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三重県名張市を中心に塗装ペンキ職人をされている『響彩建装』の
杼森 響(とちもり・きょう)さんのお仕事を紹介いたします。
杼森さんはお母さまがピアノの先生をされていることもあって、幼いころから音楽の旋律と響きを身近に感じながら育ってこられた、
これまでの取材ではいなかったアーティスティックな魅力を持つ塗装屋さんです!
そんな『響彩建装』の杼森 響さんの塗装のお仕事に、今回はスポットを当ててご紹介いたします。
三重県名張市を中心に塗装ペンキ職人をされている『響彩建装』の
杼森 響(とちもり・きょう)さんのお仕事を紹介いたします。
杼森さんはお母さまがピアノの先生をされていることもあって、幼いころから音楽の旋律と響きを身近に感じながら育ってこられた、
これまでの取材ではいなかったアーティスティックな魅力を持つ塗装屋さんです!
そんな『響彩建装』の杼森 響さんの塗装のお仕事に、今回はスポットを当ててご紹介いたします。
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今回、わたくしは『響彩建装』さんがある名張市のお隣、
三重県伊賀市佐那具町に取材に来ています。
伺った現場は、のどかで緑豊かな田園風景が広がる三重県伊賀市のご住宅。
施主様は、隣家も購入したのを機に、かねてよりお知り合いだったペンキ屋さんの杼森さんに
屋根と外壁塗装工事のご依頼をされたそうです。
築30年のご住宅は、壁が105㎡、屋根は110㎡。
塗装の工期は雨なども想定し、余裕を見て3週間ほど取っているとのことです。
その塗装ペンキ工事は、今回の取材時には6割くらいまで進み、
完成までもう少しといったところでした。
今回、わたくしは『響彩建装』さんがある名張市のお隣、
三重県伊賀市佐那具町に取材に来ています。
伺った現場は、のどかで緑豊かな田園風景が広がる三重県伊賀市のご住宅。
施主様は、隣家も購入したのを機に、かねてよりお知り合いだったペンキ屋さんの杼森さんに
屋根と外壁塗装工事のご依頼をされたそうです。
築30年のご住宅は、壁が105㎡、屋根は110㎡。
塗装の工期は雨なども想定し、余裕を見て3週間ほど取っているとのことです。
その塗装ペンキ工事は、今回の取材時には6割くらいまで進み、
完成までもう少しといったところでした。
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独立に際し、僅か1分で思い浮かんだという
杼森さんの「 響彩建装 」という屋号名……ご本人のバックグランドとも相まって、とても素敵ですよね。
奏でる音で人を癒すように──。
手にしていた楽譜とピアノを、今はペンキと塗装ローラーに替えたペンキ屋さん杼森さん。
「塗装でお客さまの家を生まれ変わらせる」
そんな想いもこもっているように感じました。
これまでの半生を尋ねると「通信制の高校に通いながら、17歳の時に塗装会社に勤め出したんです。」
とお話ししてくださいました。
現場で親方や先輩の仕事を見て、自らの力で塗装のイロハを覚えていったんだそう。
今現在は
地元 名張市の一つ上の先輩でもある寺岡さんといっしょに施工することが多く
(左・杼森さん 右・寺岡さん)
今後は別で独立されている、足場屋の弟さんらと協力して
「塗装業を軸にお客さんからの様々なニーズに応えられるように、日々成長していきたい」と話されてました。
独立に際し、僅か1分で思い浮かんだという
杼森さんの「 響彩建装 」という屋号名……ご本人のバックグランドとも相まって、とても素敵ですよね。
奏でる音で人を癒すように──。
手にしていた楽譜とピアノを、今はペンキと塗装ローラーに替えたペンキ屋さん杼森さん。
「塗装でお客さまの家を生まれ変わらせる」
そんな想いもこもっているように感じました。
これまでの半生を尋ねると「通信制の高校に通いながら、17歳の時に塗装会社に勤め出したんです。」
とお話ししてくださいました。
現場で親方や先輩の仕事を見て、自らの力で塗装のイロハを覚えていったんだそう。
今現在は
地元 名張市の一つ上の先輩でもある寺岡さんといっしょに施工することが多く
(左・杼森さん 右・寺岡さん)
今後は別で独立されている、足場屋の弟さんらと協力して
「塗装業を軸にお客さんからの様々なニーズに応えられるように、日々成長していきたい」と話されてました。
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そして17歳の時から一つの会社で職人として修業する中、
どんどん同世代の職人たちも一人親方として塗装ペンキ会社を名張市で立ち上げ、独立していったことで
「僕の中にも『いつか自分も独立したい』
…その想いが芽生えたんです。」と、おっしゃいます。
ただ、杼森さんが元々持つ完璧主義の性格から
「自分が納得できるレベルに到達するまでは独立しない。まだ塗装職人として修行するんだ」と、しばらくはまだまだ研鑽に励まれていたんだとか。
そして17歳の時から一つの会社で職人として修業する中、
どんどん同世代の職人たちも一人親方として塗装ペンキ会社を名張市で立ち上げ、独立していったことで
「僕の中にも『いつか自分も独立したい』
…その想いが芽生えたんです。」と、おっしゃいます。
ただ、杼森さんが元々持つ完璧主義の性格から
「自分が納得できるレベルに到達するまでは独立しない。まだ塗装職人として修行するんだ」と、しばらくはまだまだ研鑽に励まれていたんだとか。
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そして 2019年…。
塗装の仕事にもある程度の自信がつき、
これからの可能性を広げるために、
その秘めた思いをついに打ち明けるときが来たんだそうです。
しかし、ようやくその決心がついたものの
お世話になった塗装屋の親方さんに相談するのは、初めはやっぱり躊躇したんだとか……。
しかし、親方さんはすぐに「塗装職人として、一人前になった頃だと思っていた。」
と太鼓判を押してくださったんですって。
杼森さんは「師匠のお墨付きももらって、背中を押してもらったことで
こうして夢が叶ったんです」とおっしゃいます。
親方さんとは、今も良い関係で仕事付き合いをされているということです。
現在杼森さんは23歳。
これまで僕が取材してきた職人さんの中でも若い部類に入るペンキ職人さんです。
しかし、話し方からも実直で考え方もお若いながらしっかりしていて。人に対する恩も大切にする誠実な方だと思いました。
そして 2019年…。
塗装の仕事にもある程度の自信がつき、
これからの可能性を広げるために、
その秘めた思いをついに打ち明けるときが来たんだそうです。
しかし、ようやくその決心がついたものの
お世話になった塗装屋の親方さんに相談するのは、初めはやっぱり躊躇したんだとか……。
しかし、親方さんはすぐに「塗装職人として、一人前になった頃だと思っていた。」
と太鼓判を押してくださったんですって。
杼森さんは「師匠のお墨付きももらって、背中を押してもらったことで
こうして夢が叶ったんです」とおっしゃいます。
親方さんとは、今も良い関係で仕事付き合いをされているということです。
現在杼森さんは23歳。
これまで僕が取材してきた職人さんの中でも若い部類に入るペンキ職人さんです。
しかし、話し方からも実直で考え方もお若いながらしっかりしていて。人に対する恩も大切にする誠実な方だと思いました。
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そのこだわりは本物です。
外壁塗装された個所を例に、そのお仕事ぶりを説明させて頂きます。
こちらの家は塗り壁でもサイディングでもない
昔ながらのハウスメーカーの外壁で、独特の粒のような凹凸があります。
塗料がまだのりきってないため、僅かに斑点状に残っていたのでもう一度仕上げ塗りを再度するそうです。
私は杼森さんに説明され、よくよく間近で見ないと分からない状態でしたが、
そこまでしっかり見て施工をされているのだと実感できました。
お金をかければ良い材料を使って施工ができるのは当然ですが、
お客さんそれぞれの事情もあり
時には塗料のランクを下げなくてはいけないこともあるのが塗装屋さんの現場には付き物です。
そのこだわりは本物です。
外壁塗装された個所を例に、そのお仕事ぶりを説明させて頂きます。
こちらの家は塗り壁でもサイディングでもない
昔ながらのハウスメーカーの外壁で、独特の粒のような凹凸があります。
塗料がまだのりきってないため、僅かに斑点状に残っていたのでもう一度仕上げ塗りを再度するそうです。
私は杼森さんに説明され、よくよく間近で見ないと分からない状態でしたが、
そこまでしっかり見て施工をされているのだと実感できました。
お金をかければ良い材料を使って施工ができるのは当然ですが、
お客さんそれぞれの事情もあり
時には塗料のランクを下げなくてはいけないこともあるのが塗装屋さんの現場には付き物です。
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それでも杼森さんはこれまで経験から、
どのような状況・条件であっても
「 最高の仕上がり 」を目指しているんだそうです。
塗料が上手く乗るように、建物の屋根や外壁の下地処理にも時間をかけ、
養生にも人一倍気を使い、コードの裏まで徹底的に塗装をする。
下塗り→中塗り→上塗りと、基本の塗装工程はもちろん踏まえたうえで、
建物や対象物それぞれに合う塗料を探し、時には今回のように塗装回数を増やして塗ることで、「できるだけ長くキレイに保てるようにしたいですから!」と。
そんなこだわりを持ち続けて日々仕事に臨まれています。
それでも杼森さんはこれまで経験から、
どのような状況・条件であっても
「 最高の仕上がり 」を目指しているんだそうです。
塗料が上手く乗るように、建物の屋根や外壁の下地処理にも時間をかけ、
養生にも人一倍気を使い、コードの裏まで徹底的に塗装をする。
下塗り→中塗り→上塗りと、基本の塗装工程はもちろん踏まえたうえで、
建物や対象物それぞれに合う塗料を探し、時には今回のように塗装回数を増やして塗ることで、「できるだけ長くキレイに保てるようにしたいですから!」と。
そんなこだわりを持ち続けて日々仕事に臨まれています。
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どの業界でもキャリアの長さだけで仕事のレベルを判断する人がいますが…。
毎回 似たような現場で何も考えず
惰性的に30年やり続けている、もはや職人とは言えないレベルの人と、
僅か数年でも向上心を持って様々な現場で試行錯誤している職人さんだと歴然の差になってきます。
建築職人さんの世界は、経験年数だけでは計り知れないモノがあり、
『若いから未熟で長くやってるから熟練』ということはないのです。
どのように歩んできたか?どのような人となりかは?
ということも塗装職人さんを選ぶ判断基準としてとても重要なポイントだと思います。
どの業界でもキャリアの長さだけで仕事のレベルを判断する人がいますが…。
毎回 似たような現場で何も考えず
惰性的に30年やり続けている、もはや職人とは言えないレベルの人と、
僅か数年でも向上心を持って様々な現場で試行錯誤している職人さんだと歴然の差になってきます。
建築職人さんの世界は、経験年数だけでは計り知れないモノがあり、
『若いから未熟で長くやってるから熟練』ということはないのです。
どのように歩んできたか?どのような人となりかは?
ということも塗装職人さんを選ぶ判断基準としてとても重要なポイントだと思います。
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ペンキ屋さんを生業としてやってく以上、技術や経験、知識はもちろん必要ですが己とどれだけ向き合い信じたことを追求し続けられるか?という
強い心の部分の方も重要なファクター大でしょう。
それは職人としてある種の「 覚悟 」が問われていてると私は思います。
杼森さんがこれから30代、40代になれた時にはその答えが更に明確となって表れているはずで、
塗装職人さんとしての今後に期待しかありません。
僅かな時間の三重県伊賀市での取材でしたが
『響彩建装』、杼森 響さんの今後の活躍とその可能性に大注目です!
ペンキ屋さんを生業としてやってく以上、技術や経験、知識はもちろん必要ですが己とどれだけ向き合い信じたことを追求し続けられるか?という
強い心の部分の方も重要なファクター大でしょう。
それは職人としてある種の「 覚悟 」が問われていてると私は思います。
杼森さんがこれから30代、40代になれた時にはその答えが更に明確となって表れているはずで、
塗装職人さんとしての今後に期待しかありません。
僅かな時間の三重県伊賀市での取材でしたが
『響彩建装』、杼森 響さんの今後の活躍とその可能性に大注目です!