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大阪府熊取町 大工さんが住む和洋折衷の家（新築注文住宅）
本田侑希の施工例
棚板一枚から注文住宅まで、些細な事にも柔軟に対応してくれる経験豊富な大工さん
昔は大工さん自身が木を選び
寸法を測って墨で線を引き
ノミやカンナ、のこぎりを使って柱や梁など
１つ１つ手作業で準備をしていました。
それが現代ではプレカットという
事前に工場で機械加工されるようになったことで
人の手によるバラツキがなくなり
安定的な供給とコストダウンすることができ
現場で働く職人さんにとっても
費用を出すお客さんにとっても
互いの負担が大きく減ることになりました。
一見、良いこと尽くめように思えても
実際にはその影響で新築工事では
ノミやカンナが使えない、そもそも持っていない
そんな墨付け刻みができない未熟な職人が
増えているという問題も浮き彫りになっています。昔は大工さん自身が木を選び
寸法を測って墨で線を引き
ノミやカンナ、のこぎりを使って柱や梁など
１つ１つ手作業で準備をしていました。
それが現代ではプレカットという
事前に工場で機械加工されるようになったことで
人の手によるバラツキがなくなり
安定的な供給とコストダウンすることができ
現場で働く職人さんにとっても
費用を出すお客さんにとっても
互いの負担が大きく減ることになりました。
一見、良いこと尽くめように思えても
実際にはその影響で新築工事では
ノミやカンナが使えない、そもそも持っていない
そんな墨付け刻みができない未熟な職人が
増えているという問題も浮き彫りになっています。
プレカット全盛の最中の２０１１年…
大工職人として歩み出した
大阪南部の町、熊取町出身の本田侑希さんは
幼少期に実家の平屋を二階建てに増築してくれた
大工である祖父の働く姿を見続けてきたことで
その憧れはいつしか本気へと変わり
大きく変わってしまった業界の将来を嘆く
祖父からの反対を押し切って
職人になるという道を歩んで来られました。
しかし、その道のりは
２～３年の半人前で独立する周囲とは違い
代々伝わる大工技術を身に付け
「ホンマもんの職人」になることが目標だった為
自分が納得できるレベルに到達するまで独立せずプレカット全盛の最中の２０１１年…
大工職人として歩み出した
大阪南部の町、熊取町出身の本田侑希さんは
幼少期に実家の平屋を二階建てに増築してくれた
大工である祖父の働く姿を見続けてきたことで
その憧れはいつしか本気へと変わり
大きく変わってしまった業界の将来を嘆く
祖父からの反対を押し切って
職人になるという道を歩んで来られました。
しかし、その道のりは
２～３年の半人前で独立する周囲とは違い
代々伝わる大工技術を身に付け
「ホンマもんの職人」になることが目標だった為
自分が納得できるレベルに到達するまで独立せず
現場での休憩中や仕事終わりに
時間を見つけては墨付け刻みの練習をしたり
時には年配大工さんにアドバイスをもらったり
施工された家やお寺を見に連れて行ってもらったりなど
何かを掴もうと愚直に取り組んできた本田さん。
しかし、そんな技術は今の時代必要ないと考える
同世代の職人たちにはその姿が滑稽に見えたのか？
時には嘲笑されることがあっても
その悔しさを結果で見返すという原動力に変え
令和３年、大侑工務店として独立
地元熊取町に作業スペースと倉庫
大切な家族と共に暮らす家を建てられました。現場での休憩中や仕事終わりに
時間を見つけては墨付け刻みの練習をしたり
時には年配大工さんにアドバイスをもらったり
施工された家やお寺を見に連れて行ってもらったりなど
何かを掴もうと愚直に取り組んできた本田さん。
しかし、そんな技術は今の時代必要ないと考える
同世代の職人たちにはその姿が滑稽に見えたのか？
時には嘲笑されることがあっても
その悔しさを結果で見返すという原動力に変え
令和３年、大侑工務店として独立
地元熊取町に作業スペースと倉庫
大切な家族と共に暮らす家を建てられました。
広さ５０坪
屋根は瓦、外壁はジョリパッドの塗り壁
和と洋を上手く融合させた家造りをテーマに
植栽スペースにもこだわって
オリーブやしだれ梅、サツキなど
日本庭園風の外構にされ
ハウスメーカーが造る
何の変哲もないありきたりな家とは違って
本田さんが１つ１つこだわりを持たれた跡が
外観を見ただけでも感じられます。広さ５０坪
屋根は瓦、外壁はジョリパッドの塗り壁
和と洋を上手く融合させた家造りをテーマに
植栽スペースにもこだわって
オリーブやしだれ梅、サツキなど
日本庭園風の外構にされ
ハウスメーカーが造る
何の変哲もないありきたりな家とは違って
本田さんが１つ１つこだわりを持たれた跡が
外観を見ただけでも感じられます。
更に聴いて驚いたのが着工から
僅か３ヶ月半後には引っ越しが完了し
新生活がスタートしていたこと
独立する一年前に当時勤めていた工務店に
新築工事を請けてもらい
親方と本田さんで墨付け刻みをしたそうですが
これだけ丁寧に造られた家のため
技術も当然のことながら
工事の進め方といった手際の良さなど
裏打ちされた入念な下準備があってこそだと
改めて思いました。更に聴いて驚いたのが着工から
僅か３ヶ月半後には引っ越しが完了し
新生活がスタートしていたこと
独立する一年前に当時勤めていた工務店に
新築工事を請けてもらい
親方と本田さんで墨付け刻みをしたそうですが
これだけ丁寧に造られた家のため
技術も当然のことながら
工事の進め方といった手際の良さなど
裏打ちされた入念な下準備があってこそだと
改めて思いました。
「 和と洋の融合 」…
そのテーマを象徴するかのように
広々とした玄関の目の前に
和室があります。「 和と洋の融合 」…
そのテーマを象徴するかのように
広々とした玄関の目の前に
和室があります。
欄間に畳、床の間、違い棚、長押、竿縁天井
一枚物の無垢の木を使ったテーブル
柱など見える箇所は全て墨付け刻みを施したという
正真正銘の和室となっていて
ハウスメーカーなどが造る家でも客間として
和室が用意されているケースもありますが
それはあくまで小部屋という印象で
生でこの雰囲気を感じると
そういったモノが霞んで見えます。
それもその筈で
本田さんは柱に使うヒノキも
年輪など意匠性も考えて見定め
どのように配置するか考えたということで
造り手の本気度が全然違います。欄間に畳、床の間、違い棚、長押、竿縁天井
一枚物の無垢の木を使ったテーブル
柱など見える箇所は全て墨付け刻みを施したという
正真正銘の和室となっていて
ハウスメーカーなどが造る家でも客間として
和室が用意されているケースもありますが
それはあくまで小部屋という印象で
生でこの雰囲気を感じると
そういったモノが霞んで見えます。
それもその筈で
本田さんは柱に使うヒノキも
年輪など意匠性も考えて見定め
どのように配置するか考えたということで
造り手の本気度が全然違います。
玄関からリビング、ダイニングと続く
ナラの木が使用されたフロアは段差がなく
しっかりとした踏み応えのある重厚感
天井には松の梁がその存在感が放っていて
ただ魅せるだけでなく動線や使い勝手など
キッチンもできるだけ広く開放的に構成され
壁に取り付けられた食器棚も
他の物と同じと思っていましたが
既存の棚に色や形を合わせて
自ら手作りされたそうです。玄関からリビング、ダイニングと続く
ナラの木が使用されたフロアは段差がなく
しっかりとした踏み応えのある重厚感
天井には松の梁がその存在感が放っていて
ただ魅せるだけでなく動線や使い勝手など
キッチンもできるだけ広く開放的に構成され
壁に取り付けられた食器棚も
他の物と同じと思っていましたが
既存の棚に色や形を合わせて
自ら手作りされたそうです。
本田さんが力作だと仰る階段も
タモの木がふんだんに使用されていて
フロア同様、しっかりとした厚みで
仕事の丁寧さが伺えます。
お話を伺いながら
実際に手掛けられた仕事を拝見して感じたことは
この１つ１つの造りを観て
過去、本田さんを馬鹿にした職人たちが
どのように感じるのか？
本当に伝統の技はもういらないと思うのか？本田さんが力作だと仰る階段も
タモの木がふんだんに使用されていて
フロア同様、しっかりとした厚みで
仕事の丁寧さが伺えます。
お話を伺いながら
実際に手掛けられた仕事を拝見して感じたことは
この１つ１つの造りを観て
過去、本田さんを馬鹿にした職人たちが
どのように感じるのか？
本当に伝統の技はもういらないと思うのか？
本田さんは言います。
ハウスメーカーが手掛ける建売住宅なら
２～３年でできるようになり
その仕事だけしかしないなら独立もできます。
でも、「 やれるのにやらない 」 のと
「 できないからやれない 」 では意味が違って
僕は８年間 技術と経験を積み重ねてきたことで
未熟な職人にはない引き出しがたくさんあって
予算が潤沢にあるお客さんの希望を形作ることも
限られた予算しかないお客さんに合わせることも
どちらにも柔軟に対応できる提案力があります…
実際、そういった職人が手掛けたことで
泣かされてきたお客さんを何人も見てきているからこそ
まずは大阪南部を中心にそういった業者を減らし
ちゃんとした職人が真面目に仕事をしてるっていうことを
全面に出していきたい…本田さんは言います。
ハウスメーカーが手掛ける建売住宅なら
２～３年でできるようになり
その仕事だけしかしないなら独立もできます。
でも、「 やれるのにやらない 」 のと
「 できないからやれない 」 では意味が違って
僕は８年間 技術と経験を積み重ねてきたことで
未熟な職人にはない引き出しがたくさんあって
予算が潤沢にあるお客さんの希望を形作ることも
限られた予算しかないお客さんに合わせることも
どちらにも柔軟に対応できる提案力があります…
実際、そういった職人が手掛けたことで
泣かされてきたお客さんを何人も見てきているからこそ
まずは大阪南部を中心にそういった業者を減らし
ちゃんとした職人が真面目に仕事をしてるっていうことを
全面に出していきたい…
こだわりはもちろんあっても
そんな職人のエゴを押し付けることはせず
まずはしっかりとお客さんと話して
どういった空間にしたいかなど
余裕があるなら無垢材を部分的に使ったり
魅せたい所があるならできる範囲で
プロとして適した提案をすることができるのも
本田さんのこれまでの経験があってこそ。
直接 職人さんに依頼することで生まれる
人に寄り添った安心感は
そうやって少しずつ育まれていくはずで
大阪南部の町にそんな熱い志を持った
職人さんと出会うことができて
また１つ、僕の引き出しも増えました。
取材撮影＆文 ： とくおか じゅんこだわりはもちろんあっても
そんな職人のエゴを押し付けることはせず
まずはしっかりとお客さんと話して
どういった空間にしたいかなど
余裕があるなら無垢材を部分的に使ったり
魅せたい所があるならできる範囲で
プロとして適した提案をすることができるのも
本田さんのこれまでの経験があってこそ。
直接 職人さんに依頼することで生まれる
人に寄り添った安心感は
そうやって少しずつ育まれていくはずで
大阪南部の町にそんな熱い志を持った
職人さんと出会うことができて
また１つ、僕の引き出しも増えました。
取材撮影＆文 ： とくおか じゅん
祖父を含め昔の大工職人は「木を大切にする」という精神の元
僕はその影響を受け、今でも変わらず心の中に抱いて日々仕事をしています。
もう昔の大工技術は今の家造りに必要ないと言う人もいますが
リフォームやリノベーションなど
家の構造を熟知していなことには対応できないケースもまだまだあり
これまで積み重ねてきたモノを現代で活かしつつ
今後はその意思に共感してくれる後世にも伝えていきたいと思っています。
大阪府熊取町を拠点に活動する大侑工務店では
そんな人に寄り添える住まい造りのスペシャリストが揃っており
代表であり職人でもある私、本田侑希が常に窓口となって棚板一枚から注文住宅まで
大阪府だけでなく、和歌山、奈良、兵庫、京都、滋賀…と
どんな工事も人任せはせず、最初から最後まで責任を持って対応させて頂きますので
安心してご相談ください。
僕はその影響を受け、今でも変わらず心の中に抱いて日々仕事をしています。
もう昔の大工技術は今の家造りに必要ないと言う人もいますが
リフォームやリノベーションなど
家の構造を熟知していなことには対応できないケースもまだまだあり
これまで積み重ねてきたモノを現代で活かしつつ
今後はその意思に共感してくれる後世にも伝えていきたいと思っています。
大阪府熊取町を拠点に活動する大侑工務店では
そんな人に寄り添える住まい造りのスペシャリストが揃っており
代表であり職人でもある私、本田侑希が常に窓口となって棚板一枚から注文住宅まで
大阪府だけでなく、和歌山、奈良、兵庫、京都、滋賀…と
どんな工事も人任せはせず、最初から最後まで責任を持って対応させて頂きますので
安心してご相談ください。
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