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鍵・かぎ屋  川井有の施工例

施工例写真1
今回は、京都市中京区に在る一戸建て住宅で、防犯強化の為のカギの交換と新規取り付けを取材いたしました。

京都に古くからありそうな一般的な住宅ですが、こちらは築約60年程経過していると謂う事です。

そしてこの建物は錠前技師の川井さんが代表を務める「ひかりロックサービス」の事務所として改装が行なわれる予定で、今回はそれに先立っての作業になります。

そして、そのメニューは
@家屋南側の縁側窓の防犯錠の新規取付け
A引き違い式玄関戸の補助錠の新規取付け
B引き違い式玄関戸の本カギの交換
となっております。

こちらは「ひかりロックサービス」さんの事務所にもなると謂うことで、川井さんは【古民家のカギのモデルハウス】としてもアピール出来るようにしていきたいとおっしゃっていました。

コンセプトは【一戸建て(建物)の狙われやすい場所を徹底的に防犯対策強化!】です。
施工例写真2
先ずはメニュー@の施工はこんな場所。

縁側に面する窓(引き戸式アルミサッシ枠ガラス窓)なので枚数も多く、一見無防備に思われ狙われやすい箇所でもあると思います。

そこで、窓の上部/二箇所と窓の下部/一箇所に補助錠を新たに取り付ける事にしました。

素人的には過剰装備に思えるかも知れませんが「まさかココまでやってるとは!?」と不届きな侵入者に思わせる事が、防犯に繋がると御説明戴きました。

施工例写真3
@メニュー、最初の一個目は窓上部のガラス面へ防犯錠を取付けます。

コレはガラス面に直接貼り付けることで、外側から補助錠の存在が判る仕組みなっています。

その事により外部からの進入者へ「防犯対策がシッカリとしている家」で在る事をアピールし、事前の抑止的効果を狙っている補助錠です。

取付けは適当な位置(万が一侵入者が現れた時でも、この補助錠の存在が判りやすい位置)に貼り付けるだけですが、その「適当な位置」と言うのが、「カギのプロ、川井さんの長年の経験から」判断される訳です。

なるほど!
表から見るとかなり目を引く蛍光オレンジにガードマンの文字!!これはかなり抑止力ありそうです。

もちろんコレもカギとして戸締りの機能を果たすのは言うまでもありません。
施工例写真4
@メニューの続き、窓上部のアルミ枠部分に補助錠を取付けします。

これはカギ本体をガイドレール部分に差し込んで施錠するキー付きファスナーロックなので、ガイドレール部分を金属面にネジで固定する必要がある補助錠となります。

先ずは窓のアルミ枠部分にガイドレールを固定し、ネジ穴を開ける為の印を付けた後、一旦ガイドレールを外し、規定サイズの刃を装着した電動ドリルで穴を開けます。
※因みに、穴開け時のドリルの刃の先にはガラスが差し込まれていますので、慎重な作業が要求される場面です。

後はガイドレールをネジで固定して、鍵本体を差し込めば完成です。

今回はこの補助錠取付け作業を窓枠の上部/下部の二箇所に施工されました。

川井さんがこのカギをお薦めされるのは、キーロックが出来る理由からですが、それが窓上部/下部の二箇所にあるので窓部分の防犯対策が強靭になりました。

ただし一般的にはガラス面貼り付けタイプに、このキー付きファスナーロックでかなりの防犯対策になるとの事です。


施工例写真5
続いて、川井さんの施錠取付作業は玄関部分へ。

此方の玄関戸はアルミサッシ製の引違い二枚戸ですが、比較的古くからある京都の一戸建てにはこのタイプが多いそうです。

京都での防犯対策・防犯強化に長年の実績を持つ川井さんですから、それだけ引違い式戸に接する機会が多かったそうで、「引違い戸のカギ施工に自信あり」と、御本人自ら言われる理由がそこにあります。

先ずは玄関戸の補助錠を取付けを行います。
此方は新規取付けなので戸と戸枠にそれぞれ加工が必要になります。

アルミサッシ戸の場合、ガラスがはめ込まれている事が多いので、各作業に慎重さが求められます。
ここで使用する補助錠は外からもキーで施錠できるタイプですので、補助錠本体の取り付け用ネジ穴だけを開けるのではでなく、キーの差込口が戸の表に出るように大きな穴も開けなければ行けません。

この作業は言葉にすれば簡単ですが、電動ドリルを穴開けする金属面に平行に構えて、その状態を保ちつつ穴開け加工をしなくては行けないので精密な作業が要求されます。

川井さんは慣れた手つきで採寸・ケガキ・アタリ付け・穴開けの作業を進めてられました。
施工例写真6
川井さんにお願いして、左手に玄関扉外側のフレーム部分、右手には補助錠本体を持って戴きました。

写真上左側のアルミサッシ戸には、既に補助錠固定用のネジ穴とキーシリンダーが通る穴が開けられています。

補助錠の取り付け前に玄関扉とカギの関係性を伝える為に、作業を止めてポーズして戴きました。

パーツ構成と穴開け加工作業の完成型が伝わると良いのですが!

写真下は補助錠取付け完成の写真です。
見るからに剛性の高そうなカギ本体とステンレススチール製の受け側がシッカリと取付けられました。

施工例写真7
さて、いよいよ玄関扉のメインキーの交換に入ります。
新たに交換される取り付ける施錠と、それまで取付けられていた施錠(白っぽい小さな物)を見比べてください。

新しく取り付けるカギ(写真内左側)はケースの厚み等、見た目にガッシリしてカギの存在感がありますが、アルミサッシとの色の相性も良いので取り付けた時の扉との自然な一体感が期待できます。

こちらは引き違い二枚戸の構造上、アルミサッシ自体を取り外して作業を行います。
施工例写真8
川井さんは先ず、取り外した玄関扉の戸車の調整を行いました。
引き違い式戸は戸枠レールに戸が据えられる事から、この戸車がちゃんと機能している事も重要だとの事です。

この時は本来の機能を取り戻すため、取付けネジの緩みを直し位置調整した後、戸車部分に注油を行なってからカギ交換作業に移られました。(川井さんはカギだけでなく、カギが備え付けられる扉・窓自体を総合的に気配りをされているのが伺える場面だと思います。)

メインのカギは予め備え付けしてあるカギ穴に合わせた、カギの交換作業ですので新たな穴開け等、手間の掛かる作業は殆どありませんでしたが、それでも素人の僕等は適合するカギを選ぶ事すらできません。

それは、きっと皆さんも同じはずです。

カギの故障や交換等でお困りの方は、実績と信頼の「ひかりロックサービス」の川井さんに、是非とも御相談される事を御薦めさせて戴きます。
ひとこと
職人写真 ひかりロックサービス・川井有さんは経験豊富なカギ職人(錠前技師)さんです。

京都市中京区はもとより、京都府全域に出動!

一戸建て住宅・古民家の防犯対策強化、錠前・補助錠の新規取り付けなど、カギのことなら直接職人さんにご相談ください。

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