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例えどんな仕事あっても追求すればするほど
基本的には同じことの繰り返しの中で
どれだけ自分と向き合って継続できるか?
その中でもいつも楽しみを見つけ
自分にしかできないモノを模索し続けている…
フツーの左官屋さんのように見えて
実はユーモアとその裏には強い信念を持った職人さん
愛知県一宮市を拠点に左官工事をされている
「土壁漆喰屋おおた」のみなさんの一日は
まず朝8時頃 現場に到着して準備がスタート
使用する材料は
高千穂シラスのスーパー白洲そとん壁
マグマが岩石になる前に粉末となった
100%自然素材の土になります。
例えどんな仕事あっても追求すればするほど
基本的には同じことの繰り返しの中で
どれだけ自分と向き合って継続できるか?
その中でもいつも楽しみを見つけ
自分にしかできないモノを模索し続けている…
フツーの左官屋さんのように見えて
実はユーモアとその裏には強い信念を持った職人さん
愛知県一宮市を拠点に左官工事をされている
「土壁漆喰屋おおた」のみなさんの一日は
まず朝8時頃 現場に到着して準備がスタート
使用する材料は
高千穂シラスのスーパー白洲そとん壁
マグマが岩石になる前に粉末となった
100%自然素材の土になります。
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取材撮影でお邪魔したのは
岐阜県土岐市にある新築現場の外壁左官工事
平屋住宅の外壁4面の内の3面が終了し
この日が丁度、家の正面にあたる
最後に面にそとん壁を塗っていくタイミングでした。
取材撮影でお邪魔したのは
岐阜県土岐市にある新築現場の外壁左官工事
平屋住宅の外壁4面の内の3面が終了し
この日が丁度、家の正面にあたる
最後に面にそとん壁を塗っていくタイミングでした。
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「土壁漆喰屋おおた」のスタッフは今現在4人
代表兼職人である太田さんをはじめ
キャリア10年になる吉田さんは
高山の左官職人、挾土秀平さんに憧れ始めたそうで
太田さんも「ウチのエースです」と信頼も厚く
2022年の春に高校を卒業したばかりという
吉安さんと鬼藤さんのちょっとクールな
将来有望な若手コンビの女性職人さんは
太田さんと親交のある大学の先生からのお願いで
年に数回、女子大や工業高校へ講習会をしている内に
職業説明会をしてほしいとそこで知り合い
「やってみる?」という感じで誘ったことで
スタッフの一員として働くことになったそうです。
「土壁漆喰屋おおた」のスタッフは今現在4人
代表兼職人である太田さんをはじめ
キャリア10年になる吉田さんは
高山の左官職人、挾土秀平さんに憧れ始めたそうで
太田さんも「ウチのエースです」と信頼も厚く
2022年の春に高校を卒業したばかりという
吉安さんと鬼藤さんのちょっとクールな
将来有望な若手コンビの女性職人さんは
太田さんと親交のある大学の先生からのお願いで
年に数回、女子大や工業高校へ講習会をしている内に
職業説明会をしてほしいとそこで知り合い
「やってみる?」という感じで誘ったことで
スタッフの一員として働くことになったそうです。
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今や性別ではなく能力とやる気次第で
女性もどんどんいろんな世界で活躍する時代ですが
職人は足場に上ったり
重たい荷物を運んだりすることもあって
まだまだ男性主動の世界…
しかし太田さん曰く、暑い夏を乗り越え
左官職人として着実に成長していく姿が
丁度 太田さんの実娘さんと歳がほぼ同じとあって
「将来が楽しみ」という言葉には
師弟関係だけではない感情があるのかもしれません。
そして太田さんはこれからの目標として
高齢化する左官業界とは対照的に
女子大や工業高校とも繋がりがあるその人脈を活かし
もっと若い人にまず土に興味を持ってもらって
左官という仕事を知ってもらい
志のある職人を育てていきたいと仰っていました。
今や性別ではなく能力とやる気次第で
女性もどんどんいろんな世界で活躍する時代ですが
職人は足場に上ったり
重たい荷物を運んだりすることもあって
まだまだ男性主動の世界…
しかし太田さん曰く、暑い夏を乗り越え
左官職人として着実に成長していく姿が
丁度 太田さんの実娘さんと歳がほぼ同じとあって
「将来が楽しみ」という言葉には
師弟関係だけではない感情があるのかもしれません。
そして太田さんはこれからの目標として
高齢化する左官業界とは対照的に
女子大や工業高校とも繋がりがあるその人脈を活かし
もっと若い人にまず土に興味を持ってもらって
左官という仕事を知ってもらい
志のある職人を育てていきたいと仰っていました。
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そんな太田さんは
父親が丁場専門の左官業をしていたことで
この世界に入ってきたと言います。
ただ、はじめはそれほどやる気に満ちていう訳ではなく
3年ほどただ仕事をこなすという感じだったそうですが
岐阜県高山市にある左官の職人集団「挾土組」と
父親が知り合いだったこともあって
当時、二代目として働く挾土秀平さんを兄弟子に
太田さんはそこで4年間本格的な修業をしたそうです。
しかしその後、病で体調を悪くしてしまい
一時は左官の世界から完全に離れたことで
太田さんの中で今まで感じたことのないほど
左官への情熱が芽生える人生の転機になったそうで
無事に回復してからは
これまでメインだったセメント仕事だけではなく
もっと左官業の本質を学ぼうと心機一転で始動
そんな太田さんは
父親が丁場専門の左官業をしていたことで
この世界に入ってきたと言います。
ただ、はじめはそれほどやる気に満ちていう訳ではなく
3年ほどただ仕事をこなすという感じだったそうですが
岐阜県高山市にある左官の職人集団「挾土組」と
父親が知り合いだったこともあって
当時、二代目として働く挾土秀平さんを兄弟子に
太田さんはそこで4年間本格的な修業をしたそうです。
しかしその後、病で体調を悪くしてしまい
一時は左官の世界から完全に離れたことで
太田さんの中で今まで感じたことのないほど
左官への情熱が芽生える人生の転機になったそうで
無事に回復してからは
これまでメインだったセメント仕事だけではなく
もっと左官業の本質を学ぼうと心機一転で始動
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淡路のカリスマ左官職人と言われている
久住章さん主催の土壁講習会へ参加するも
あまりに自分の知識や技術のなさに愕然…
しかし、久住さんに姿勢を気に入ってもらえたことで
泊りで個別指導を受けることができるなど
左官職人として更に一段階アップされ
これまで親の会社にも籍を置きながら活動しつつも
2017年には「土壁漆喰屋おおた」として独立
以来、オーダーメイドのこだわった壁はもちろん
一般住宅の新築・リフォームの外壁・内装の壁まで
幅広く柔軟に対応しているそうで
太田さんの中では
あくまで自分はアーティストではなく職人であって
決してこだわりを押し付けない
「お客さんに喜んでもらえる左官工事をする」ことを
いつも大事に心掛けているそうです。
淡路のカリスマ左官職人と言われている
久住章さん主催の土壁講習会へ参加するも
あまりに自分の知識や技術のなさに愕然…
しかし、久住さんに姿勢を気に入ってもらえたことで
泊りで個別指導を受けることができるなど
左官職人として更に一段階アップされ
これまで親の会社にも籍を置きながら活動しつつも
2017年には「土壁漆喰屋おおた」として独立
以来、オーダーメイドのこだわった壁はもちろん
一般住宅の新築・リフォームの外壁・内装の壁まで
幅広く柔軟に対応しているそうで
太田さんの中では
あくまで自分はアーティストではなく職人であって
決してこだわりを押し付けない
「お客さんに喜んでもらえる左官工事をする」ことを
いつも大事に心掛けているそうです。
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今回の新築外壁左官工事では
スチロゴテ仕上げといって
そとん壁を塗ってしばらく置いた後
発泡スチロール系のコテを使って
壁に独特の模様を出すといったモノになります。
イメージとしては
円を描くようにスチロゴテを動かし
ガリガリと壁を削って模様を出していく感じ…
そのため、やり方次第で
様々な模様を浮かび上がらせることができます。
今回の新築外壁左官工事では
スチロゴテ仕上げといって
そとん壁を塗ってしばらく置いた後
発泡スチロール系のコテを使って
壁に独特の模様を出すといったモノになります。
イメージとしては
円を描くようにスチロゴテを動かし
ガリガリと壁を削って模様を出していく感じ…
そのため、やり方次第で
様々な模様を浮かび上がらせることができます。
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更に塗り壁の良さは
やはりなんといっても手作業ならではの
独特の温かみのある雰囲気が出ることで
今やサイディングが使った家をよく見かけますが
安心・安全など健康志向が高まってきたことで
自然素材の塗り壁にも興味・関心を持つ方も増え
スーパー白洲そとん壁であれば
一般的なモルタル壁よりも
防水効果が高く、湿気もうまく排出するため
結露やカビなどから建物を守ってくれます。
良い材料選びも重要ですが
何より大事なのは職人さん選び…
決して驕らない親しみやすい雰囲気で
仕事に誇りと愛着を持っている太田さんであれば
親身なってより良い壁を作ってくれるはずです。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
更に塗り壁の良さは
やはりなんといっても手作業ならではの
独特の温かみのある雰囲気が出ることで
今やサイディングが使った家をよく見かけますが
安心・安全など健康志向が高まってきたことで
自然素材の塗り壁にも興味・関心を持つ方も増え
スーパー白洲そとん壁であれば
一般的なモルタル壁よりも
防水効果が高く、湿気もうまく排出するため
結露やカビなどから建物を守ってくれます。
良い材料選びも重要ですが
何より大事なのは職人さん選び…
決して驕らない親しみやすい雰囲気で
仕事に誇りと愛着を持っている太田さんであれば
親身なってより良い壁を作ってくれるはずです。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん