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今回ご紹介するのは、神奈川県・横浜市の板金職人、福田 隼(ふくだ・はやと)さん。
2017年に「福田総業」を立ち上げ(2020年に法人化)、社員の濱口さんとおふたりで数々の現場をまわる、現役バリバリの板金屋さんです。
1987(昭和62)年生まれと、まだお若い福田さんですが、この仕事をはじめたのは16歳のころといいますから、すでに18年の経歴をもっていることになります。
その腕の確かさが認められ、2016(平成28)年には青年優秀技能者(神奈川県)、2019(令和1)年には優秀技能者(横浜市)に認定されているのだとか。
まさに生粋の板金職人です。
今回ご紹介するのは、神奈川県・横浜市の板金職人、福田 隼(ふくだ・はやと)さん。
2017年に「福田総業」を立ち上げ(2020年に法人化)、社員の濱口さんとおふたりで数々の現場をまわる、現役バリバリの板金屋さんです。
1987(昭和62)年生まれと、まだお若い福田さんですが、この仕事をはじめたのは16歳のころといいますから、すでに18年の経歴をもっていることになります。
その腕の確かさが認められ、2016(平成28)年には青年優秀技能者(神奈川県)、2019(令和1)年には優秀技能者(横浜市)に認定されているのだとか。
まさに生粋の板金職人です。
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拝見したのは、横浜市にある一戸建ての屋根リフォーム工事現場。
築30年ほどの住宅で、屋根リフォームは今回が初めてだそうです。
工事は、スレート葺きの屋根の上に防水紙をかけ、その上にガルバリウム鋼板の屋根材を貼る、いわゆる「カバー工法」です。
現場には作業初日のお昼ごろに入りましたが、午前中の作業で防水紙が貼られてあり、屋根材を貼る作業がはじまるところでした。
屋根の面積はおおよそ15坪あるそうですが、濱口さんとふたり現場で、この日を含めて3日で作業が終了するとのことです。
拝見したのは、横浜市にある一戸建ての屋根リフォーム工事現場。
築30年ほどの住宅で、屋根リフォームは今回が初めてだそうです。
工事は、スレート葺きの屋根の上に防水紙をかけ、その上にガルバリウム鋼板の屋根材を貼る、いわゆる「カバー工法」です。
現場には作業初日のお昼ごろに入りましたが、午前中の作業で防水紙が貼られてあり、屋根材を貼る作業がはじまるところでした。
屋根の面積はおおよそ15坪あるそうですが、濱口さんとふたり現場で、この日を含めて3日で作業が終了するとのことです。
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屋根の周囲、すなわち軒の部分から屋根材を貼っていく福田さん。
屋根材を隅棟に合わせて板金バサミでカットします。
「見えないところもていねいに作業しています」と福田さん。
ていねいな作業は、仕上がりや耐久性をよくするため。
そしてもうひとつ、福田さんにとっては「できる限りのことをやった」と自分で納得するためでもあるそうです。
高い技術をもつ福田さん。
お客さんに安心してもらうには、腕だけでなく、心構えが大切だということを心得ています。
屋根の周囲、すなわち軒の部分から屋根材を貼っていく福田さん。
屋根材を隅棟に合わせて板金バサミでカットします。
「見えないところもていねいに作業しています」と福田さん。
ていねいな作業は、仕上がりや耐久性をよくするため。
そしてもうひとつ、福田さんにとっては「できる限りのことをやった」と自分で納得するためでもあるそうです。
高い技術をもつ福田さん。
お客さんに安心してもらうには、腕だけでなく、心構えが大切だということを心得ています。
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一般住宅の屋根・外壁・雨樋はもとより、店舗の内装(厨房まわり)、工場や大型店舗、さらには寺社仏閣の工事までこなす福田さん。
細かい作業も得意で、「全国でも作れるのは数人」という銅製の火除けの縁起物「火伏せの蝉」も作るそうです。
そこまでの腕をもつ職人になれたのは、福田さんいわく「3年間お世話になった親方のおかげ」。
福田さんの家は明治から続く板金屋で、福田さんは幼い頃から家業を手伝い、親の会社でも働いたそうですが、この3年間の修行で得たものがもっとも大きかったそうです。
「県内で3本の指に入る板金職人」と福田さんが評する親方に技術や心構えを教わって、大きく成長できたといいます。
一般住宅の屋根・外壁・雨樋はもとより、店舗の内装(厨房まわり)、工場や大型店舗、さらには寺社仏閣の工事までこなす福田さん。
細かい作業も得意で、「全国でも作れるのは数人」という銅製の火除けの縁起物「火伏せの蝉」も作るそうです。
そこまでの腕をもつ職人になれたのは、福田さんいわく「3年間お世話になった親方のおかげ」。
福田さんの家は明治から続く板金屋で、福田さんは幼い頃から家業を手伝い、親の会社でも働いたそうですが、この3年間の修行で得たものがもっとも大きかったそうです。
「県内で3本の指に入る板金職人」と福田さんが評する親方に技術や心構えを教わって、大きく成長できたといいます。
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板金屋さんの道具といえば、「板金バサミ」と「板金つかみ」。
ハサミはもちろん、屋根材をカットするためのもので、つかみは曲げるために使います。
つかみは2本。
ハサミは、職人さんによっては1本ですべてまかなう人もいますが、福田さんは3本を使い分けているんだとか。
「一番よく使うのが『柳刃』というもので、いうなれば三徳包丁みたいなものですね。それと厚物を切るときに『横葺用』、まっすぐきれいに切るときに『伊達直』を使っています」。
ハサミは使っているうちに消耗するもの。
手に馴染んだハサミを長く使うため、ひとつのハサミが消耗しすぎないように適材適所で使い分けているそうです。
板金屋さんの道具といえば、「板金バサミ」と「板金つかみ」。
ハサミはもちろん、屋根材をカットするためのもので、つかみは曲げるために使います。
つかみは2本。
ハサミは、職人さんによっては1本ですべてまかなう人もいますが、福田さんは3本を使い分けているんだとか。
「一番よく使うのが『柳刃』というもので、いうなれば三徳包丁みたいなものですね。それと厚物を切るときに『横葺用』、まっすぐきれいに切るときに『伊達直』を使っています」。
ハサミは使っているうちに消耗するもの。
手に馴染んだハサミを長く使うため、ひとつのハサミが消耗しすぎないように適材適所で使い分けているそうです。
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施工中の写真を撮る福田さん。
お客さんに安心してもらえるよう、どんな工事を行なったかの説明は欠かしません。
「ほかの業者が工事をした屋根の補修工事も多いんですよ」と福田さん。
最近は悪徳業者が増えて、トラブルがあとを絶たないんだとか。
福田さんは神奈川県と横浜市の板金業者の組合に所属しているそうですが、そうした組合に入っている業者を選ぶことは、悪徳業者に引っかからないための、ひとつの手段かもしれません。
保証の有無も判断材料。
福田さんは、使用する資材や建物のある環境に応じて最短10年、最長で20年(!)の保証をつけているそうです。
仕事に自信があることの表われですね!
施工中の写真を撮る福田さん。
お客さんに安心してもらえるよう、どんな工事を行なったかの説明は欠かしません。
「ほかの業者が工事をした屋根の補修工事も多いんですよ」と福田さん。
最近は悪徳業者が増えて、トラブルがあとを絶たないんだとか。
福田さんは神奈川県と横浜市の板金業者の組合に所属しているそうですが、そうした組合に入っている業者を選ぶことは、悪徳業者に引っかからないための、ひとつの手段かもしれません。
保証の有無も判断材料。
福田さんは、使用する資材や建物のある環境に応じて最短10年、最長で20年(!)の保証をつけているそうです。
仕事に自信があることの表われですね!
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もっとも、いい仕上がり、耐久性の高い屋根を実現できるかどうかは予算にも左右されます。
福田さんは予算面について、ていねいに説明することを心がけているそうです。
たとえば、その家を息子さんなどが継いで長く住み続けるのであれば、耐久性の高い資材を使うこと、あるいは「カバー工法」ではなく、いったん既存の屋根材を剥がす「葺き替え」を勧める。
予算が厳しい場合は、「使うところ、削れるところ」を考え、防水紙のグレードは落とさずに屋根材のグレードを少し下げる、といった具合。
将来まで考えて見積もりを出し、相談してくれる職人さんは、ありがたい存在だといえますね!
もっとも、いい仕上がり、耐久性の高い屋根を実現できるかどうかは予算にも左右されます。
福田さんは予算面について、ていねいに説明することを心がけているそうです。
たとえば、その家を息子さんなどが継いで長く住み続けるのであれば、耐久性の高い資材を使うこと、あるいは「カバー工法」ではなく、いったん既存の屋根材を剥がす「葺き替え」を勧める。
予算が厳しい場合は、「使うところ、削れるところ」を考え、防水紙のグレードは落とさずに屋根材のグレードを少し下げる、といった具合。
将来まで考えて見積もりを出し、相談してくれる職人さんは、ありがたい存在だといえますね!
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高い技術をもち、お客さんに安心してもらえる工事を常に心がけている福田さん。
「安かろう、悪かろう」の仕事はしない。
反面、長期的に見てお客さんにとって安上がりな方法も考えてくれる。
技術と経験から見ても、ここまで使ってきた「現役バリバリ」「生粋の職人」という表現に間違いのない板金職人さんです。
神奈川県や東京都で屋根リフォームをお考えの方、一度、福田さんに相談されてみてはいかがでしょうか?
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)
高い技術をもち、お客さんに安心してもらえる工事を常に心がけている福田さん。
「安かろう、悪かろう」の仕事はしない。
反面、長期的に見てお客さんにとって安上がりな方法も考えてくれる。
技術と経験から見ても、ここまで使ってきた「現役バリバリ」「生粋の職人」という表現に間違いのない板金職人さんです。
神奈川県や東京都で屋根リフォームをお考えの方、一度、福田さんに相談されてみてはいかがでしょうか?
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)