神奈川県横浜市栄区　　一戸建ての屋根リフォーム工事

今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市の屋根・板金屋さん「DEAP CRAFT（ディープクラフト）」の馬場悠帆（ばば・ゆうほ）さんです。

馬場さんは1990年生まれ。
18歳のときに職人の道へ進み、最初のうちは外構・基礎工事を経験。
その後、リフォーム会社に入り、屋根工事の経験を積んできたそうです。

そして、「自分が納得できる仕事をしたい」と、2021年に独立。
板金工事、カバー工法、葺き替え、さらには和瓦の施工にも対応する、若き職人さんです。

馬場さんとともに作業にあたるのは、刀称匡太（とね・きょうた）さん。
馬場さんと同い年で、やはり10代の頃から職人を志し、20代前半からは板金屋さんで修行を積んできたそうです。

おふたりは10年ほど前に知り合い、各々が別のところで修行を積み、ふたたび出会ったことで独立が実現。
和瓦の施工もこなす馬場さんと、板金の施工をこなす刀称さんがタッグを組んで、さまざまな屋根工事に対応しているのです。

「ふたりで考えながら作業できるのがいいですね」と馬場さん。

それぞれが数多くの現場で学んできたノウハウのいいとこ取りで、質の高い施工を目指していると言います。

棟板金の下に設置する注入材を取り付ける馬場さん。
その上に刀称さんが棟板金を取り付けていきます。

板金屋としての経験が長い刀称さんは、板金バサミとつかみ箸を使って、剣先（隅棟の先端）を迷いなく加工していきます。

「修行時代に習ったやり方じゃないんですが」と刀称さん。

刀称さんは、自分が経験してきた現場で見たなかで、一番と思われる方法で行なっているそうです。
「現場で学んだノウハウのいいとこ取り」は、こうしたところにも表れています。

ところで、リフォーム工事のなかでも特に屋根工事は、お客さんが直接、目視できないことが多いため、いい加減な工事をする業者が横行しがちです。
誠実な職人さんであれば、現地調査の際や工事中に写真を撮って、お客さんに見せるもの。
とくに現地調査の段階で、言葉だけの説明をする業者には注意が必要です。

馬場さんも当然、写真でお客さんに状況を説明。

「できればお客さんにも屋根に上がってもらって、いっしょに見たいくらいですね」と馬場さん。

それに対して刀称さんは「工事中も見てもらいたいくらいです」とひと言。

工事に対する自信だけでなく、「お客さんに納得してもらいたい」という気持ちの表れです。