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爽やかな気候の5月下旬に、神奈川県横浜市港南区の山田干城社長率いる山田工芸さんの現場におじゃましました。
今回は、住宅の屋根と外壁の塗装工事です。
前月の強風で屋根の一部が壊れたのを家主さんが相談した際に、数日後に再度強風が予想されていた為に山田社長が的確なアドバイスと素早い対応をしたことが切っ掛けで工事をお願いすることになったそうです。 家主さんにお話を伺ったのですが、親身になって相談にのってくれた山田社長の人柄が大きかったようです。
費用をかけて足場を組むならと、屋根と同時に外壁の塗装を、そして家主さんの話を聞いたお隣の住宅の家主さんからも依頼をいただいて一緒に施工することになりました。 |
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画像は、ムラなく丁寧に外壁塗装中の山田干城社長です この日の工程は外壁塗装の「中塗り」でした
高温多湿な日本の気候で風雨に直接さらされるので、外壁塗装というのは三回塗りが基本だそうです。
*外壁を洗浄して乾燥させた後
*下地の状態やその後に塗る塗料に合わせて、「下塗り」を行い、乾燥
*2番目に、基本的に次の「本塗り」と同じ塗料を塗る「中塗り」をして乾燥
*最後に、むらなく、均一に塗るために、「中塗り」と同じ塗料を重ね塗りする「本塗り」を行って、合計三回塗るのが原則とのこと。
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屋根側面の先端部分である「鼻隠し」を小さなローラーで丁寧に塗っていきます
塗る場所に合わせて、ローラー、小さなローラー、ハケなど3種類程度の道具を使い分けて塗ることが多いそうです。 |
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屋根の先端部分の「破風板」の細かいすき間も、ハケで塗ります
わずかなすき間からでも雨や湿気が内部に入り込みやすいので、建物の耐久年数や寿命にも関わる大事な部分だそうです。
足場が組んであるとはいえ一階屋根上の高い場所ですが、職人さんはスムーズに移動して作業していきます。
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塗装そのものの技術の他に、塗装する面以外の面に塗料がかからないようにテープやビニールで保護する「養生」も印象に残りました。
養生テープを張るのも、まっすぐ丁寧に、しかし手際よくという感じで、これも見ていて気持ちよいほど。
下地の材質との相性も考えて、ビニル素材や紙素材のもの等を使い分けるとのことです。 |
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塗り分ける屋根や外壁、塗装しない玄関や窓のサッシや壁面にある計器などはもちろんですが、庭木の樹木にも塗料が付かないようにしっかりとビニールで覆われて養生されていました。 |
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家の顔ともいえる玄関の外壁も、丁寧に塗装されていきます。 ライトなど、塗装しない部分の養生も細かい所までしっかり行われています。 |
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玄関ドアの鍵穴も、鍵が使えるように、でもしっかりと養生されているのが印象的でした。 |
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穏やかな笑顔で誠実な印象の山田干城社長と、山田工芸の現場の職人さんたち
職人さんたちも口数は多くありませんでしたが、みなさん無駄な動き無く作業に集中されていて、まさに日本の職人という印象を持ちました
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