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父親が一代で築いた「松起タイル店」を27歳で継ぎ
職人として更なる高みを目指しながら
人として昨日の自分よりも少しでも成長するためにと
約20年経った今も変わらず
様々な現場を通して己と向き合い続けている
職人の松村和幸さん
磨き続けた業や積み重ねた経験値の高さは
年々退潮し続けているタイル業界で逸出し
人間性も含めた貴重な存在として
業界人から絶大な信頼を得てらっしゃいます。
そんな松村さんがこの度、タイル業とは別に
「町の水道屋さん」として住宅設備部門を立ち上げ
一発目として大阪市東住吉区にあるお宅の
温水洗浄便座(ウォシュレット)付きの
トイレ交換工事をされることになりました。
父親が一代で築いた「松起タイル店」を27歳で継ぎ
職人として更なる高みを目指しながら
人として昨日の自分よりも少しでも成長するためにと
約20年経った今も変わらず
様々な現場を通して己と向き合い続けている
職人の松村和幸さん
磨き続けた業や積み重ねた経験値の高さは
年々退潮し続けているタイル業界で逸出し
人間性も含めた貴重な存在として
業界人から絶大な信頼を得てらっしゃいます。
そんな松村さんがこの度、タイル業とは別に
「町の水道屋さん」として住宅設備部門を立ち上げ
一発目として大阪市東住吉区にあるお宅の
温水洗浄便座(ウォシュレット)付きの
トイレ交換工事をされることになりました。
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「松起タイル住宅設備」として
新たに水道屋を立ち上げられたキッカケは
長年、タイル工事をしていく中で
キッチンや洗面所、トイレ、お風呂場など
タイルと接点の多い水回りのことで
お客さんから相談されることが増え
事業としてやっていける可能性と
何より「お客さんの要望にはできるだけ応えたい」という
松村さんの仕事に対する情熱から生まれたことから
今後は「タイル屋」と「水道屋」と
窓口を2つに分けることで
お客さんからは水回りのことに関しても
気軽に相談できるようにとこの形にしたそうです。
「松起タイル住宅設備」として
新たに水道屋を立ち上げられたキッカケは
長年、タイル工事をしていく中で
キッチンや洗面所、トイレ、お風呂場など
タイルと接点の多い水回りのことで
お客さんから相談されることが増え
事業としてやっていける可能性と
何より「お客さんの要望にはできるだけ応えたい」という
松村さんの仕事に対する情熱から生まれたことから
今後は「タイル屋」と「水道屋」と
窓口を2つに分けることで
お客さんからは水回りのことに関しても
気軽に相談できるようにとこの形にしたそうです。
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そして もう1つ…
自分の代になっても変えることなく
活動を続けてきた「松起タイル」という屋号
父親が一代で築き命名した
この屋号だけはずっと残していきたい…
そのためには
時代と共に変わるニーズに対応できるよう
これまで築いてきた信頼や実績を汚すことなく
次の世代にもしっかり継承していくこと
一人の職人としてだけでなく
家族を持つ一人の父親として
仕事を維持、継続させていきながら
家族を支えていくことへの責任と重圧
その先にあるやりがいと喜びを感じている
今まさに自分が同じ境遇に立っているからこそ
父親に対するその想いが
親子や師弟関係の中から生まれる尊敬だけでなく
深い愛情もあるように感じました。
そして もう1つ…
自分の代になっても変えることなく
活動を続けてきた「松起タイル」という屋号
父親が一代で築き命名した
この屋号だけはずっと残していきたい…
そのためには
時代と共に変わるニーズに対応できるよう
これまで築いてきた信頼や実績を汚すことなく
次の世代にもしっかり継承していくこと
一人の職人としてだけでなく
家族を持つ一人の父親として
仕事を維持、継続させていきながら
家族を支えていくことへの責任と重圧
その先にあるやりがいと喜びを感じている
今まさに自分が同じ境遇に立っているからこそ
父親に対するその想いが
親子や師弟関係の中から生まれる尊敬だけでなく
深い愛情もあるように感じました。
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「スピード重視」ではなく
「クオリティを追求した丁寧さ」を常に意識し
東住吉区などを中心に大阪市や東大阪などで
職人としての実績を積み上げてきた松村さん
タイル屋として確立したそのスタイルは
水道設備屋としてもまったくブレることなく
とにかく「まずは丁寧に…」を何度も話されるほど
大事にされていることが分かります。
ただ、実際 水道設備屋として
いろんな現場に携わって見えてきた現状は
これまでの経験と勘だけを頼りにした
スピード重視のやり方で進めていく職人が多いこと
「スピード重視」ではなく
「クオリティを追求した丁寧さ」を常に意識し
東住吉区などを中心に大阪市や東大阪などで
職人としての実績を積み上げてきた松村さん
タイル屋として確立したそのスタイルは
水道設備屋としてもまったくブレることなく
とにかく「まずは丁寧に…」を何度も話されるほど
大事にされていることが分かります。
ただ、実際 水道設備屋として
いろんな現場に携わって見えてきた現状は
これまでの経験と勘だけを頼りにした
スピード重視のやり方で進めていく職人が多いこと
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様々な機能が搭載され
世界の最先端をゆく日本製のトイレは
そのクオリティがとても高い半面
基本的な構造は似ていても進化し続ける以上
当然、扱う人間たちは学びの姿勢が必要であり
温水洗浄便座付き(ウォシュレット)のトイレと共に
メーカーが記した取り付け方の説明書も送られてきます。
しかも、水回りのリフォームとなれば
古い家に新しい機器を取り付けることになるので
現場の状態を見極め、場合によっては
上手く合うように調整をするなどが必要となり
手間と時間がかかることもある中
そういった順序を無視して進めるやり方は
松村さんにとって当然 納得できるモノではありません。
様々な機能が搭載され
世界の最先端をゆく日本製のトイレは
そのクオリティがとても高い半面
基本的な構造は似ていても進化し続ける以上
当然、扱う人間たちは学びの姿勢が必要であり
温水洗浄便座付き(ウォシュレット)のトイレと共に
メーカーが記した取り付け方の説明書も送られてきます。
しかも、水回りのリフォームとなれば
古い家に新しい機器を取り付けることになるので
現場の状態を見極め、場合によっては
上手く合うように調整をするなどが必要となり
手間と時間がかかることもある中
そういった順序を無視して進めるやり方は
松村さんにとって当然 納得できるモノではありません。
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多くの職人たちが誘われてとか
他に仕事がなかったからという理由で
好きで始めた、続けている人が少ない中
自分は本当にこの仕事が大好きで
少しでもより良くなるようにと
四六時中、考えていて
「仕事に人生かけてますから…」
松村さんの訥々としたその話し方が
1つ1つの言葉に説得力を生んでいるようで
仕事に対して実直だからこそ
例え苦しいことや上手くいかないことがあっても
自分を見失わず、地にしっかりと足をつけて
一歩ずつ確実に歩んでいける人だと思いました。
多くの職人たちが誘われてとか
他に仕事がなかったからという理由で
好きで始めた、続けている人が少ない中
自分は本当にこの仕事が大好きで
少しでもより良くなるようにと
四六時中、考えていて
「仕事に人生かけてますから…」
松村さんの訥々としたその話し方が
1つ1つの言葉に説得力を生んでいるようで
仕事に対して実直だからこそ
例え苦しいことや上手くいかないことがあっても
自分を見失わず、地にしっかりと足をつけて
一歩ずつ確実に歩んでいける人だと思いました。
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今回の東住吉区での現場では
築40年以上ということもあって
取り外す際にねじ山が傷んでいたり
建物自体の老朽化による傾きなどを考慮し
例えお客さんが気にならないレベルであっても
1mmのズレも出さないようにと
何度も測り調整しながら
丁寧に取り付けされている姿が印象的でした。
それでも約半日で完成し
例え問題なく機能したとしても
急いで取り付けられた場合と比べて
見え方もそうですが何より安心感が違います。
温水洗浄便座付きトイレの交換を終え
壁や床のタイル張りを見て
「やっぱタイルは落ち着くし良いですね」と一言
今回の東住吉区での現場では
築40年以上ということもあって
取り外す際にねじ山が傷んでいたり
建物自体の老朽化による傾きなどを考慮し
例えお客さんが気にならないレベルであっても
1mmのズレも出さないようにと
何度も測り調整しながら
丁寧に取り付けされている姿が印象的でした。
それでも約半日で完成し
例え問題なく機能したとしても
急いで取り付けられた場合と比べて
見え方もそうですが何より安心感が違います。
温水洗浄便座付きトイレの交換を終え
壁や床のタイル張りを見て
「やっぱタイルは落ち着くし良いですね」と一言
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もちろん費用に関しても
大手水道業者に比べて余計なマージンが掛からず
適正な価格で水回りの工事をしてもらえますが
松村さんがこだわるのは値段ではなく
棚を付けたい、手摺の位置を変えたい
もう少し機能的に作り替えたい…
ちょっとしたお客さんの悩みや要望に対し
できるだけ応えられる水道屋であること
旗から見れば些細なことであっても
実際にその家で暮らしている人たちにとっては
ちょっとした変化によって
日々の生活がグッと楽に心が豊かになりますと
そうやって話す松村さんのお客さんに対する思いは
優しさや温もりで満ち溢れていました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
もちろん費用に関しても
大手水道業者に比べて余計なマージンが掛からず
適正な価格で水回りの工事をしてもらえますが
松村さんがこだわるのは値段ではなく
棚を付けたい、手摺の位置を変えたい
もう少し機能的に作り替えたい…
ちょっとしたお客さんの悩みや要望に対し
できるだけ応えられる水道屋であること
旗から見れば些細なことであっても
実際にその家で暮らしている人たちにとっては
ちょっとした変化によって
日々の生活がグッと楽に心が豊かになりますと
そうやって話す松村さんのお客さんに対する思いは
優しさや温もりで満ち溢れていました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん