた。
「お客さんに喜んでもらうこと」
杉原さんのつくる家具や建具は、ただの“モノ”ではない。暮らしの中で「ここに棚があったら便利」「この高さだと使いやすい」そんな声に応えるように、一つひとつ設計されている。
キッチンパネルの取り付け や洗面台制作なども、その空間に合うように丁寧に対応しているそう。
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“打ち合わせ”が大事。
一番時間をかけるのは打ち合わせだという杉原さん。
「何がしたいか、どんな暮らしがしたいか。それをちゃんと聞かないと、いいものができない」と話す。
要望を丁寧に聞き取り、生活動線や雰囲気に合わせて“ぴったり”を考える。
言葉になっていない希望までくみ取るのが、杉原さん流の職人仕事。
“打ち合わせ”が大事。
一番時間をかけるのは打ち合わせだという杉原さん。
「何がしたいか、どんな暮らしがしたいか。それをちゃんと聞かないと、いいものができない」と話す。
要望を丁寧に聞き取り、生活動線や雰囲気に合わせて“ぴったり”を考える。
言葉になっていない希望までくみ取るのが、杉原さん流の職人仕事。
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職人として、自分の“120 点”をめざす。
「100 点じゃなくて、いつも120 点を出したいと思ってる」と話す杉原さん。
「もっと良くならないか?って、常に問うているよ」と、ベテランになってもなお向上心が止まらない姿は、まさに“職人”という言葉が似合う。
職人として、自分の“120 点”をめざす。
「100 点じゃなくて、いつも120 点を出したいと思ってる」と話す杉原さん。
「もっと良くならないか?って、常に問うているよ」と、ベテランになってもなお向上心が止まらない姿は、まさに“職人”という言葉が似合う。
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和室をリノベした、打ち合わせスペースの工夫。
事務所の奥には、もともと和室だった空間をリノベしたおしゃれなスペースも。
けれど実際の打ち合わせは別室で行うことが多いそう。
「ここ、ちょっと緊張するかもしれんやろ?畳の部屋のほうが落ち着くし、お子さんおっても安心だと思う」と笑う。
さらにその隣には、まるでゲストハウスのような空間が。こちらは奥様が「こういうのあったらいいな」と言ったのをきっかけに、杉原さんが形にしたもの。
現在も少しずつ手を加えて進化中とのこと。
家の中でも、思いを形にする職人の中の職人。
和室をリノベした、打ち合わせスペースの工夫。
事務所の奥には、もともと和室だった空間をリノベしたおしゃれなスペースも。
けれど実際の打ち合わせは別室で行うことが多いそう。
「ここ、ちょっと緊張するかもしれんやろ?畳の部屋のほうが落ち着くし、お子さんおっても安心だと思う」と笑う。
さらにその隣には、まるでゲストハウスのような空間が。こちらは奥様が「こういうのあったらいいな」と言ったのをきっかけに、杉原さんが形にしたもの。
現在も少しずつ手を加えて進化中とのこと。
家の中でも、思いを形にする職人の中の職人。
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道具も車も、自分仕様にカスタム!
社用車のトランクを見せてもらうと、まるで“動く作業部屋”。
どこに何があるか一目瞭然で、しかも全部自作!
引き出しもスムーズで取り出しやすい。
「あったら便利」を形にしてしまうのが杉原さん。
FROG POWERのメンバーは、杉原さん、奥様、そして10年以上一緒に仕事をしているスタッフさんの3名。それぞれの得意を活かして、現場を支えている。
ユニフォームはロゴ入りで、ピンクが差し色のデザイン。
こうした遊び心も、大切にしている。
道具も車も、自分仕様にカスタム!
社用車のトランクを見せてもらうと、まるで“動く作業部屋”。
どこに何があるか一目瞭然で、しかも全部自作!
引き出しもスムーズで取り出しやすい。
「あったら便利」を形にしてしまうのが杉原さん。
FROG POWERのメンバーは、杉原さん、奥様、そして10年以上一緒に仕事をしているスタッフさんの3名。それぞれの得意を活かして、現場を支えている。
ユニフォームはロゴ入りで、ピンクが差し色のデザイン。
こうした遊び心も、大切にしている。
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趣味はバイク。
自由で、芯があって、かっこいい。
実は杉原さん、バイクが大好き。
レース用や珍しい車種を数台所有しており、自転車も“クセ強め”なタイプが並んでいる。
「乗り物いじりが好きなんやろね」と話す杉原さん。
その“好き”は、仕事にも表れている。
車のカスタムも収納も、自分が心地よく使えるようにとことん考える。
好きなものに妥協しない。
無口だけどやさしくて、筋が通っていて、どこか楽しそう。
そんな杉原征紀さん、やっぱり“ええ職人”でした。
撮影・取材=星野尾カメラマン
趣味はバイク。
自由で、芯があって、かっこいい。
実は杉原さん、バイクが大好き。
レース用や珍しい車種を数台所有しており、自転車も“クセ強め”なタイプが並んでいる。
「乗り物いじりが好きなんやろね」と話す杉原さん。
その“好き”は、仕事にも表れている。
車のカスタムも収納も、自分が心地よく使えるようにとことん考える。
好きなものに妥協しない。
無口だけどやさしくて、筋が通っていて、どこか楽しそう。
そんな杉原征紀さん、やっぱり“ええ職人”でした。
撮影・取材=星野尾カメラマン