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陽射しに暖かさを感じるうららかな4月のある日、神奈川県相模原市の山田工芸さんの施工済み現場を、山田干城社長と共に訪ねました。
アパートの屋根を和瓦から、ガルバリウム鋼板に葺き替えた現場でした。 |
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どこから屋根に上がるのかと思っていたら、、、 車に積んだ3連はしごを山田さん一人でスルスルと伸ばしていきます。 足場のパイプに立て掛けると、慣れた足取りであっという間に屋根の上に。 さすがは屋根の職人さん、足取りも軽やかです。 |
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山田さんに3連はしご上部を固定してもらい、私も屋根の上に。
ガルバリウム鋼板は耐用年数が長くて錆びにくく、熱反射率に優れて耐熱性が高いとのことでした。 さらには重い和瓦に比べると軽量なので、耐震性にもすぐれているとか。 決して万能という訳ではないけれど、費用対効果が高くて非常にバランスの良い屋根材とのことでした。 |
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屋根の南側にはソーラーパネルが設置されています。 山田さんによると、施主さんのソーラーパネルを設置したいという相談を受けて4種類の屋根材を見てもらったそうです。 パネル設置の際の屋根材の加工性や相性から、実際に山田さんが現場で扱った実績のある屋根材を提案したそうです。 |
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恐る恐る屋根の上を歩いていて目についた、この突起状の金具。 屋根の上を歩く時の滑り止めではなく、「雪止め」とのこと。
降雪時の落雪による被害、雨どいなどの建物じたいの構造物の歪みや破損を防ぐ意味でも必要とのことでした。 |
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この施工後の現場の後も、1日山田さんに同行してお客さんとの打ち合わせや相談、施工前の現場ご近所への挨拶回りなどもご一緒させていただきました。
お話を伺うまで私も知らなかったのですが、雨が多く高温多湿な日本では屋根や外壁は家屋を守るのに特に重要なのだそうです。 雨漏りやひび割れから内部に水分が入り込んでしまうと、建物の骨格ともいえる柱などの建材に影響が出てしまい、耐用年数が大幅に短くなってしまう可能性があるとのこと。 長い目で見て、オーナーさんの大切な財産を守れるようにという姿勢が印象的でした。 |
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