-
ご紹介するのは防水屋さん「RAINBOW(レインボー)」の代表を務める大西大作(おおにし・だいさく)さん。
2022年に法人化したばかりの同社は、大西さんを含めて3名のスタッフで工事にあたっています。
大西さんは1993年、東京都生まれ。
20歳のころに、学校や集合住宅(アパート・マンション)など、大きな建築物を主な対象とする防水工事業者で働きはじめました。
そこで6年ほど修行したのち、「個人のお客さんに対応する仕事がしたい」と考えて独立。
現在でも、新築マンションなどの工事は多いそうですが、一戸建てを含めたリフォーム工事が増えてきているそうです。
ご紹介するのは防水屋さん「RAINBOW(レインボー)」の代表を務める大西大作(おおにし・だいさく)さん。
2022年に法人化したばかりの同社は、大西さんを含めて3名のスタッフで工事にあたっています。
大西さんは1993年、東京都生まれ。
20歳のころに、学校や集合住宅(アパート・マンション)など、大きな建築物を主な対象とする防水工事業者で働きはじめました。
そこで6年ほど修行したのち、「個人のお客さんに対応する仕事がしたい」と考えて独立。
現在でも、新築マンションなどの工事は多いそうですが、一戸建てを含めたリフォーム工事が増えてきているそうです。
-
お伺いした現場は神奈川県鎌倉市にある築15年ほどの集合住宅。
1階サッシ周りのコーキング(シーリング)と、土間の一部の防水工事、そして外階段のシートと滑り止めの設置です。
外階段のシートと滑り止めはすでに施工済みで、このあと、シートの周囲をコーキングするとのことです。
この日の作業は、サッシ周りのコーキング。
新築時に施工された古いコーキング剤を撤去し、そこに新たなコーキング剤を充填する工事です。
お伺いした現場は神奈川県鎌倉市にある築15年ほどの集合住宅。
1階サッシ周りのコーキング(シーリング)と、土間の一部の防水工事、そして外階段のシートと滑り止めの設置です。
外階段のシートと滑り止めはすでに施工済みで、このあと、シートの周囲をコーキングするとのことです。
この日の作業は、サッシ周りのコーキング。
新築時に施工された古いコーキング剤を撤去し、そこに新たなコーキング剤を充填する工事です。
-
マスキングテープで養生する大西さん。
この建物はレンガ調の外装になっているので、ていねいにマスキングテープを貼らなければなりません。
加えて、新築時の施工が良くなかったためか、硬化していなかったコーキング剤の撤去にもひと苦労。
「硬化剤の割合を間違えたり、硬化剤をしっかり混ぜなかったりすると、こういうことが起こるんです」と大西さん。
確実な施工がなされていないと、防水性能だけでなく、あとあとリフォームする際にも問題が起きるということです。
マスキングテープで養生する大西さん。
この建物はレンガ調の外装になっているので、ていねいにマスキングテープを貼らなければなりません。
加えて、新築時の施工が良くなかったためか、硬化していなかったコーキング剤の撤去にもひと苦労。
「硬化剤の割合を間違えたり、硬化剤をしっかり混ぜなかったりすると、こういうことが起こるんです」と大西さん。
確実な施工がなされていないと、防水性能だけでなく、あとあとリフォームする際にも問題が起きるということです。
-
養生と併行して、コーキング剤をつくります。
今回、使用しているのは、変成シリコンの2液性コーキング剤。
基材に硬化剤を入れて、攪拌器で規定の時間、混ぜ合わせます。
塗装屋さんでも、コーキングの作業をする人は多いですが、多くの場合、カートリッジに入った1液性のコーキング剤を使います。
一方、防水屋さんが使うのは、2液性が当たり前。
「軽微な補修であれば1液性を使うこともありますが、2液性のほうが耐久性やコストの面で有利なんです」と大西さん。
資材選びから手を抜かない姿勢は、さすが専門職!といったところですね。
養生と併行して、コーキング剤をつくります。
今回、使用しているのは、変成シリコンの2液性コーキング剤。
基材に硬化剤を入れて、攪拌器で規定の時間、混ぜ合わせます。
塗装屋さんでも、コーキングの作業をする人は多いですが、多くの場合、カートリッジに入った1液性のコーキング剤を使います。
一方、防水屋さんが使うのは、2液性が当たり前。
「軽微な補修であれば1液性を使うこともありますが、2液性のほうが耐久性やコストの面で有利なんです」と大西さん。
資材選びから手を抜かない姿勢は、さすが専門職!といったところですね。
-
密着性を高めるためのプライマーを塗布したのちに充填をはじめる大西さん。
「間違いなく施工したいので、たっぷり充填します」と大西さん。
防水工事は、見た目ももちろん大事ですが、なにより求められるのは確実な施工。
コストを気にしてコーキング剤を節約しようとすると、施工不良につながる恐れがあります。
防水工事は、見た目ももちろん大事ですが、それ以前に「雨水を浸入させない」という絶対条件があります。
「施工不良が一番怖いですからね」。
大西さんの言葉には、確実な施工をすることを第一に考えてきた専門職の高い意識が感じられます。
密着性を高めるためのプライマーを塗布したのちに充填をはじめる大西さん。
「間違いなく施工したいので、たっぷり充填します」と大西さん。
防水工事は、見た目ももちろん大事ですが、なにより求められるのは確実な施工。
コストを気にしてコーキング剤を節約しようとすると、施工不良につながる恐れがあります。
防水工事は、見た目ももちろん大事ですが、それ以前に「雨水を浸入させない」という絶対条件があります。
「施工不良が一番怖いですからね」。
大西さんの言葉には、確実な施工をすることを第一に考えてきた専門職の高い意識が感じられます。
-
塗装屋さんなどの防水工事と、防水屋さんの防水工事。
その違いは、先述の資材選びだけでなく、道具にも現われます。
たとえば、充填したコーキング剤を押さえるヘラ。
防水屋さんは、発砲素材やゴムなどで自作したたくさんのヘラを、コーキングを行なう場所に合わせて使い分けます。
大西さんは、ヘラを現場で作ります。
「ヘラはどうしても傷つくので、新しいものを作って、使っているんです」と大西さん。
こうしたひと手間が、きれいな仕上がりに結びつくんですね!
塗装屋さんなどの防水工事と、防水屋さんの防水工事。
その違いは、先述の資材選びだけでなく、道具にも現われます。
たとえば、充填したコーキング剤を押さえるヘラ。
防水屋さんは、発砲素材やゴムなどで自作したたくさんのヘラを、コーキングを行なう場所に合わせて使い分けます。
大西さんは、ヘラを現場で作ります。
「ヘラはどうしても傷つくので、新しいものを作って、使っているんです」と大西さん。
こうしたひと手間が、きれいな仕上がりに結びつくんですね!
-
もちろん塗装屋さんのなかにも、高いレベルの防水工事を行なう方はいますが、専門職には及ばないのが普通です。
ベランダ、バルコニー、屋上、外廊下といったコンクリート面の防水工事も、差が出る部分。
「塗装屋さんの防水工事を見ると、塗装の厚みが足りないケースが、よく見られますね」と大西さん。
厚みが足りないと、性能も耐久性も劣ります。
この道のプロである大西さんにとって、塗装の厚みは絶対に譲れない部分なのです。
もちろん塗装屋さんのなかにも、高いレベルの防水工事を行なう方はいますが、専門職には及ばないのが普通です。
ベランダ、バルコニー、屋上、外廊下といったコンクリート面の防水工事も、差が出る部分。
「塗装屋さんの防水工事を見ると、塗装の厚みが足りないケースが、よく見られますね」と大西さん。
厚みが足りないと、性能も耐久性も劣ります。
この道のプロである大西さんにとって、塗装の厚みは絶対に譲れない部分なのです。
-
ふたつのヘラを使い分け、コーキング剤を押さえるようにして仕上げていく大西さん。
つぎのコーキング剤を準備しつつ、充填したコーキング剤が硬くなる前に仕上げていくその動きには無駄がありません。
大西さんは「急いで仕事をして施工不良が起きては、なにもならないですから」と言いますが、素人目にはスピーディな作業にしか見えません。
そして、仕上げのきれいさも文句なし。
「『頼んで良かった!』と思ってもらえる工事を心がけています」と大西さん。
この仕上がりなら、お客さんは必ずそう思ってくれるはずです。
ふたつのヘラを使い分け、コーキング剤を押さえるようにして仕上げていく大西さん。
つぎのコーキング剤を準備しつつ、充填したコーキング剤が硬くなる前に仕上げていくその動きには無駄がありません。
大西さんは「急いで仕事をして施工不良が起きては、なにもならないですから」と言いますが、素人目にはスピーディな作業にしか見えません。
そして、仕上げのきれいさも文句なし。
「『頼んで良かった!』と思ってもらえる工事を心がけています」と大西さん。
この仕上がりなら、お客さんは必ずそう思ってくれるはずです。
-
防水工事は、10年に一度が目安。
「防水が傷むと家が大きなダメージを受けますから、傷む前に施工することをお勧めします」と大西さんは言います。
現地調査し、お客さんの予算に応じて工事内容を提案。
一般の人には分かりづらい専門的な内容も、詳しく説明してくれます。
「RAINBOW」の出張範囲は神奈川県・東京都・千葉県・埼玉県と広範囲。
現地調査から見積もりまでは無料で行なっているそうです。
大切な家の防水工事は、その道のプロに頼みたい。
そう思われている方は、一度、相談されてみてはいかがでしょうか。
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)
防水工事は、10年に一度が目安。
「防水が傷むと家が大きなダメージを受けますから、傷む前に施工することをお勧めします」と大西さんは言います。
現地調査し、お客さんの予算に応じて工事内容を提案。
一般の人には分かりづらい専門的な内容も、詳しく説明してくれます。
「RAINBOW」の出張範囲は神奈川県・東京都・千葉県・埼玉県と広範囲。
現地調査から見積もりまでは無料で行なっているそうです。
大切な家の防水工事は、その道のプロに頼みたい。
そう思われている方は、一度、相談されてみてはいかがでしょうか。
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)