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ええ職人.comに久しぶりに
これからの屋根板金界を引っ張っていくような
そんな若い力に満ち溢れた職人さんが登録されました。
京都市西京区を拠点に京都市をメインに
日々、家を守る屋根工事をされている
山口板金の代表であり職人の山口周馬さんです。
今日はその山口さんが瓦からガルバリウムへと
屋根のリフォームをされることから
京都市南区にありますこちらのお宅に伺いました。
ええ職人.comに久しぶりに
これからの屋根板金界を引っ張っていくような
そんな若い力に満ち溢れた職人さんが登録されました。
京都市西京区を拠点に京都市をメインに
日々、家を守る屋根工事をされている
山口板金の代表であり職人の山口周馬さんです。
今日はその山口さんが瓦からガルバリウムへと
屋根のリフォームをされることから
京都市南区にありますこちらのお宅に伺いました。
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こちらのお家は、築50年以上は経っていて
実際に雨漏りがあったため古い瓦を撤去すると
野地板が朽ちて穴が開いている状態だったそうです。
僕が約束の時間に到着した頃には
新しい野地板、ルーフィングが張り終わり
これからガルバリウムを取り付けていくということで
僕自身ガルバリウムの屋根の施工取材は初めてだったので
実際にどんな風に進んでいくのか?間近で見ていると
一枚の長い板金をスタッフの森田さんと手際よく張っていかれ
あっという間に屋根の大部分がガルバリウムで覆われていきました。
こちらのお家は、築50年以上は経っていて
実際に雨漏りがあったため古い瓦を撤去すると
野地板が朽ちて穴が開いている状態だったそうです。
僕が約束の時間に到着した頃には
新しい野地板、ルーフィングが張り終わり
これからガルバリウムを取り付けていくということで
僕自身ガルバリウムの屋根の施工取材は初めてだったので
実際にどんな風に進んでいくのか?間近で見ていると
一枚の長い板金をスタッフの森田さんと手際よく張っていかれ
あっという間に屋根の大部分がガルバリウムで覆われていきました。
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今回 使用するアルミ入りのガルバリウムの厚さは
0.35mmと一般的なサイズだそうで
その他にも0.4mm~0.6mmと厚みを出したり
ステンレスなど素材を変えたりと種類もあるため
無理のない予算で自分に合った屋根工事ができます。
昔のトタンなど金属最大のウィークポイントだった
錆に対して強くなり(※ 決して錆びないわけではありません)
板金は瓦やカラーベストよりも軽いため
家にかかる負担が軽減し耐震性が向上するとも言われていて
新築からリフォームなど、その需要が伸びている屋根材で
近年は断熱材・遮熱性フッ素入りの 『 ガルテクト 』 という
更なる進化を遂げた超高耐久ガルバもあって
山口さんもガルテクトはおススメですと仰ってました。
今回 使用するアルミ入りのガルバリウムの厚さは
0.35mmと一般的なサイズだそうで
その他にも0.4mm~0.6mmと厚みを出したり
ステンレスなど素材を変えたりと種類もあるため
無理のない予算で自分に合った屋根工事ができます。
昔のトタンなど金属最大のウィークポイントだった
錆に対して強くなり(※ 決して錆びないわけではありません)
板金は瓦やカラーベストよりも軽いため
家にかかる負担が軽減し耐震性が向上するとも言われていて
新築からリフォームなど、その需要が伸びている屋根材で
近年は断熱材・遮熱性フッ素入りの 『 ガルテクト 』 という
更なる進化を遂げた超高耐久ガルバもあって
山口さんもガルテクトはおススメですと仰ってました。
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山口さんは足場屋さんや
その他建築関係の仕事をしていく中で
19歳の時に屋根の職人としてスタートされました。
今も親交があるという
兄弟子さんの面倒見が良く、厳しい指導の下
屋根仕事とはなんぞや?という問いの答えを求めて
30歳までに独立することを目指し
日々、屋根の上で自分と向き合ってこられ
27歳のときに山口板金を立ち上げられました。
山口さんは足場屋さんや
その他建築関係の仕事をしていく中で
19歳の時に屋根の職人としてスタートされました。
今も親交があるという
兄弟子さんの面倒見が良く、厳しい指導の下
屋根仕事とはなんぞや?という問いの答えを求めて
30歳までに独立することを目指し
日々、屋根の上で自分と向き合ってこられ
27歳のときに山口板金を立ち上げられました。
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屋根の上では危険と隣り合わせの大変な作業になります。
常に自分の身の回りや足元の状態など
勾配のある屋根の上での作業が続くため
地上でする以上に足腰に相当な負担がかかります。
そんな状況の中で
道具から屋根材を運び上げなくてはならないことを考えると
一人でやるには非効率で
安全面から見ても決して良いとは言えません。
屋根の上では危険と隣り合わせの大変な作業になります。
常に自分の身の回りや足元の状態など
勾配のある屋根の上での作業が続くため
地上でする以上に足腰に相当な負担がかかります。
そんな状況の中で
道具から屋根材を運び上げなくてはならないことを考えると
一人でやるには非効率で
安全面から見ても決して良いとは言えません。
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そこで山口さんは独立に際して
現場で知り合った森田さんをスタッフとして誘われました。
森田さんは山口さんと同じく
体もよく動き、暑さ寒さにもまだまだ強い20代と(年齢は4つ下)
山口さんと共にこれらからの建築業界を担っていく
ポテンシャルを秘めた職人さんで
お話を伺う中でもそのやる気が言葉に満ちていました。
ガルバリウムの大部分が張り終わったところで
森田さんは雨樋の交換へと移り
屋根だけ新しくしても
雨樋が古くては水が上手く下に流れていかないので
並行して作業が進んでいきます。
そこで山口さんは独立に際して
現場で知り合った森田さんをスタッフとして誘われました。
森田さんは山口さんと同じく
体もよく動き、暑さ寒さにもまだまだ強い20代と(年齢は4つ下)
山口さんと共にこれらからの建築業界を担っていく
ポテンシャルを秘めた職人さんで
お話を伺う中でもそのやる気が言葉に満ちていました。
ガルバリウムの大部分が張り終わったところで
森田さんは雨樋の交換へと移り
屋根だけ新しくしても
雨樋が古くては水が上手く下に流れていかないので
並行して作業が進んでいきます。
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そして山口さんは棟部分の取り付けへ。
降った雨の水が下に上手く流れるよう縦葺きし
棟はこうやってガルバリウムの先を少し曲げて
そこに木を渡して最後に板金を被せていきます。
しかし、先を少し曲げることで隙間ができ
その隙間から雨水の侵入が起こることから
(左上画像)のようにコーキングで埋め
二重ブロックで水の侵入をシャットアウトします。
些細なことのようですが雨漏りは木を腐らせ
家の寿命を縮める原因となりますのでとても大事な所です。
そして山口さんは棟部分の取り付けへ。
降った雨の水が下に上手く流れるよう縦葺きし
棟はこうやってガルバリウムの先を少し曲げて
そこに木を渡して最後に板金を被せていきます。
しかし、先を少し曲げることで隙間ができ
その隙間から雨水の侵入が起こることから
(左上画像)のようにコーキングで埋め
二重ブロックで水の侵入をシャットアウトします。
些細なことのようですが雨漏りは木を腐らせ
家の寿命を縮める原因となりますのでとても大事な所です。
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このようなことが屋根の工事では当たり前に見えますが
悲しいことに
実際には細部にまで目が行き届かない職人さんもいて
決して安くはない施工費用が無駄になってしまうケースもあります。
山口さんは兄弟子さんに
『 自分の家のつもりで仕事をしろ 』 という教えを
今もずっと胸に刻みながら作業し
その言葉の本当の意味は
屋根の仕事にかかわった職人さんにしか分からない
とても重みのある言葉のように聴こえました。
このようなことが屋根の工事では当たり前に見えますが
悲しいことに
実際には細部にまで目が行き届かない職人さんもいて
決して安くはない施工費用が無駄になってしまうケースもあります。
山口さんは兄弟子さんに
『 自分の家のつもりで仕事をしろ 』 という教えを
今もずっと胸に刻みながら作業し
その言葉の本当の意味は
屋根の仕事にかかわった職人さんにしか分からない
とても重みのある言葉のように聴こえました。
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隣の家との接するケラバ部分は重ね張りされ
棟との接合部分にできる隙間にもこうやって養生し
キレイにコーキングをして
見た目にも美しい仕上がりになりました。
お客さんが見えにくいからといって
やらないのはプロとして失格
見えにくい部分にこそこだわるのがプロフェッショナルだと思います。
その妥協しない姿勢が
人の気持ちが分かる職人さんを生み出し
若い世代へと継承されていくことで
これからの建築業界を変えていくパワーになるはずです。
隣の家との接するケラバ部分は重ね張りされ
棟との接合部分にできる隙間にもこうやって養生し
キレイにコーキングをして
見た目にも美しい仕上がりになりました。
お客さんが見えにくいからといって
やらないのはプロとして失格
見えにくい部分にこそこだわるのがプロフェッショナルだと思います。
その妥協しない姿勢が
人の気持ちが分かる職人さんを生み出し
若い世代へと継承されていくことで
これからの建築業界を変えていくパワーになるはずです。
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お昼過ぎから始まった張り作業も数時間で終わりました。
今のガルバリウムは対候性、耐熱性、遮音性能も向上し
瓦やカラーベストよりも軽いことから
現場で働く職人さんにとっても施工がしやすく
体への負担だけでなく、工費も軽減されるようになりました。
それプラス 山口さんのような
屋根板金をよく知る職人さんが携わることによって
その効果が更に発揮され、アフターフォローも含め
家を守る屋根が少しでも長く安心した暮らしに通じるはずです。
京都の屋根板金職人
山口さんの今後の活躍は要チェックです!
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
お昼過ぎから始まった張り作業も数時間で終わりました。
今のガルバリウムは対候性、耐熱性、遮音性能も向上し
瓦やカラーベストよりも軽いことから
現場で働く職人さんにとっても施工がしやすく
体への負担だけでなく、工費も軽減されるようになりました。
それプラス 山口さんのような
屋根板金をよく知る職人さんが携わることによって
その効果が更に発揮され、アフターフォローも含め
家を守る屋根が少しでも長く安心した暮らしに通じるはずです。
京都の屋根板金職人
山口さんの今後の活躍は要チェックです!
取材撮影&文 :
とくおか じゅん