富山県小矢部市　　家の新築工事　完成編

富山県小矢部市の大工
松本建築の松本哲範さんが
地元で新築を手掛けられたということでお邪魔しました。

到着すると、緑豊かな田園風景と
絶好の撮影日和となる青空に囲まれた中に
広さ３５坪の出来立てほやほやのお家が建ってました。

駐車スペースも広く、今後カーポートも付ける予定だそうで
屋根は洋瓦、外壁はメンテナンスのことを考えガルバリウムに
玄関はアクセントをつけるために
木目調のドアと壁をサイディングにされました。

玄関は家の顔ということでお客さまも
この部分は選んでこだわってこの形に。

１Ｆのトイレはタンクレス。

玄関に使っていたエコカラットの一部分を
このトイレの壁にも利用。

来客者メインとなるトイレということで
薄緑色のアクセントクロス、手洗い場も設置。

作業しやすいようにと
大人二人が行き来できるほど広く取ったキッチンは
見た目以上にゆったりとした空間となっていて

コンロはＩＨ、食洗器も完備され
水道の蛇口は足元のスイッチでも操作でき
ご飯の支度中に両手が塞がっているときにはとても重宝します。

キッチンの奥に進むと洗面台、サンルーム、
そしてお風呂場があります。

お風呂場の床は
ＴＯＴＯのほっカラリ床となっていて
クッション性があって冬場も温かく
掃除もしやすいモノが使われています。

キッチンと洗面所、お風呂場、トイレは
総合的に見てＴＯＴＯのモノにされました。

踏み板２１cmのコの字型階段の手すりは
内側に取り付けることでこちらもコストダウンでき
上がると階段の壁にも窓が取り付けられ
外の灯りが中に入ってきます。

天井を見上げると集中換気機もあって
二階の三部屋それぞれを
空気循環してくれるようになっています。

部屋と収納を最優先するために
３部屋へと続く廊下をギリギリまで減らして
夏用や冬用の布団など収納できるようにと
押し入れが設置されています。

丁度、廊下にあるということで
これからお子さんが増えたり大きくなっていったときには
更にこういったスペースが重宝します。

物腰が柔らかく
作業の合間に覗きに行ってもいつも丁寧な対応で
安心してお任せすることができましたと
お客さまであるご夫婦も大満足のご様子で

産まれたばかりの赤ちゃんと共に
ここで新生活をスタートされます。

『 大きなビジョンではなくお客さまの事情・要望を聴いて
それを形作っていく大工でありたい・・・ 』

目の前のことを堅実にコツコツと積み重ねてきた
松本さんの言葉には
それを裏付ける１つの達成感が感じられ
小矢部市にまた松本さんが手掛けた証が残りました。


取材撮影＆文 ： とくおか じゅん