京都市上京区　　ホテル客室の垂れ壁の修繕工事

京都市上京区のホテル 『 ルビノ堀川 』 の客室が本日の舞台。

待ち合わせ時間の少し前にホテル駐車場に到着すると
しばらくしてから寺倉さんも来られ
まずは一旦客室へ行って状況を確認し
それからまた駐車場に戻って道具や建材の準備。

台車に載せて運び込むと
木屑が出るためまずは部屋にブルーシートを敷くなど
段取り良くことが進んでいきます。

寺倉さんは生まれも育ちもここ上京区で
２０歳の頃からこの世界に入り
そのキャリアが１０年になる大工さんです。

はじめ施工内容だけを聴いたときは
壁を一旦解体するのかなと思ってましたが

今回は元々ある壁の上にボードを重ね張りして
そこへ塗り壁調のクロスという形になるとのことでした。

その理由として・・・

一枚の大きなフラットな壁であれば
ボードをほぼそのままの状態で張り付けることができますが

今回は床の間の壁には繋ぎ目に竹が施され
広縁の垂れ壁にはエアコンが設置されているため

それらを避けるようにカットしながら
ボードを分割して張り合わせていくという作業となりますので
仕上がりに大きく影響するからこそ丁寧さが要求されます。

キッチリ合っているのが確認出来たら
最後に専用のボンドと釘で張り付けていきます。

翌日には
クロス屋さんが塗り壁調のクロスを張って完成。

施工したような感じがしないほどの自然な仕上がり具合で
これから宿泊するお客様を迎え入れる準備も整いました。