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「職人」という言葉を聴くと
カッコイイ、一生の仕事、技術職、熟練の業など
クリーンなイメージを抱かれがちですが
「出会い」や「環境」によって
その後の職人人生が左右され
ハウスメーカーなど
大手が携わる現場にしか関わっていない職人と
そうではない職人では
技術や経験値以上に「気持ち」の面で
仕上がりに大きな差となって表れてきます。
塗装ペンキ職人に関して言えば
今の状態を見極め
塗料の密着性を高めるため丁寧な下地処理を施し
適切な塗膜を出した塗り方をすることで
塗料本来の効果を最大限に発揮し
少しでも長く綺麗に保つことができます。
「職人」という言葉を聴くと
カッコイイ、一生の仕事、技術職、熟練の業など
クリーンなイメージを抱かれがちですが
「出会い」や「環境」によって
その後の職人人生が左右され
ハウスメーカーなど
大手が携わる現場にしか関わっていない職人と
そうではない職人では
技術や経験値以上に「気持ち」の面で
仕上がりに大きな差となって表れてきます。
塗装ペンキ職人に関して言えば
今の状態を見極め
塗料の密着性を高めるため丁寧な下地処理を施し
適切な塗膜を出した塗り方をすることで
塗料本来の効果を最大限に発揮し
少しでも長く綺麗に保つことができます。
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「他の職人さんと比較しても(その仕上がりは)
負けないくらいの自信を持っています」と
この仕事に誇りを持ち
常に自分と向き合い続けて20年以上になるのは
高槻市を拠点に塗装ペンキ業を営む
倉橋塗装の倉橋祥文さん
「趣味のようでもある」というほど
一途にこの道を突き詰めておられ
1つ1つの言葉や動きから
何より一番強く感じたのはその雰囲気…
今回は高槻市にある飲食店の
屋根の笠木塗装ペンキ工事をされるということで
その様子を交えながら
「倉橋祥文」という一人の職人さんを紹介します。
「他の職人さんと比較しても(その仕上がりは)
負けないくらいの自信を持っています」と
この仕事に誇りを持ち
常に自分と向き合い続けて20年以上になるのは
高槻市を拠点に塗装ペンキ業を営む
倉橋塗装の倉橋祥文さん
「趣味のようでもある」というほど
一途にこの道を突き詰めておられ
1つ1つの言葉や動きから
何より一番強く感じたのはその雰囲気…
今回は高槻市にある飲食店の
屋根の笠木塗装ペンキ工事をされるということで
その様子を交えながら
「倉橋祥文」という一人の職人さんを紹介します。
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まず「笠木(かさぎ)」というと
一般の方だと馴染みがないと思いますが
要は手摺りや塀、腰壁といった仕上げ部分で
屋根で言えば丁度
四方を囲んで雨水の侵入を防ぐために取付けられた
板金部分の事を指します。
雨水は僅かな隙間を伝って屋内に侵入するため
その防水処理を怠ると
後に重大な被害が建物に及んでしまい
結果 メンテナンス費も上がってしまうため
決して疎かにはできない重要な個所です。
まず「笠木(かさぎ)」というと
一般の方だと馴染みがないと思いますが
要は手摺りや塀、腰壁といった仕上げ部分で
屋根で言えば丁度
四方を囲んで雨水の侵入を防ぐために取付けられた
板金部分の事を指します。
雨水は僅かな隙間を伝って屋内に侵入するため
その防水処理を怠ると
後に重大な被害が建物に及んでしまい
結果 メンテナンス費も上がってしまうため
決して疎かにはできない重要な個所です。
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母親の知り合いが塗装ペンキ屋だったいうことで
16歳の時にこの世界に入り
初めて勤めた所は足場も自分たちでやるという
丸太足場を現場で組み続ける毎日…
ただ、それも
塗装ペンキ工事の一環だと思っていた倉橋さんは
5分遅刻しただけで丸坊主にしろと言われたり
時には手も足も出る…
今では考えられない厳しい環境だったものの
実際にやってみた感触に「楽しさ」があった為
「職人を辞める」という選択肢は全くなく
その後 いくつかの塗装ペンキ屋を渡り歩かれます。
母親の知り合いが塗装ペンキ屋だったいうことで
16歳の時にこの世界に入り
初めて勤めた所は足場も自分たちでやるという
丸太足場を現場で組み続ける毎日…
ただ、それも
塗装ペンキ工事の一環だと思っていた倉橋さんは
5分遅刻しただけで丸坊主にしろと言われたり
時には手も足も出る…
今では考えられない厳しい環境だったものの
実際にやってみた感触に「楽しさ」があった為
「職人を辞める」という選択肢は全くなく
その後 いくつかの塗装ペンキ屋を渡り歩かれます。
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やればやるほど
この仕事にやりがいと面白味が生まれるも
当時は今のように深く考えるという事はなく
ただ仕事の1つとして捉えていた倉橋さんが
職人としての運命を左右する
ターニングポイントとなる出会いが生まれます。
様々な塗装ペンキ屋を渡り歩き
求人募集が載ってないにも関わらず
電話帳で見つけ連絡した高槻市にある塗装屋…
物珍しさと何よりそのやる気を買われ
採用されて、いざ現場に行くと…
・納得のいく仕上がりになるまで突き詰める
・安物の道具で決して施工しない
・一度使った刷毛も他の現場では使用しない
・塗料は余らさず使い切る
得手不得手がなく何をしても高水準のレベルで
お客さん対応も含め
その親方の仕事ぶりに衝撃を受けた倉橋さん
やればやるほど
この仕事にやりがいと面白味が生まれるも
当時は今のように深く考えるという事はなく
ただ仕事の1つとして捉えていた倉橋さんが
職人としての運命を左右する
ターニングポイントとなる出会いが生まれます。
様々な塗装ペンキ屋を渡り歩き
求人募集が載ってないにも関わらず
電話帳で見つけ連絡した高槻市にある塗装屋…
物珍しさと何よりそのやる気を買われ
採用されて、いざ現場に行くと…
・納得のいく仕上がりになるまで突き詰める
・安物の道具で決して施工しない
・一度使った刷毛も他の現場では使用しない
・塗料は余らさず使い切る
得手不得手がなく何をしても高水準のレベルで
お客さん対応も含め
その親方の仕事ぶりに衝撃を受けた倉橋さん
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厳しい下積み時代
周りを見返すことを第一に考えていたことが
その親方と出会ったことで
「自分もこんな職人になりたい」という想いに変わり
塗装ペンキ屋として独立した今の倉橋祥文という
一人の職人を作り上げたその影響が
とてつもなく大きかったことがお話から伺えました。
大手の下請け仕事だと塗料の使用量が決まっていて
時には1回で済ませてほしいと言われることもあって
こんな杜撰な仕事はしたくない…
例え手間をかけてでも納得できる仕事を残したい…
「だからそこはお金じゃないんです」と…
まさしくその姿・意識・感覚は本物の職人さんで
プライドではなく
自分を信じる「矜持」だと思いました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
厳しい下積み時代
周りを見返すことを第一に考えていたことが
その親方と出会ったことで
「自分もこんな職人になりたい」という想いに変わり
塗装ペンキ屋として独立した今の倉橋祥文という
一人の職人を作り上げたその影響が
とてつもなく大きかったことがお話から伺えました。
大手の下請け仕事だと塗料の使用量が決まっていて
時には1回で済ませてほしいと言われることもあって
こんな杜撰な仕事はしたくない…
例え手間をかけてでも納得できる仕事を残したい…
「だからそこはお金じゃないんです」と…
まさしくその姿・意識・感覚は本物の職人さんで
プライドではなく
自分を信じる「矜持」だと思いました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
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飲食店屋根の笠木塗装ペンキ工事
完成写真:その1
現場:大阪府高槻市
飲食店屋根の笠木塗装ペンキ工事
完成写真:その1
現場:大阪府高槻市
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飲食店屋根の笠木塗装ペンキ工事
完成写真:その2
撮影・写真提供:倉橋塗装/倉橋祥文
飲食店屋根の笠木塗装ペンキ工事
完成写真:その2
撮影・写真提供:倉橋塗装/倉橋祥文