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八月半ば、新潟市北区の閑静な住宅地。
ブロック塀の内側から、道路をおおうように太い枝葉が張り出しています。
見上げると、建物の二階を超えるほどの高さ。夏の日差しを一身に受けて濃く茂った緑は、涼しげであると同時に、車や歩行者が通る道路側へじりじりと迫っていました。
この日、現場に入ったのは「タケウチリフォーム」の植木職人・竹内泰昭(たけうち・やすあき)さん。
作業内容はシンプルにして重量級です。
「道路側へ越境している木を伐採していく作業ですね。塀から3メートルくらいの範囲が今回の対象です」
木を切る、と一言で言っても、ここまで大きく育った樹木となると話は別。切った枝がどこへ落ちるか、道路側へ跳ねないか、隣家の窓に当たらないか…そのすべてを計算しながら、少しずつ解いていく必要があります。
真夏の新潟市、気温は30度を超えるなか、静かに、しかし確実に作業は始まりました。
八月半ば、新潟市北区の閑静な住宅地。
ブロック塀の内側から、道路をおおうように太い枝葉が張り出しています。
見上げると、建物の二階を超えるほどの高さ。夏の日差しを一身に受けて濃く茂った緑は、涼しげであると同時に、車や歩行者が通る道路側へじりじりと迫っていました。
この日、現場に入ったのは「タケウチリフォーム」の植木職人・竹内泰昭(たけうち・やすあき)さん。
作業内容はシンプルにして重量級です。
「道路側へ越境している木を伐採していく作業ですね。塀から3メートルくらいの範囲が今回の対象です」
木を切る、と一言で言っても、ここまで大きく育った樹木となると話は別。切った枝がどこへ落ちるか、道路側へ跳ねないか、隣家の窓に当たらないか…そのすべてを計算しながら、少しずつ解いていく必要があります。
真夏の新潟市、気温は30度を超えるなか、静かに、しかし確実に作業は始まりました。
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竹内さんがこの世界に入って7年目。
実は、まったく別の業種から転身してきたという経歴の持ち主です。
「前は違う仕事をしていて、そっちも7年くらいですかね。いろいろあって、今この仕事をしています」
多くを語る方ではありませんが、その分、動きを見ていると経験の厚みが伝わってきます。
チェーンソーを構える姿勢、枝の重心を見極める目つき、周囲へ向ける視線の配り方。ひとつひとつに無駄がなく、7年という年月が所作に染み込んでいるのがわかります。
新潟市を拠点とするタケウチリフォームが手がけるのは、庭木の伐採と剪定を軸に、草刈り、植栽まで。造園まわりの仕事を幅広くカバーしています。
そんな竹内さんに「仕事で一番大切にしていることは」と尋ねると、答えは即答でした。
「一番は安全です。危ない仕事なのは見てわかると思いますけど、命が一番。事故がないようにするのが、一番大事なことですね」
技術でも、速さでも、価格でもなく、まず安全。この日の取材中、竹内さんは何度もこの言葉に立ち返っていました。
竹内さんがこの世界に入って7年目。
実は、まったく別の業種から転身してきたという経歴の持ち主です。
「前は違う仕事をしていて、そっちも7年くらいですかね。いろいろあって、今この仕事をしています」
多くを語る方ではありませんが、その分、動きを見ていると経験の厚みが伝わってきます。
チェーンソーを構える姿勢、枝の重心を見極める目つき、周囲へ向ける視線の配り方。ひとつひとつに無駄がなく、7年という年月が所作に染み込んでいるのがわかります。
新潟市を拠点とするタケウチリフォームが手がけるのは、庭木の伐採と剪定を軸に、草刈り、植栽まで。造園まわりの仕事を幅広くカバーしています。
そんな竹内さんに「仕事で一番大切にしていることは」と尋ねると、答えは即答でした。
「一番は安全です。危ない仕事なのは見てわかると思いますけど、命が一番。事故がないようにするのが、一番大事なことですね」
技術でも、速さでも、価格でもなく、まず安全。この日の取材中、竹内さんは何度もこの言葉に立ち返っていました。
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今回のご依頼は、道路側へ大きく張り出してしまった庭木をなんとかしたい、というご相談から始まりました。
庭木は、植えたときには手のひらに収まるような苗でも、10年、20年と経つうちに驚くほどの大きさに育ちます。特に敷地の境界近くに植わっている木は、成長するにつれて枝が道路や隣地へはみ出す「越境」の状態になりやすいもの。
「最近多いんですよ、こういう仕事は」と竹内さん。
通行の妨げになったり、見通しを悪くしたりと、放っておくとご近所トラブルの種にもなりかねません。
今回の施工範囲は、塀から3メートル以内で道路側へ越境している部分。作業は低い位置から始まり、そこから徐々に上へと進んでいきます。
1本や2本ではなく、道路沿いに並んだ木がまとめて対象です。
「これが終われば、こっち側は見通しがずいぶん変わりますよ」
作業は1日では終わらず、複数日に分けての施工。急がず、しかし手は止めず。真夏の現場が動き出します。
今回のご依頼は、道路側へ大きく張り出してしまった庭木をなんとかしたい、というご相談から始まりました。
庭木は、植えたときには手のひらに収まるような苗でも、10年、20年と経つうちに驚くほどの大きさに育ちます。特に敷地の境界近くに植わっている木は、成長するにつれて枝が道路や隣地へはみ出す「越境」の状態になりやすいもの。
「最近多いんですよ、こういう仕事は」と竹内さん。
通行の妨げになったり、見通しを悪くしたりと、放っておくとご近所トラブルの種にもなりかねません。
今回の施工範囲は、塀から3メートル以内で道路側へ越境している部分。作業は低い位置から始まり、そこから徐々に上へと進んでいきます。
1本や2本ではなく、道路沿いに並んだ木がまとめて対象です。
「これが終われば、こっち側は見通しがずいぶん変わりますよ」
作業は1日では終わらず、複数日に分けての施工。急がず、しかし手は止めず。真夏の現場が動き出します。
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今回の現場に入ったのは、9.9メートルまで届く高所作業車。
バケットに乗り込み、リモコン操作でブームを伸ばしながら、樹上へと近づいていきます。
高い木の作業には、大きく分けて二つの方法があります。
ひとつは職人自身がロープと足がかりで木に登る方法、もうひとつが、今回のように高所作業車を使う方法です。
「登って切るより、そのほうが安全ですし、結果的にコストも抑えられるんですよ」
高所作業車のメリットは、足元が安定していること。木の上で不安定な体勢のままチェーンソーを扱うのに比べ、格段に安全性が高まります。
しかも作業スピードが上がる分、全体の工期が短くなり、お客様の負担する費用も抑えられる。安全と経済性が同じ方向を向いている、というわけです。
バケットが上がると、地上からは見えなかった枝ぶりの全体像が現れます。
どの枝から落とせば、下に落ちる枝が道路側へ跳ねないか。
竹内さんはバケットの上でしばらく木を眺め、それから静かにチェーンソーのスターターを引きました。
今回の現場に入ったのは、9.9メートルまで届く高所作業車。
バケットに乗り込み、リモコン操作でブームを伸ばしながら、樹上へと近づいていきます。
高い木の作業には、大きく分けて二つの方法があります。
ひとつは職人自身がロープと足がかりで木に登る方法、もうひとつが、今回のように高所作業車を使う方法です。
「登って切るより、そのほうが安全ですし、結果的にコストも抑えられるんですよ」
高所作業車のメリットは、足元が安定していること。木の上で不安定な体勢のままチェーンソーを扱うのに比べ、格段に安全性が高まります。
しかも作業スピードが上がる分、全体の工期が短くなり、お客様の負担する費用も抑えられる。安全と経済性が同じ方向を向いている、というわけです。
バケットが上がると、地上からは見えなかった枝ぶりの全体像が現れます。
どの枝から落とせば、下に落ちる枝が道路側へ跳ねないか。
竹内さんはバケットの上でしばらく木を眺め、それから静かにチェーンソーのスターターを引きました。
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伐採の主役となるのが、チェーンソーです。竹内さんはこの日、2台を使い分けていました。
1台目は、やまびこの「ECHO(エコー)」。取り回しが軽く、細かい枝を手早く落としていく場面で活躍します。
そしてもう1台が、ドイツ生まれの「STIHL(スチール)」。林業の現場で使われる、世界的に知られたプロ用ブランドです。
「これは本当のプロ用ですね」
排気量は70ccクラス。原付バイクを上回るエンジンを積んだ、まさに現場の主戦力です。
「太い木は、もうこれで大丈夫。何でも切れます」
ちなみに、この2台は形も呼び名も違います。ハンドルが本体の上についているものは「トップハンドル」、後ろについているものは「リアハンドル」。職人さん同士の現場では「リアハンドル取って」といった具合に、この呼び分けが飛び交うそうです。
さらにもう1台、バッテリー式のハンドチェーンソーも常備。
「5センチから10センチくらいの枝なら、これが手軽で便利なんですよ。燃料を入れなくていいので」
木の太さと状況によって、道具は静かに持ち替えられていきます。
伐採の主役となるのが、チェーンソーです。竹内さんはこの日、2台を使い分けていました。
1台目は、やまびこの「ECHO(エコー)」。取り回しが軽く、細かい枝を手早く落としていく場面で活躍します。
そしてもう1台が、ドイツ生まれの「STIHL(スチール)」。林業の現場で使われる、世界的に知られたプロ用ブランドです。
「これは本当のプロ用ですね」
排気量は70ccクラス。原付バイクを上回るエンジンを積んだ、まさに現場の主戦力です。
「太い木は、もうこれで大丈夫。何でも切れます」
ちなみに、この2台は形も呼び名も違います。ハンドルが本体の上についているものは「トップハンドル」、後ろについているものは「リアハンドル」。職人さん同士の現場では「リアハンドル取って」といった具合に、この呼び分けが飛び交うそうです。
さらにもう1台、バッテリー式のハンドチェーンソーも常備。
「5センチから10センチくらいの枝なら、これが手軽で便利なんですよ。燃料を入れなくていいので」
木の太さと状況によって、道具は静かに持ち替えられていきます。
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作業の合間、竹内さんが取り出したのはチェーンソーの刃(ソーチェーン)を研ぐための専用工具。
「切れなくなったら研ぎ直します。木を切っていて硬いものに当たると、刃はすぐダメになるので」
包丁のようには見えないチェーンソーの刃ですが、実はきちんと研げるのだそうです。しかも角度には決まりがあります。
「30度って決まってるんですよ。ほとんどが30度ですね。たまに25度くらいのもありますけど」
1本の刃を研ぐのに、かかる時間はおよそ5分。ガイドに沿ってヤスリを走らせ、規定の角度を全周にわたって揃えていきます。
この日は、チェーンの張り具合の調整も。緩みすぎればチェーンが外れて危険、締めすぎれば回らなくなる。その中間を、手の感覚で探り当てます。
「キックバック(刃が跳ね返る現象)が一番怖いですね。起こりやすいですし」
チェーンソーにはガソリンのほかに、刃を潤滑させるチェーンオイルも必要です。
給油を怠れば、摩擦熱で焼き付いてしまう。日々の地道な道具のメンテナンスこそが、安全と切れ味を支えているのです。
作業の合間、竹内さんが取り出したのはチェーンソーの刃(ソーチェーン)を研ぐための専用工具。
「切れなくなったら研ぎ直します。木を切っていて硬いものに当たると、刃はすぐダメになるので」
包丁のようには見えないチェーンソーの刃ですが、実はきちんと研げるのだそうです。しかも角度には決まりがあります。
「30度って決まってるんですよ。ほとんどが30度ですね。たまに25度くらいのもありますけど」
1本の刃を研ぐのに、かかる時間はおよそ5分。ガイドに沿ってヤスリを走らせ、規定の角度を全周にわたって揃えていきます。
この日は、チェーンの張り具合の調整も。緩みすぎればチェーンが外れて危険、締めすぎれば回らなくなる。その中間を、手の感覚で探り当てます。
「キックバック(刃が跳ね返る現象)が一番怖いですね。起こりやすいですし」
チェーンソーにはガソリンのほかに、刃を潤滑させるチェーンオイルも必要です。
給油を怠れば、摩擦熱で焼き付いてしまう。日々の地道な道具のメンテナンスこそが、安全と切れ味を支えているのです。
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「大きく分けて、庭師の三つの道具っていうのがあるんです」
そう言って竹内さんが腰袋から取り出したのが、ノコギリ、植木鋏(うえきばさみ)、剪定鋏(せんていばさみ)の3点でした。
使い分けの基準は、枝の太さ。
「だいたい5センチ以上の枝はノコギリ。それ以下なら剪定鋏ですね」
そして植木鋏は、松などの繊細な樹木を整えるときの相棒。さらに松専用の鋏も持っていて、こちらは細かい枝の間へ差し込みやすいよう、より軽く、より扱いやすくできているそうです。
腰にぶら下げた鞘に、鋏がぴたりと収まっている姿が印象的でした。
「これはもう、侍の刀と同じですね。鞘に納まってないと落ち着かない」
タケウチリフォームの仕事のうち、実は件数として多いのは伐採よりも剪定なのだといいます。
「剪定は1年に1回くらいはやらないといけないものなので、その分、頻度があるんです。伐採は1回切ったら終わりですから」
繁忙期は、緑がもっとも濃くなる時期。
「6月、7月、8月が一番忙しいですね」
松をきれいに整えたい、庭全体を仕立て直したい。そんな剪定のご相談も、もちろん歓迎とのことです。
「大きく分けて、庭師の三つの道具っていうのがあるんです」
そう言って竹内さんが腰袋から取り出したのが、ノコギリ、植木鋏(うえきばさみ)、剪定鋏(せんていばさみ)の3点でした。
使い分けの基準は、枝の太さ。
「だいたい5センチ以上の枝はノコギリ。それ以下なら剪定鋏ですね」
そして植木鋏は、松などの繊細な樹木を整えるときの相棒。さらに松専用の鋏も持っていて、こちらは細かい枝の間へ差し込みやすいよう、より軽く、より扱いやすくできているそうです。
腰にぶら下げた鞘に、鋏がぴたりと収まっている姿が印象的でした。
「これはもう、侍の刀と同じですね。鞘に納まってないと落ち着かない」
タケウチリフォームの仕事のうち、実は件数として多いのは伐採よりも剪定なのだといいます。
「剪定は1年に1回くらいはやらないといけないものなので、その分、頻度があるんです。伐採は1回切ったら終わりですから」
繁忙期は、緑がもっとも濃くなる時期。
「6月、7月、8月が一番忙しいですね」
松をきれいに整えたい、庭全体を仕立て直したい。そんな剪定のご相談も、もちろん歓迎とのことです。
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取材中、気になったことがありました。
落とした枝を、竹内さんたちがやけに細かく刻んでいくのです。運びやすくするため──と思いきや、理由は別のところにありました。
「普段は、切ったものをトラックに積んで処分場まで持っていくんです。でもその分、処分費がかかりますから」
今回は、お客様から「敷地内にそのまま置いておいていい」というご意向がありました。処分費が浮く一方で、太い幹や枝がそのまま転がっていると、どうしても見た目が荒れてしまいます。
「細かくするのは、見た目を良くするというか、目立たないようにするためですね」
刻んで低く敷けば、緑の中に自然と馴染んでいく。処分するか、残すか。残すならどう見せるか。その判断は現場ごとに違います。
「ケースバイケースですね。お客様のご要望によって、そこは柔軟に対応しています」
決まったやり方を押し通すのではなく、その家、その予算、そのご希望に合わせて手順を組み替える。植木職人の仕事は、思っていた以上に対話的なものでした。
取材中、気になったことがありました。
落とした枝を、竹内さんたちがやけに細かく刻んでいくのです。運びやすくするため──と思いきや、理由は別のところにありました。
「普段は、切ったものをトラックに積んで処分場まで持っていくんです。でもその分、処分費がかかりますから」
今回は、お客様から「敷地内にそのまま置いておいていい」というご意向がありました。処分費が浮く一方で、太い幹や枝がそのまま転がっていると、どうしても見た目が荒れてしまいます。
「細かくするのは、見た目を良くするというか、目立たないようにするためですね」
刻んで低く敷けば、緑の中に自然と馴染んでいく。処分するか、残すか。残すならどう見せるか。その判断は現場ごとに違います。
「ケースバイケースですね。お客様のご要望によって、そこは柔軟に対応しています」
決まったやり方を押し通すのではなく、その家、その予算、そのご希望に合わせて手順を組み替える。植木職人の仕事は、思っていた以上に対話的なものでした。
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高いところで切った枝が、どこへ落ちるか。伐採の現場では、これが最大の関心事です。真下は道路。車も人も通ります。
「車が来るよ!」
作業中、何度もその声が飛びました。若い職人さんへの声かけも絶えません。エンジン音にかき消されないよう、現場では声を張るのが基本です。
「切り粉が車にかかると苦情になりますから。常に周りを見て、安全を確保しないと」
そしてもうひとつ、竹内さんが繰り返し口にしていたのが「窓」でした。
「窓があるから気をつけて。ガラスを割らないように」
保険で対応できるとしても、お客様の生活に迷惑をかけてしまう。それは避けたい、というのが本音です。
作業音が大きくなる現場では、事前にご近所へ声かけをすることも。
「必要なときは、前日や作業前にお声かけします。音が結構しますからね」
ここは比較的ゆとりのある住宅地ですが、それでも隣家との距離は近い。安全とは、自分たちの身を守ることであり、同時に、周囲の暮らしを守ることでもあるのだと教えられました。
高いところで切った枝が、どこへ落ちるか。伐採の現場では、これが最大の関心事です。真下は道路。車も人も通ります。
「車が来るよ!」
作業中、何度もその声が飛びました。若い職人さんへの声かけも絶えません。エンジン音にかき消されないよう、現場では声を張るのが基本です。
「切り粉が車にかかると苦情になりますから。常に周りを見て、安全を確保しないと」
そしてもうひとつ、竹内さんが繰り返し口にしていたのが「窓」でした。
「窓があるから気をつけて。ガラスを割らないように」
保険で対応できるとしても、お客様の生活に迷惑をかけてしまう。それは避けたい、というのが本音です。
作業音が大きくなる現場では、事前にご近所へ声かけをすることも。
「必要なときは、前日や作業前にお声かけします。音が結構しますからね」
ここは比較的ゆとりのある住宅地ですが、それでも隣家との距離は近い。安全とは、自分たちの身を守ることであり、同時に、周囲の暮らしを守ることでもあるのだと教えられました。
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職人といえば、細部まで徹底的にこだわる人。そんなイメージがあります。ところが竹内さんの答えは、意外なものでした。
「私は逆に、こだわりすぎないようにすることを心がけてるんです」
理由は明快でした。
「こだわり出すと、いくらでもこだわれて終わらないんですよ。それって結局、自己満足で終わって、時間だけかかる。その分の金額もお客様に請求しないといけなくなる」
造園業界には「価格が高い」というイメージがつきまとうといいます。だからこそ、タケウチリフォームが目指しているのはこの一点。
「値段はなるべくお客様の負担にならないように抑えて、質はそこそこいい。そのくらいのところを狙っているつもりです」
もちろん、これは手を抜くという話ではありません。
「お客様が求めているレベルの、ちょっと上くらい。そこを目指してやりすぎないようにしています」
そして、こう付け加えました。
「逆に、庭のこだわりが強いお客様がいたら、そこはもちろんとことんこだわります。その場合は金額も上がりますけど、お客様に合わせる感じですかね」
金額も質も、お客様が一番納得するところへ合わせていく。
職人気質を良い意味で少し脇に置いた、その柔軟さが強みでした。
職人といえば、細部まで徹底的にこだわる人。そんなイメージがあります。ところが竹内さんの答えは、意外なものでした。
「私は逆に、こだわりすぎないようにすることを心がけてるんです」
理由は明快でした。
「こだわり出すと、いくらでもこだわれて終わらないんですよ。それって結局、自己満足で終わって、時間だけかかる。その分の金額もお客様に請求しないといけなくなる」
造園業界には「価格が高い」というイメージがつきまとうといいます。だからこそ、タケウチリフォームが目指しているのはこの一点。
「値段はなるべくお客様の負担にならないように抑えて、質はそこそこいい。そのくらいのところを狙っているつもりです」
もちろん、これは手を抜くという話ではありません。
「お客様が求めているレベルの、ちょっと上くらい。そこを目指してやりすぎないようにしています」
そして、こう付け加えました。
「逆に、庭のこだわりが強いお客様がいたら、そこはもちろんとことんこだわります。その場合は金額も上がりますけど、お客様に合わせる感じですかね」
金額も質も、お客様が一番納得するところへ合わせていく。
職人気質を良い意味で少し脇に置いた、その柔軟さが強みでした。
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他社と比べて、竹内さんに頼むメリットは?」と尋ねると、少し考えてから返ってきた答えは「速さ」でした。
「速さは、うちは相当速いです。どこへ行っても速いと言われますね」
速いことが、なぜお客様のメリットになるのか。理由はやはり費用でした。
「作業時間が短い分、人件費を抑えられます。それで金額を下げられる」
ただし、そのスピードは決して自動的に生まれるものではありません。
「一番負担がかかるのは作業員なんですよ。頑張ってついてきてくれている今のメンバーには、本当にありがたいと思っています」
だからこそ、還元も意識しているといいます。
「従業員には、なるべく他の会社より多く出せるように頑張っています」
この日も、入ったばかりの若い職人さんが現場に立っていました。竹内さんは作業の合間に手を止め、道具の扱いや枝の落とし方を、その都度伝えていきます。
技術は、こうして現場から現場へ受け渡されていくのだと、あらためて感じさせられました。
他社と比べて、竹内さんに頼むメリットは?」と尋ねると、少し考えてから返ってきた答えは「速さ」でした。
「速さは、うちは相当速いです。どこへ行っても速いと言われますね」
速いことが、なぜお客様のメリットになるのか。理由はやはり費用でした。
「作業時間が短い分、人件費を抑えられます。それで金額を下げられる」
ただし、そのスピードは決して自動的に生まれるものではありません。
「一番負担がかかるのは作業員なんですよ。頑張ってついてきてくれている今のメンバーには、本当にありがたいと思っています」
だからこそ、還元も意識しているといいます。
「従業員には、なるべく他の会社より多く出せるように頑張っています」
この日も、入ったばかりの若い職人さんが現場に立っていました。竹内さんは作業の合間に手を止め、道具の扱いや枝の落とし方を、その都度伝えていきます。
技術は、こうして現場から現場へ受け渡されていくのだと、あらためて感じさせられました。
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造園の仕事では、伐採の依頼を受けたときに、あわせて相談されることが多いのが「抜根(ばっこん)」だといいます。
木を切っただけでは、地面に切り株と根が残ったまま。そこから新しい芽が出てくることもありますし、駐車場にしたい、砂利を敷きたいといった場合には、根ごと取り除く必要があります。
タケウチリフォームでは、この抜根にも対応しています。
「重機が入れる現場ならいいんですけど、庭の中だと入れられないことも多いので」
そんなときに登場するのが、チェーンブロック(滑車とチェーンで重量物を引き上げる工具)です。工場などで重い物を吊り上げるときに使われる道具で、チェーンを手で送りながら、テコの原理で少しずつ根を起こしていきます。
「下がやわらかいと沈んでしまうので、板を挟んで安定させてからですね」
一本の木を切って終わり、ではなく、その後どう使いたいかまで見据えて手を入れる。
新潟市で庭木の伐採や剪定をお考えの方は、抜根まで含めて相談してみるとよいかもしれません。
造園の仕事では、伐採の依頼を受けたときに、あわせて相談されることが多いのが「抜根(ばっこん)」だといいます。
木を切っただけでは、地面に切り株と根が残ったまま。そこから新しい芽が出てくることもありますし、駐車場にしたい、砂利を敷きたいといった場合には、根ごと取り除く必要があります。
タケウチリフォームでは、この抜根にも対応しています。
「重機が入れる現場ならいいんですけど、庭の中だと入れられないことも多いので」
そんなときに登場するのが、チェーンブロック(滑車とチェーンで重量物を引き上げる工具)です。工場などで重い物を吊り上げるときに使われる道具で、チェーンを手で送りながら、テコの原理で少しずつ根を起こしていきます。
「下がやわらかいと沈んでしまうので、板を挟んで安定させてからですね」
一本の木を切って終わり、ではなく、その後どう使いたいかまで見据えて手を入れる。
新潟市で庭木の伐採や剪定をお考えの方は、抜根まで含めて相談してみるとよいかもしれません。
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作業が一段落すると、竹内さんが手にしたのはブロワーでした。
風を送り出して、地面に散らばった切り粉や葉を一か所へ吹き寄せていく道具です。
「掃除のときに重宝しますね」
伐採や剪定の現場では、細かい木くずや葉が驚くほど広範囲に散らばります。
それを丁寧に集めて帰るところまでが仕事。作業そのものと同じくらい、この後片付けがお客様の印象を左右します。
道具は作業内容によって使い分けられます。
生垣を整えるときには、刈り込み用のトリマー(バリカンのように表面を刈り揃える電動工具)を持ち出すことも。
「昔の人はこういう鋏を使っていました。今はほとんどやらないですね」
そう言って手にした植木鋏と、電動のトリマー。手仕事の道具と現代の機械、その両方を持っているからこそ、庭の状態やお客様のご要望に合わせた最適なメンテナンス方法を選べるのだと感じました。
新潟市周辺で庭木の手入れを任せるなら、こうした細部の姿勢こそ見ておきたいところです。
作業が一段落すると、竹内さんが手にしたのはブロワーでした。
風を送り出して、地面に散らばった切り粉や葉を一か所へ吹き寄せていく道具です。
「掃除のときに重宝しますね」
伐採や剪定の現場では、細かい木くずや葉が驚くほど広範囲に散らばります。
それを丁寧に集めて帰るところまでが仕事。作業そのものと同じくらい、この後片付けがお客様の印象を左右します。
道具は作業内容によって使い分けられます。
生垣を整えるときには、刈り込み用のトリマー(バリカンのように表面を刈り揃える電動工具)を持ち出すことも。
「昔の人はこういう鋏を使っていました。今はほとんどやらないですね」
そう言って手にした植木鋏と、電動のトリマー。手仕事の道具と現代の機械、その両方を持っているからこそ、庭の状態やお客様のご要望に合わせた最適なメンテナンス方法を選べるのだと感じました。
新潟市周辺で庭木の手入れを任せるなら、こうした細部の姿勢こそ見ておきたいところです。
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最後に、この仕事のやりがいを尋ねました。
「お客さんと直接この仕事ができるので、感謝されたときが一番やりがいを感じますね」
その瞬間を、竹内さんはこんなふうに語ってくれました。
「作業が終わったあとに、お客さんが『すっきりしたね』って言ってくれる。あの瞬間が一番嬉しいというか、やっててよかったなって思います」
それに加えて、自分たちの手が生んだ出来栄えを眺める時間も、また格別なのだそうです。
「剪定なんかだと、作品づくりに近いところもありますね」
伐採は力仕事です。しかしその根っこにあるのは、庭を、暮らしを、そして人の気持ちを整える仕事でした。
道路へ張り出していた枝が消え、視界がすっと開けていきます。夕方に近づいた新潟市北区の空気は、朝より少しだけ軽くなったように感じられました。
庭木の剪定や伐採、抜根まで。新潟市周辺で植木のことにお困りの方は、タケウチリフォームの竹内泰昭さんに相談してみてはいかがでしょうか?
安全第一で、お客様のご予算とご希望にきちんと寄り添ってくれる、頼れる植木職人さんです。
撮影・記事=山崎カメラマン
最後に、この仕事のやりがいを尋ねました。
「お客さんと直接この仕事ができるので、感謝されたときが一番やりがいを感じますね」
その瞬間を、竹内さんはこんなふうに語ってくれました。
「作業が終わったあとに、お客さんが『すっきりしたね』って言ってくれる。あの瞬間が一番嬉しいというか、やっててよかったなって思います」
それに加えて、自分たちの手が生んだ出来栄えを眺める時間も、また格別なのだそうです。
「剪定なんかだと、作品づくりに近いところもありますね」
伐採は力仕事です。しかしその根っこにあるのは、庭を、暮らしを、そして人の気持ちを整える仕事でした。
道路へ張り出していた枝が消え、視界がすっと開けていきます。夕方に近づいた新潟市北区の空気は、朝より少しだけ軽くなったように感じられました。
庭木の剪定や伐採、抜根まで。新潟市周辺で植木のことにお困りの方は、タケウチリフォームの竹内泰昭さんに相談してみてはいかがでしょうか?
安全第一で、お客様のご予算とご希望にきちんと寄り添ってくれる、頼れる植木職人さんです。
撮影・記事=山崎カメラマン