-
空間の仕上がりを左右する「クロス職人」という仕事
——見えない下地から、美しい空間をつくる——
部屋に入った瞬間、人は無意識のうちに空間の印象を受け取っている。
壁の色、質感、光の見え方。
その印象を大きく左右しているのが、クロス職人の仕事だ。
今回取材させていただいたのは、愛知県で活躍される内装屋さん、永田内装の永田稜弥(ながたりょうや)さん。
27歳という若さながら独立して4年目を迎え、住宅から大型施設まで幅広い施工を手がけている。
完成後には当たり前のように存在する壁。
しかし、その仕上がりの裏側には、細かな調整と積み重ねられた技術がある。
空間の仕上がりを左右する「クロス職人」という仕事
——見えない下地から、美しい空間をつくる——
部屋に入った瞬間、人は無意識のうちに空間の印象を受け取っている。
壁の色、質感、光の見え方。
その印象を大きく左右しているのが、クロス職人の仕事だ。
今回取材させていただいたのは、愛知県で活躍される内装屋さん、永田内装の永田稜弥(ながたりょうや)さん。
27歳という若さながら独立して4年目を迎え、住宅から大型施設まで幅広い施工を手がけている。
完成後には当たり前のように存在する壁。
しかし、その仕上がりの裏側には、細かな調整と積み重ねられた技術がある。
-
この仕事を始めたきっかけ
永田さんが職人の世界に入った最初の仕事は、クロスではなかった。
高校卒業後、足場職人として約1年間働いていたという。
そんなある日、現場で建物の外から作業をしている時に、室内で仕事をするクロス職人の姿を目にした。
「なんか楽しそうだなって思ったんです」
その感覚が忘れられず、自分で調べて当時の親方の会社を探し、入社を決意した。
19歳から約5年間修行を積み、その後独立。
現在は独立4年目となる。
興味を持ったことに自分から飛び込み、経験を積み重ねて今の仕事につながっている。
この仕事を始めたきっかけ
永田さんが職人の世界に入った最初の仕事は、クロスではなかった。
高校卒業後、足場職人として約1年間働いていたという。
そんなある日、現場で建物の外から作業をしている時に、室内で仕事をするクロス職人の姿を目にした。
「なんか楽しそうだなって思ったんです」
その感覚が忘れられず、自分で調べて当時の親方の会社を探し、入社を決意した。
19歳から約5年間修行を積み、その後独立。
現在は独立4年目となる。
興味を持ったことに自分から飛び込み、経験を積み重ねて今の仕事につながっている。
-
仕事で苦労したこと
足場職人を経験していたこともあり、当初はクロス職人の仕事は体力的に楽なイメージを持っていたという。
しかし実際には、資材の運搬や細かな作業の積み重ねが多く、想像とは違う部分もあった。
一方で、黙々と作業を進めるスタイルは自分の性格に合っていた。
そんな中で、今最も難しさを感じるのは施工そのものではないという。
工期の短縮。
前工程の遅れ。
他業者とのスケジュール調整。
材料納期。
現場全体を見ながら進める判断力が求められる。
綺麗に貼るだけじゃ終わらない。
完成までには多くの人が関わる。
だからこそ、全体を見渡して動く力が必要になる。
仕事で苦労したこと
足場職人を経験していたこともあり、当初はクロス職人の仕事は体力的に楽なイメージを持っていたという。
しかし実際には、資材の運搬や細かな作業の積み重ねが多く、想像とは違う部分もあった。
一方で、黙々と作業を進めるスタイルは自分の性格に合っていた。
そんな中で、今最も難しさを感じるのは施工そのものではないという。
工期の短縮。
前工程の遅れ。
他業者とのスケジュール調整。
材料納期。
現場全体を見ながら進める判断力が求められる。
綺麗に貼るだけじゃ終わらない。
完成までには多くの人が関わる。
だからこそ、全体を見渡して動く力が必要になる。
-
現在の仕事内容
現在はクロス工事だけにとどまらず、幅広い施工に対応している。
主な内容としては、クロス貼替え、シート工事、現状回復工事、床施工、エコカラット施工など。
今回、取材のタイミングでは、賃貸のクロスの貼り替えとリアテックシート貼りを行っていた。
さらに、自社で対応しない工種についても、信頼できる職人ネットワークと連携し、リフォーム全体として提案できる体制を整えている。
単なる「クロス屋」ではなく、空間全体を考えた提案ができることも強みの一つだ。
現在の仕事内容
現在はクロス工事だけにとどまらず、幅広い施工に対応している。
主な内容としては、クロス貼替え、シート工事、現状回復工事、床施工、エコカラット施工など。
今回、取材のタイミングでは、賃貸のクロスの貼り替えとリアテックシート貼りを行っていた。
さらに、自社で対応しない工種についても、信頼できる職人ネットワークと連携し、リフォーム全体として提案できる体制を整えている。
単なる「クロス屋」ではなく、空間全体を考えた提案ができることも強みの一つだ。
-
仕事のやりがい、印象に残っている仕事
やりがいについて尋ねると、永田さんは大型案件に携われる面白さを挙げた。
店舗や施設など、大きな現場には独特の緊張感と達成感がある。
中でも印象的だったのが、大阪・関西万博のエジプト館施工。
特殊クロスやインクジェット印刷クロスを扱う高難度の現場だった。
一つのミスで全面貼り直しになる可能性もあり、高い精度が求められたという。
「後から人に話せる仕事ができるのが面白いです」
完成した空間を見た時、その一部に自分の仕事が残っている。
その実感が、大きなやりがいにつながっている。
仕事のやりがい、印象に残っている仕事
やりがいについて尋ねると、永田さんは大型案件に携われる面白さを挙げた。
店舗や施設など、大きな現場には独特の緊張感と達成感がある。
中でも印象的だったのが、大阪・関西万博のエジプト館施工。
特殊クロスやインクジェット印刷クロスを扱う高難度の現場だった。
一つのミスで全面貼り直しになる可能性もあり、高い精度が求められたという。
「後から人に話せる仕事ができるのが面白いです」
完成した空間を見た時、その一部に自分の仕事が残っている。
その実感が、大きなやりがいにつながっている。
-
仕事における自分の強み
永田さんが最も得意としているのは、下地処理。
中でもパテ処理に強いこだわりを持っている。
クロスは貼ってしまえば完成に見えるが、実際には下地の精度が仕上がりを大きく左右する。
「下地が悪いと、どれだけ綺麗に貼っても意味がないんです」
また、素材選びにも工夫がある。
凹凸の少ないクロスは下地の粗が見えやすい。
反対に柄入りクロスは粗を目立たせにくい。
施工技術だけではなく、素材特性まで踏まえた提案を行っている。
仕事における自分の強み
永田さんが最も得意としているのは、下地処理。
中でもパテ処理に強いこだわりを持っている。
クロスは貼ってしまえば完成に見えるが、実際には下地の精度が仕上がりを大きく左右する。
「下地が悪いと、どれだけ綺麗に貼っても意味がないんです」
また、素材選びにも工夫がある。
凹凸の少ないクロスは下地の粗が見えやすい。
反対に柄入りクロスは粗を目立たせにくい。
施工技術だけではなく、素材特性まで踏まえた提案を行っている。
-
大型現場と賃貸現場、それぞれの面白さ
永田さんは大型現場と賃貸現場、どちらも経験してきた。
大型現場はスケールが大きく刺激も多い。
その分、責任やプレッシャーも大きく、他業者との連携が欠かせない。
一方で賃貸現場は作業効率が高く、比較的クレームも少ない。
ただ、移動が多く忙しさもあるという。
その中でも、永田さん自身は大型現場を好む。
難しい環境ほど、自分の力を試せるからだ。
大型現場と賃貸現場、それぞれの面白さ
永田さんは大型現場と賃貸現場、どちらも経験してきた。
大型現場はスケールが大きく刺激も多い。
その分、責任やプレッシャーも大きく、他業者との連携が欠かせない。
一方で賃貸現場は作業効率が高く、比較的クレームも少ない。
ただ、移動が多く忙しさもあるという。
その中でも、永田さん自身は大型現場を好む。
難しい環境ほど、自分の力を試せるからだ。
-
これから工事を検討されている方へ
最後に、これから工事を検討されている方へメッセージをいただいた。
クロス工事だけではなく、空間全体を見据えた提案をしたい。
信頼できる職人同士で連携することで、品質管理もしやすくなる。
また、工期についても強い責任感を持って取り組んでいる。
「よほどの事情がない限り、納期は守ります」
限られた期間の中でも、品質を落とさない。
その積み重ねが、信頼につながっている。
空間は、完成して初めて評価される。
だからこそ、その裏側では見えない工程が積み重ねられている。
下地を整え、素材を選び、空間全体を考える。
永田さんは今日も、一枚のクロスの先にある心地よい空間づくりに向き合っている。
撮影・記事=羽賀カメラマン
これから工事を検討されている方へ
最後に、これから工事を検討されている方へメッセージをいただいた。
クロス工事だけではなく、空間全体を見据えた提案をしたい。
信頼できる職人同士で連携することで、品質管理もしやすくなる。
また、工期についても強い責任感を持って取り組んでいる。
「よほどの事情がない限り、納期は守ります」
限られた期間の中でも、品質を落とさない。
その積み重ねが、信頼につながっている。
空間は、完成して初めて評価される。
だからこそ、その裏側では見えない工程が積み重ねられている。
下地を整え、素材を選び、空間全体を考える。
永田さんは今日も、一枚のクロスの先にある心地よい空間づくりに向き合っている。
撮影・記事=羽賀カメラマン