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クロスの張り替えは
既存の壁紙を剥がして下地処理を施し
寸法を測って新しいクロスを裁断、糊付けをして
壁に張っていき、そして最終の仕上げ…
どんな仕事にも一連の流れがあって
ともすれば単調な作業になってしまいます。
しかし、その中で
より良い仕上がりを目指す向上心と
新たな感覚を掴みたいという探求心
ただ日々の生活費を稼ぐために
仕事と割り切る職人とそうでない職人では
その後の職人人生が大きく変わって来ます。
クロスの張り替えは
既存の壁紙を剥がして下地処理を施し
寸法を測って新しいクロスを裁断、糊付けをして
壁に張っていき、そして最終の仕上げ…
どんな仕事にも一連の流れがあって
ともすれば単調な作業になってしまいます。
しかし、その中で
より良い仕上がりを目指す向上心と
新たな感覚を掴みたいという探求心
ただ日々の生活費を稼ぐために
仕事と割り切る職人とそうでない職人では
その後の職人人生が大きく変わって来ます。
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和歌山市で壁紙職人のプロとして
住宅から店舗、商業施設などなど
様々な現場で多数の施工をされてきた
クロスエスの坂口誠治さんは
キャリア20年を越えた今でも
自分はまだまだ未熟な所があって一生勉強だと
お客さんに感動を与える仕上がりを求め
日々現場で己の仕事と向き合っておられます。
これまでの職人としての歩みを
簡単に振り返っていきながら
坂口さんを掻き立てるその想いに迫ります。
和歌山市で壁紙職人のプロとして
住宅から店舗、商業施設などなど
様々な現場で多数の施工をされてきた
クロスエスの坂口誠治さんは
キャリア20年を越えた今でも
自分はまだまだ未熟な所があって一生勉強だと
お客さんに感動を与える仕上がりを求め
日々現場で己の仕事と向き合っておられます。
これまでの職人としての歩みを
簡単に振り返っていきながら
坂口さんを掻き立てるその想いに迫ります。
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和歌山県で生まれ育った坂口さんは
高校卒業後、正社員としてスーパーで勤務し
元々 話したりするのが好きだったこともあって
そこでお客さん対応の経験が培われたといいます。
その後、知り合いが内装業をやっていたことから
興味本位で二十歳の時に地元の内装会社に転職
出入りしていた職人さんの作業姿を見ていて
キレイに仕上がってお客さんに喜んでもらえる
とても良い仕事に見えた坂口さんは
職人さんの手配が中心だった内装業の仕事ではなく
現場に携わる職人になりたいと
一人親方の元へと行き、本格的にキャリアをスタート
厳しい環境の中で何度も辞めたいという感情が湧くも
そこで自分で考える力が養われ
「 一人前の壁紙職人になる! 」 という想いが
常に根底にあったからこそ続けて来れたそうです。
和歌山県で生まれ育った坂口さんは
高校卒業後、正社員としてスーパーで勤務し
元々 話したりするのが好きだったこともあって
そこでお客さん対応の経験が培われたといいます。
その後、知り合いが内装業をやっていたことから
興味本位で二十歳の時に地元の内装会社に転職
出入りしていた職人さんの作業姿を見ていて
キレイに仕上がってお客さんに喜んでもらえる
とても良い仕事に見えた坂口さんは
職人さんの手配が中心だった内装業の仕事ではなく
現場に携わる職人になりたいと
一人親方の元へと行き、本格的にキャリアをスタート
厳しい環境の中で何度も辞めたいという感情が湧くも
そこで自分で考える力が養われ
「 一人前の壁紙職人になる! 」 という想いが
常に根底にあったからこそ続けて来れたそうです。
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2006年に
「壁紙職人のお店/クロスエス」を立ち上げ独立
ハウスメーカーや工務店からの仕事
所謂 下請けの仕事を中心に
時にはいくつもの現場を抱えながら
朝から晩まで、休みなく働いていたそうです。
しかし、2020年
コロナが全世界で流行したことで仕事が激減
その確かな腕が信頼されていたこともあって
生活に困ることはないものの
周囲に及んだ影響を目の当たりにし
坂口さんの中である意識が芽生えたそうです。
それが直接受注すること…
2006年に
「壁紙職人のお店/クロスエス」を立ち上げ独立
ハウスメーカーや工務店からの仕事
所謂 下請けの仕事を中心に
時にはいくつもの現場を抱えながら
朝から晩まで、休みなく働いていたそうです。
しかし、2020年
コロナが全世界で流行したことで仕事が激減
その確かな腕が信頼されていたこともあって
生活に困ることはないものの
周囲に及んだ影響を目の当たりにし
坂口さんの中である意識が芽生えたそうです。
それが直接受注すること…
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下請けの場合だと
お客さんとのやり取りは元請け業者のスタッフがし
そこから坂口さんのような
職人さんたちに依頼が来るという流れでしたが
実際には現場経験のない
素人の営業担当が状況を把握もせず
時には雨染みができ、元を直さないと
いくらキレイなクロスに張っても意味がない所を
無理に収めるように注文してきたりと
坂口さんの中でずっと歯痒さがあったそうです。
しかし、毎朝1時間早く起きて
HP製作やSNSでの発信、補助金の申請など
直接受注するための準備を日々の仕事の合間にし
少しずつ集客していったことで
お客さんとしっかりコンタクトを取って
今まで以上に仕事に手間をかけられることが
こんなに楽しいものかと実感されたそうです。
下請けの場合だと
お客さんとのやり取りは元請け業者のスタッフがし
そこから坂口さんのような
職人さんたちに依頼が来るという流れでしたが
実際には現場経験のない
素人の営業担当が状況を把握もせず
時には雨染みができ、元を直さないと
いくらキレイなクロスに張っても意味がない所を
無理に収めるように注文してきたりと
坂口さんの中でずっと歯痒さがあったそうです。
しかし、毎朝1時間早く起きて
HP製作やSNSでの発信、補助金の申請など
直接受注するための準備を日々の仕事の合間にし
少しずつ集客していったことで
お客さんとしっかりコンタクトを取って
今まで以上に仕事に手間をかけられることが
こんなに楽しいものかと実感されたそうです。
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その意識が芽生えてからは
SNSやチャットを使って
全国の腕利きのクロス職人さんと繋がり
定期的な情報交換や
時には遠方まで講習会に足を運ぶなど
世の中にはまだまだ上には上がいて
自分は井の中の蛙だったと…
だからこそ「 経営者 」ではなく
「 生涯職人 」であることにこだわる坂口さん
今後は更なる直接受注の割合を増やし
一級壁装技能士の資格を持った
和歌山の職人さんらと会を作って
下請けに甘んじる壁紙職人さんたちが
楽しく仕事ができるような
そんな良い環境づくりをしていきたいそうです。
その意識が芽生えてからは
SNSやチャットを使って
全国の腕利きのクロス職人さんと繋がり
定期的な情報交換や
時には遠方まで講習会に足を運ぶなど
世の中にはまだまだ上には上がいて
自分は井の中の蛙だったと…
だからこそ「 経営者 」ではなく
「 生涯職人 」であることにこだわる坂口さん
今後は更なる直接受注の割合を増やし
一級壁装技能士の資格を持った
和歌山の職人さんらと会を作って
下請けに甘んじる壁紙職人さんたちが
楽しく仕事ができるような
そんな良い環境づくりをしていきたいそうです。
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今回 取材で伺った紀の川市のお宅の完成写真を
後日 坂口さんに送っていただきました。
一見すると判断しにくくても
坂口さんはまず仕上がりを良くするために
ひび割れ再発防止の処理をするなど
下地の準備を入念にし
クロスを張っても
ジョイント部分はすぐに張らず
少し置いてから仕上げるようにしているそうです。
理由として
壁紙は伸びた分だけ縮むのではなく
伸びた以上に縮むため
そこまで計算してジョイントすることが大切で
張るための糊や希釈する水も重要だといいます。
汚れた水を使えば
バクテリアが繁殖して色褪せに繋がるし
安物の糊だと耐久性が下がってしまう…
今回 取材で伺った紀の川市のお宅の完成写真を
後日 坂口さんに送っていただきました。
一見すると判断しにくくても
坂口さんはまず仕上がりを良くするために
ひび割れ再発防止の処理をするなど
下地の準備を入念にし
クロスを張っても
ジョイント部分はすぐに張らず
少し置いてから仕上げるようにしているそうです。
理由として
壁紙は伸びた分だけ縮むのではなく
伸びた以上に縮むため
そこまで計算してジョイントすることが大切で
張るための糊や希釈する水も重要だといいます。
汚れた水を使えば
バクテリアが繁殖して色褪せに繋がるし
安物の糊だと耐久性が下がってしまう…
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張ってすぐだと良し悪しが判断できず
2~3年経ってようやく明確に浮かび上がってくる…
特にハウスメーカーなどの下請け仕事で
そこまで考えてやっている職人はいないとのことで
実際、こちらのお宅の内装工事も
大手の見積もりよりも3分の1の費用で済み
お客さんにとっても職人にとっても
双方がwin-win な関係で仕事ができることが
直接 職人さんに依頼する最大のメリットだそう。
お客さんが思っている以上に
職人さんはお客さんの顔を見ていて
その見える見えないが
仕事に対する気持ちに大きく関わっていると知ったら
あなたは誰に頼みますか?
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
張ってすぐだと良し悪しが判断できず
2~3年経ってようやく明確に浮かび上がってくる…
特にハウスメーカーなどの下請け仕事で
そこまで考えてやっている職人はいないとのことで
実際、こちらのお宅の内装工事も
大手の見積もりよりも3分の1の費用で済み
お客さんにとっても職人にとっても
双方がwin-win な関係で仕事ができることが
直接 職人さんに依頼する最大のメリットだそう。
お客さんが思っている以上に
職人さんはお客さんの顔を見ていて
その見える見えないが
仕事に対する気持ちに大きく関わっていると知ったら
あなたは誰に頼みますか?
取材撮影&文 :
とくおか じゅん