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大阪守口市のリフォーム現場に来ています。 今回は「有光建築」有光顕法(アリミツアキノリ)代表の新会社事務所を造っている現場の取材に伺いました。
今回は築50年以上の古家を古民家リフォームでガレージ付き事務所に変身させていきます。 古民家の内装を解体して、まずは建物全体の補強から作業に入られたそうです。 築50年ですから当然、相当に傷んでおり、それの修理・補強のため、柱や梁の追加工事も行われいるとのことです。
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「有光建築」有光さんはサイディング工事のプロとして既に十数年の職人歴と、その経歴の中でリフォーム工事全般のお仕事も続けられており、サイディング工事だけに特化しないリフォーム工事も手掛けている職人さんです。 なので今回の事務所リフォームも自らが先頭に立って工事を進めています。
追加された梁や二階床下の下地などが見える貴重なショットです。
新しい水道工事やガス配管、空調設備設置などは此れまでの仕事でのつながりで、お互いが信頼するそれぞれのプロ職人さんにお願いしています。 |
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もともとは一般住宅の古家ですが、ここ数年は物置状態で朽ちていく一方だった物件。
今回の古家リノベーションでは柱と梁、屋根を残してほぼスケルトン状態から工事が行われました。一般住居からガレージ付き事務所になるので、もちろん一階土間コンクリート打ちも施工し、約12センチ厚の3.5リューベー分を使用しています。 さらに事務所床タイル張りも新たに行われています。
建物間口から手前がガレージ、奥に事務所の部屋を作る構造です。 ちなみに以前は手前から奥へ、4.5畳和室・六畳和室・六畳台所・バス・トイレの間取りだったそうです。
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この建物は三棟が連なる古民家でその真ん中にある物件が有光建築の新事務に生まれ変わります。 今回最も力を入れてるのは「両隣様への防音・防振対策」と有光代表は言われます。 「隣からの音を遮断する」のではなく「両隣様へ音が伝わり難くする」発想は、材料や工事としてやることは同じでも、その気持ちってとても大切な事だと思うのです。 有光代表の人柄が伝わる場面ですね。
二階も住居として利用するためにフルリフォームされている真っ最中です。 今回の工事に合わせて階段も新しく架け替えられました。※以前は建物の中ほどにあったそうです。 |
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ここは二階キッチンになる部屋で、すでに床下地は張り替えされています。ちなみに太い梁と柱を補強で入れてから、床下地パネル板を積層にして敷き詰めてあるそうです。
工事の途中ですが、やはりかなりの高齢住宅であるのが伺えますね。
今回の事務所リフォーム工事は防音・防振に加え地震対策もしっかり施されています。 一つの固い箱を作り、揺れが起きた時の歪みを箱で受け流すイメージだそうで、ベテラン棟梁大工さんの御経験をもとに地震対策が施されています。
サッシ寸法を計っているのが守口市を拠点に住宅リフォーム全般を手掛ける「有光建築」有光顕法さんです。 |
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続けて二階住居部分を見ていきましょう。
新しく架け替えられた階段を上がると、左右に部屋が広がっています。 右手一番奥にリビングキッチン、真ん中の部屋、そして洗面・浴室とさらに奥にも部屋が作られるようです。
現状は床下地パネル張り・間仕切り壁下地張り・天井下地張りを終えた段階で、実際の住まいとしての形が見えてくるのは、もう少し先になりそう。
完成取材にも伺えるとの事で、その日が楽しみですね。 |
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二階奥の部屋は窓を大きくとって十分に採光が期待できそうな感じす。 ※この写真は四角い部屋を複数枚撮影後に、パノラマ合成しています。実際は四角い部屋ですので、部屋の広さだけをイメージしてください。
この日は資材搬入日だったようで生憎にも施工作業はありませんでしたが、その分、有光代表や大工棟梁のお話を存分にお聞きすることができて有意義な取材となりました。 そして隣のお母さんも楽しそうに輪に加わって「次は有光さんとこにおねがいするわぁ〜」と、御自身のリフォーム失敗談を話されます。
こんな和やかな古民家リフォーム現場になるのも隣近所への配慮を怠らないリフォーム工事をする「有光建築」有光代表の人柄がなせる業なのでしょうね。 |
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古民家リフォーム・古民家リノベーションは、古い材と新しい材の相性を見ながら、建物全体の粘り強さのバランスを取ってあげるのが一番重要で、それが一番難しい工事なのだそうです。 例えば、鉄が頑丈だからといって、木材の柱に鉄の梁を繋ぐリフォームをしないのは、強度に差がありすぎる為、かえって壊れやすくなるから。 建物に影響する外力の流し方、受け止め方を想像しながら建物の骨格を作っていくリノベーション工事は、工事の難しさと面白さが同時にそこにありそうですが、経験値を重ねてきたからこそのお二人のお話しには説得力と重みが伺えました。
まもなく新事務所を開かれて益々元気になる「有光建築」有光顕法代表。 大阪守口市を拠点に今後の活躍が期待されます。
撮影取材:末光誠 |
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