愛知県西尾市　　家の木部塗装ペンキ工事

外壁塗装の場合、施工前には必ず
塵や埃といった汚れを飛ばすために高圧洗浄をしたり
鉄部であれば錆や下地の凹凸を無くすために
ヤスリで擦って塗料の密着性を高めるのが定石ですが

「木部のペンキ塗装」では下地処理を施したあと
木の内部に浸透した汚れを取り除く作業が行われます。

外壁であれば１０年が
メンテナンスの１つの目安と言われていますが
家の外に使用されている木材の場合３～５年と

天然の木が家にあることで
温かで柔らかな雰囲気を作り出せる反面
金属や窯業系など人工的に造られた建材と比べ
雨風や紫外線の影響を受けやすい箇所でもあります。

とはいえ、お客さんの立場からすると
ここまで丁寧にやってくれるのは嬉しくとも
掛かった手間の分だけ上がってしまうのでは？という
費用に対する懸念が生まれることですが

下処理を行った回数で請求するのは現実的ではないと
高須塗装さんでは事前に見積もりを提示し
その範囲内で施工するという形を取られているため

悪徳業者のように追加費用を取られる心配がなく
安心して相談・依頼ができます。

更にその内訳も大手塗装ペンキ会社と比べ
１つ１つの項目を分かり易く記載するだけでなく

いかに他の業者が宣伝費用やマージンなど
直接工事に関係のない費用を過剰に計上しているのか
相見積もりをすることで高須塗装が適正であることが
明確に分かってもらえますとも仰っていましたので

今は情報化社会ですから、まず費用を比べること
そして、その違いをちゃんと答えられる
信頼できる業者・職人さんを見つけることが大切です。

そうやってお客さんに理解してもらうため
信頼関係を築くことを第一に考える高須さんは

父親が経営する会社の手伝いや工場での仕事を経て
周りの友人たちに職人さんが多かったことから
十代の頃に塗装ペンキ会社に就職

はじめはただ好きな作業服を着ていろんな現場に行き
会社のように時間に縛られないという自由さ
その憧れからこの世界に足を踏み入れ

１８歳になった頃には
社長（親方）になれるという周りの甘い言葉から
僅か１年半ほどの経験にも関わらず

若さという勢いで西尾市で独立するも
現実は自分の未熟さを強烈に痛感する日々…

そんなお話を伺う中で
様々な苦境を乗り越えられた要因の１つが
小学生の頃からはじめたという剣道

県大会で上位を独占し全国大会に出場したことで
６年生の時には愛・地球博の演武に招待されるほどの
西尾市で有名な強豪校で日々厳しい指導や練習を通して
精神力が鍛えられたことが大きかったそうです。

そして塗装ペンキ職人を生業とする今
これからは高須塗装を西尾市を中心に
発展させていくことはもちろん

これまで当たり前とされた業界の常識を変えるという
現場で働く職人さんたちが
ちゃんと利益の出る真面目な仕事をしていきたいと
一人の人間としての意気込みが感じられました。


取材撮影＆文 ： とくおか じゅん