愛知県名古屋市　　原状回復工事

16歳で始めた修業は5年間続き、21歳のときに独立。周囲からは「早いな」と言われたものの、本人に迷いはなかったそうです。
「自分の現場を持てたときはうれしかったですけど、責任の重さも感じましたね。最初は不安もありましたけど、やるしかないと思ってました。」
職人として一番つらかったのは、若いという理由で信用してもらえなかったことだそうです。
「見た目が若いだけで、“本当にできるの？”って顔をされるんですよ。悔しかったですね。でも、仕上がりで見返してやろうと思っていました。」

「うちの会社は、一式で全部できるのが強みなんです。お客様から“エインさんにお願いすれば全部まとめてできるから助かる”って言ってもらえるんですよ。」
作業で特に気をつけているのは細かい部分の仕上がりと、お客様が気づかない部分への気配り。

「下地をしっかり整えておかないと、貼ってから凹凸が出ちゃうんです。だからこそ、見えない部分こそ丁寧に仕上げます。」
丁寧な仕事の背景には、「職人一人ひとりが心を込めて作業する」という信念があります。

社名の「株式会社エイン」には、ちょっとした秘密があります。
「“エイン”って韓国語で“恋人”って意味なんですよ。仕事も恋も同じで、全力で向き合わないとうまくいかないでしょ？」と鈴木さんは笑います。
さらにドイツ語では“1（ein）”という意味もあるそうです。
「僕の誕生日の数字を全部足すと1になるんです。ラッキーナンバーも1だし、ナンバーワンを目指したい気持ちもあって、これしかないなと。」
恋人のように仕事を大切にし、唯一無二の存在を目指すという意味が込められているのだそうです。
会社には現在、鈴木さんを含めて3名の職人が在籍しています。
「小さい会社だからこそ、フットワークの軽さやアフターケアには自信があります。現場はホコリひとつ残さずきれいにしてから帰ります。現場は自分の鏡ですから。」

休日は家族と過ごす時間を大切にしているそうです。
「子どもの習い事を見に行ったり、一緒にキャンプに行ったりしています。お酒は飲めないんですけど、その分家族と過ごす時間が長いですね。」
趣味は海でのジェット、旅行、ゴルフ、格闘技。
「長女からは普通のお父さんと違う“優しくってかっこいい”次女から“パパイカレてる”って言われますけど、良い意味だと思ってます（笑）。長男には小学生なのに“チュッ”てしたら“気持ち悪い”って言われました（笑）。でも、それくらい仲がいいんですよ。」

犬を飼う気なんてまったくなかったんですが、次女が初めて涙と駄々をこねて「どうしても欲しい」と言うもんだから、仕方なく迎えました。
今ではもう、すっかり家族の中心です。
みんなで散歩に行ったり、世話の担当を決めたりして、家の中の会話が増えました。
その分、トイレは全然覚えず、あちこちで盛大にやらかすので、掃除も出費も倍増。
でも不思議と腹も立たず、「増えたなぁ〜」経済回してるな〜と笑える毎日です。
ちなみに最近の僕の朝の日課は、自分のじゃない“うんこ”を片付けることです😂
「“パパやったことないのに！”って言われて悔しくて、ご自身も入門して一緒に空手もするパパっぷり。