|
|
10月に入ってすぐに、京都市山科区のルーフ鎌田の鎌田さんが、京都市中京区堺町通竹屋町下ルの古民家で和屋根の葺き替えの工事を受注しました。
古民家ですが、結構大きな家屋であり、屋根の面積も結構あります。
鎌田さんは、協力してくれる屋根瓦職人さん2名と計3名にて作業にかかります。
左のグリーンのネットが掛かっており、足場が組んであるのが、その古民家であり、屋根の葺き替えを施工いたします。 |
|
|
当初の予定では、着手から、約2週間で完成する予定でしたが、秋雨前線や台風21号の影響等で大幅に完工時期が後ろにずれ込みました。
鎌田さんも天候には勝てず、少しの雨の時は、シートを張って葺き替え作業をしたと言っていました。
取材にお邪魔した時は、ほぼ九割がた出来上がっている時で、最後の追い込みにかかっていました。
鎌田さんは、右側の下屋根(げやね)の部分を施工しています。新しい瓦を取り出し、寸法をしっかり計測して、印を付けて、サンダーで、切り込みを入れて、金槌で叩いて不要な部分を割って、それから泥を下地にのせて、その瓦をしっかりはめ込んでいきます。
最後に、瓦に通してある赤い針金(銅線)を丁寧に結束して、瓦がずれないように、しっかりさせて、作業は、終わりとなります。
|
|
|
京都市中京区のこの施主様の古民家は、結構年月が経っていますが、しっかりした作りとなっており、同時に大変大きな敷地であり、瓦の数も結構な数となりました。
正面からの完成の感じは、まだ足場が外れておらず、よく判らない所がありますが、前面の屋根は、ほぼ完成しています。
写真の右端には、二階の屋根まで届く大梯子が固定されています。
瓦の上への運搬に自動で上げてくれます。また、職人さん達も自力で登り降りしています。 |
|
|
一階の通路に置いてあった、桟瓦と棟瓦をカメラに収めさせていただきました。
特選品の硬質の耐寒瓦です。赤い針金を通す、穴が瓦に、初めから開けられています。
真近で見ると、その穴が良く判ります。 |
|
|
今回の古民家の瓦葺き替え工事には、鎌田さんを含めて3人の職人さんで、動いています。
3人が夫々の持ち場で最大の効果を上げるべく、注意深く一生懸命施工に励んでいます。
鎌田さんの持ち場は、一階の右側の軒瓦の施工です。
袖瓦の寸法をしっかり計測して、サンダーにて切り目を入れて、最後に、金槌で、適当な強さで叩き、不要な部分を落とします。
その瓦を乗せるベースに泥を敷き詰め、瓦を乗せて行き、しっかり合わせます。
その繰り返しで軒瓦を仕上げていきます。
|
|
|
鎌田さんの次に二番手になっている瓦職人さんは、二階の大屋根へ上がって、棟瓦を乗せる作業のための、泥を練り込んでいます。 その下の部分にガラス瓦が敷いてあり、天窓の明かり取りに使われています。
その泥を鬼瓦から続けて棟瓦を乗せる箇所に、少し多めに泥を敷き詰めていきます。
瓦を乗せてからしっかり固定するための、赤い針金(銅線)があるのを判っていただけると思います。 |
|
|
二階の大屋根に上がっている瓦職人さんは、棟瓦の下に4枚の平瓦を積んで行き、その上に棟瓦を積み込みます。
職人さんは、その平瓦を数えて、棟瓦の下に積んでいきます。彼の足元には、天窓から採光するために、ガラス瓦が施工されています。
右側の写真は、古民家の二階の大屋根の完成を写していますが、切妻屋根の瓦が綺麗に葺き替えられています。
残っているのは、鬼瓦から始まっている一番天辺の棟瓦の施工です。
泥を平瓦の上に塗り込んで、棟瓦を乗せて、動線でしっかり固定していきます。最後の工程に入って職人さんもがんばって動きます。
|
|
|
二階の大屋根の鬼瓦から棟瓦への施工の具合を見て頂きましょう。
棟瓦の下に4段の平瓦を泥を塗り込みながら、しっかりと仕上げて乾燥させて、その上に泥を盛り込んでその上から、棟瓦を乗せていきます。
写真からこの工程の進行具合が判っていただけると思います。
今回の古民家の和瓦の葺き替え工事は、台風21号の影響などで、工期が大幅にずれ込んでしまい、施主様も鎌田さんをはじめとする職人さん達も、イライラのしどうしでした。
そんな中、シートを張ってまで施工をがんばりました。もうすぐ完成です。切妻屋根の全面葺き替えの完成が近づいています。 |
|
|
京都市の山科にあるルーフ鎌田の代表者の鎌田さんは、今回の中京区の古民家の和瓦葺き替えには、並々ならぬ期待を持って工事に取り掛かられました。
しかし台風21号などの影響で、工期が思いのほか伸びた事を大変残念がっていました。
しかしシートを引いてまで、工事をやり遂げました。
写真は、一階の右側の袖瓦の施工に一生懸命です。瓦をしっかり計測し、サンダーで切り目を入れて、金槌で適当な力で叩いて、不要な部分を落とし、泥を積み込んで、その瓦を乗せて、方向サイズを確かめて、後は、動線をしっかり止めて完了です。 |
|
|
ルーフ鎌田の鎌田代表は、台風や秋雨前線などの影響で、大変今回の工事は、苦労されました。
しかし、施主様ともよく相談して、工事を無事完了させました。
鎌田さんは、同じ瓦職人さん達からの信望も厚く、気持ち良い関係を築いておられます。
鎌田代表は、応答関係もしっかり答えておられ、お客様からの要望にも、明快に対処されておられます。
雨漏りなどの予期せぬ事が起こった時は、遠慮なく、鎌田さんに御相談下さい。丁寧に判り易く、相談に乗ってもらえると思います。
皆様のお問い合わせや、ご下命をお待ちいたします。宜しくお願い申し上げます。 |
|