大阪市西成区　　家の屋根工事（カバー工法・上張り）

大阪市西成区の
燦々と照り付ける住宅街の屋根の上では

守口市を拠点に大阪全域で精力的に活動中の
松本さん率いる大和瓦工業のみなさんが
経年劣化による
雨漏りの修理工事をされている真っ最中…

屋根屋さんは常に天候も気にしながら
工事を円滑に進めていくことが求められます。

更に明日から雨模様ということで
今日中の完成を目指し
メンバーで協力して事に当たっておられ

助け合える仲間が揃っている所が
まず大和瓦工業さんの強みの１つです。

おじいちゃんが大工さんで
職人の世界が身近にあったこともあり

将来 建築業界で
働きたいと思っていた松本さんは

学生時代から夏休みなどお手伝いをしていて
まず始めに地元の瓦屋さんに入られました。

日々 先輩からの厳しい指導の中でも
屋根仕事のやりがいを見出し
それでもこうやって続けて来られたのは

２１歳で結婚したことによる
家族の存在がとても大きかったことや

自分の携わった屋根仕事が
１０年２０年と残っていくことへの
やりがいもあったからと仰ってました。

屋根屋さんの世界では
「 雨仕舞 」という言葉があり

屋根材の形や配置の仕方を工夫することで
雨水の侵入を防ぐことを差し
職人さんによってやり方は様々あるのですが

松本さんの仕事のこだわりは
屋根材で雨仕舞するのではなく
その下に敷くルーフィングの段階で
雨仕舞するくらいの気持ちで施工しているそうで

粘着層付改質アスファルトルーフィング
「 カスタムライト 」を使用されています。

一般的なルーフィングだと
敷いた後にガンを使って留めていくのですが

カスタムライトはその名の通り
粘着テープが施されているため
張り付けることで水密性が向上する下葺き材です。

現場の状態によって
昔はコルクのような素材の屋根もあって

その場合は上に乗ることすらできないため
野地板ごと交換しないと駄目な場合もあるそうですが

今回は既存の屋根の上に
スーパーガルテクトを上張りする
カバー工法ができるということで

屋根が新しく生まれ変わりました。

カバー工法だと
葺き替えよりも工事費用を抑えることができ
ここ数年 需要が増えている工法になります。

大和瓦工業は松本さんを筆頭に右から
渡辺さん、山本さん、崎さん、前川原さんと

隠し事がなく何でも気軽に話し合える仲だからこそ
お客さんも気楽に話してきてくださいますし
これからもそんな感じで接してもらえるようにと

厳しい環境を乗り越えてきたことで
松本さんはチームの雰囲気を
何よりも大切にされているように感じました。

特に屋根仕事は高所作業の為
常に危険と隣り合わせ…

そんな状況下だからこそチーム一丸となって
雨漏りしない安心の屋根工事を遂行し

これからも大阪の町を守るため
仲間と共に縦横無尽に駆け抜けて行かれます。


取材撮影＆文 ： とくおか じゅん