-
今回ご紹介する職人さんは、東京都江戸川区にある内装屋さん「サイトウ室内商工」の齋藤孝雄(さいとうたかお) さんと幸雄(ゆきお) さんのご兄弟です。
人柄が柔らかく、笑顔が爽やかなお二人で、インタビュー中も気さくに質問に答えてくださいました。
お父様が内装屋をしていて、学生時代からお手伝いで内装業をされていたそうですが、意外にもお二人とも元々はクロス職人をする予定は無かったそうです。
お兄さんの孝雄さんは農業への興味から環境系の専門学校に通い、その後下水道の管理会社に就職。
5年間勤めた後に、弟の幸雄さんが内装業に就くとのことで、会社を辞めて、職業訓練校で内装業を学んだとのことです。
「父と弟だけだと何となく不安で、自分もやろうと思った。」と呟く孝雄さんからは、お兄さんならではの家族思いな一面が覗けます。
幸雄さんは、インテリアデザインの専門学校に通い、卒業後、内装屋さんで3年間修行をしてからお父様の会社で働き始めたそうです。
なぜクロス職人になろうと思ったのかと伺うと、「何でだろうね。」と無邪気な笑顔で考える幸雄さん。
お父様の仕事を手伝いながら、クロス職人への気持ちが募っていたのかなと、私は感じました。
そんな素敵なお二人が勤める、江戸川区の「サイトウ室内商工」さんの現場の様子を見ていきたいと思います。
今回ご紹介する職人さんは、東京都江戸川区にある内装屋さん「サイトウ室内商工」の齋藤孝雄(さいとうたかお) さんと幸雄(ゆきお) さんのご兄弟です。
人柄が柔らかく、笑顔が爽やかなお二人で、インタビュー中も気さくに質問に答えてくださいました。
お父様が内装屋をしていて、学生時代からお手伝いで内装業をされていたそうですが、意外にもお二人とも元々はクロス職人をする予定は無かったそうです。
お兄さんの孝雄さんは農業への興味から環境系の専門学校に通い、その後下水道の管理会社に就職。
5年間勤めた後に、弟の幸雄さんが内装業に就くとのことで、会社を辞めて、職業訓練校で内装業を学んだとのことです。
「父と弟だけだと何となく不安で、自分もやろうと思った。」と呟く孝雄さんからは、お兄さんならではの家族思いな一面が覗けます。
幸雄さんは、インテリアデザインの専門学校に通い、卒業後、内装屋さんで3年間修行をしてからお父様の会社で働き始めたそうです。
なぜクロス職人になろうと思ったのかと伺うと、「何でだろうね。」と無邪気な笑顔で考える幸雄さん。
お父様の仕事を手伝いながら、クロス職人への気持ちが募っていたのかなと、私は感じました。
そんな素敵なお二人が勤める、江戸川区の「サイトウ室内商工」さんの現場の様子を見ていきたいと思います。
-
今回お伺いした現場は二階建ての一軒家。フルリフォームのお宅で、素直で張りやすい壁と言いながら、素早くクロスを貼っていく幸雄さん。
今回の工事内容は壁と天井のクロス貼りつけと、一部フロアのCF(クッションフロア) 貼りつけ。お二人で5日ほどの工期で終了するとのことです。
そのうちの2日は下地を綺麗にする作業で、壁が平らになるようにやすりをかける作業が大変なようです。
こちらのお仕事は工務店さんからのご依頼で、お父様の代から繋がりのあるお客さんのようです。
主に工務店さんからのお仕事が多いようですが、長いお客様が多いとのことで、お二人やお父様の人間性や仕事のクオリティに対しての信頼関係が築かれている証拠だと感じました。
今回お伺いした現場は二階建ての一軒家。フルリフォームのお宅で、素直で張りやすい壁と言いながら、素早くクロスを貼っていく幸雄さん。
今回の工事内容は壁と天井のクロス貼りつけと、一部フロアのCF(クッションフロア) 貼りつけ。お二人で5日ほどの工期で終了するとのことです。
そのうちの2日は下地を綺麗にする作業で、壁が平らになるようにやすりをかける作業が大変なようです。
こちらのお仕事は工務店さんからのご依頼で、お父様の代から繋がりのあるお客さんのようです。
主に工務店さんからのお仕事が多いようですが、長いお客様が多いとのことで、お二人やお父様の人間性や仕事のクオリティに対しての信頼関係が築かれている証拠だと感じました。
-
作業の流れは、下地処理を初めに行い、その後採寸、糊付け、施工、貼り付けと進めていくようで、インタビュー時にはお二人とも素早く丁寧にクロスを貼っていました。
91センチのクロスを張り合わせていく作業は見ていて気持ちがよく、真っ白な壁紙が次々に完成していきます。
現場や季節、階数によって糊付けの分量が変わるようで、同じ現場でも一階と三階はもちろん、ワンフロアの地面近くと天井近くの上下でも糊の量が変わるとのこと。
気温や湿度、壁や天井など、環境に合わせて糊付けをする作業は、数々の現場を経験して身につく
まさしく「職人技」なのだとお二人の話を聞き染み染みと思いました。
作業の流れは、下地処理を初めに行い、その後採寸、糊付け、施工、貼り付けと進めていくようで、インタビュー時にはお二人とも素早く丁寧にクロスを貼っていました。
91センチのクロスを張り合わせていく作業は見ていて気持ちがよく、真っ白な壁紙が次々に完成していきます。
現場や季節、階数によって糊付けの分量が変わるようで、同じ現場でも一階と三階はもちろん、ワンフロアの地面近くと天井近くの上下でも糊の量が変わるとのこと。
気温や湿度、壁や天井など、環境に合わせて糊付けをする作業は、数々の現場を経験して身につく
まさしく「職人技」なのだとお二人の話を聞き染み染みと思いました。
-
お二人はハケ、ハサミ、カッター、ヘラなどの道具を使い分けクロスを貼っていきます。
道具と使い方にもこだわりがあり、例えばカッターの歯はよくしなるものを使い、場所に合わせて切り方も沿わせて切るのか、当てて切るのかで仕上がりが全然違うとのことです。
ヘラに関しても厚みのあるものと薄いものを場所によって使い分けているようで、正解やこうすれば良いということがあるわけではなく、その時々の状況で道具や使い方を変えながら、クロスを貼っていくようです。
お二人はハケ、ハサミ、カッター、ヘラなどの道具を使い分けクロスを貼っていきます。
道具と使い方にもこだわりがあり、例えばカッターの歯はよくしなるものを使い、場所に合わせて切り方も沿わせて切るのか、当てて切るのかで仕上がりが全然違うとのことです。
ヘラに関しても厚みのあるものと薄いものを場所によって使い分けているようで、正解やこうすれば良いということがあるわけではなく、その時々の状況で道具や使い方を変えながら、クロスを貼っていくようです。
-
カッターの話の時に、しなるカッターが良いのかと質問をすると、人によってかなという答えが返ってきます。
最終的に綺麗に完成すればやり方は人それぞれとのこと。
このインタビュー中に印象に残った、「結果が良くなるなら、過程はどういった方法でも良い。」
と孝雄さんが言った言葉は、臨機応変に現場に対応する職人技があってこその発言なのだろうと思い、とてもカッコいいなと感じました。
カッターの話の時に、しなるカッターが良いのかと質問をすると、人によってかなという答えが返ってきます。
最終的に綺麗に完成すればやり方は人それぞれとのこと。
このインタビュー中に印象に残った、「結果が良くなるなら、過程はどういった方法でも良い。」
と孝雄さんが言った言葉は、臨機応変に現場に対応する職人技があってこその発言なのだろうと思い、とてもカッコいいなと感じました。
-
お二人の腰回りの道具はそれぞれ違うものが入っており、道具に関して質問してみると、「この2年間で道具をだいぶ増やしたんですよ。」と孝雄さんは道具を紹介してくれました。
今までのやり方が悪いわけではないけれど、もっと良くするために、「繋がりのある職人さん」からお話しを聞いて違う道具を取り入れたりと、試行錯誤をしているそうです。
歴が長くなると作業のやり方はある程度固まってくるのではないかと思いましたが、少しでもうまく貼れるように、作業効率が少しでも上がり、ミスがないようにと、今でも新しい道具や貼りかたを日々考えるそうです。
数々の現場に対応してきたお二人が、日々技術や道具を更に進展させていく様子は、職人であり匠だなと感じました。
お二人の腰回りの道具はそれぞれ違うものが入っており、道具に関して質問してみると、「この2年間で道具をだいぶ増やしたんですよ。」と孝雄さんは道具を紹介してくれました。
今までのやり方が悪いわけではないけれど、もっと良くするために、「繋がりのある職人さん」からお話しを聞いて違う道具を取り入れたりと、試行錯誤をしているそうです。
歴が長くなると作業のやり方はある程度固まってくるのではないかと思いましたが、少しでもうまく貼れるように、作業効率が少しでも上がり、ミスがないようにと、今でも新しい道具や貼りかたを日々考えるそうです。
数々の現場に対応してきたお二人が、日々技術や道具を更に進展させていく様子は、職人であり匠だなと感じました。
-
そんなお二人に、今後の目標を聞くと、お二人ともに「現状維持」という意外な答えが返ってきました。
技術を日々高めているお二人が現状維持と言った理由としては、今より技術を落としたくないとのこと。
それは日々技術を高めているお二人からすると進展していくことと同意義なのではないかと思います。
どこまでも謙虚で前向きな姿勢で仕事に取り組んでいる現れだと感じました。
また、仕事中何を意識しているかと聞くと、幸雄さんはチェックを怠らないとのことで、ミスなく綺麗な仕上がりになっているか最後まで入念に確認するとのこと。
孝雄さんは工務店の方やお客さんに恥じない仕事を意識しているとのこと。出来上がりは綺麗にできていても、それが10年、もしくはもっと長く持つのかどうかを意識しているようです。
中には出来上がりが綺麗でも、すぐにクロスが剥がれてしまうような貼り方をする職人さんもいるそうで、張り替えの時に次の職人さんが見ても恥ずかしくない貼り方を意識しているとのことでした。
確かに素人から見た時に違いが分からないことでも、同業者から見ても恥ずかしくない仕事を意識すると、自ずと身が引き締まるものなのだろうと思います。
「それはどの職業でも言えることだと思いますね。」と言う孝雄さん。
そんなお二人に、今後の目標を聞くと、お二人ともに「現状維持」という意外な答えが返ってきました。
技術を日々高めているお二人が現状維持と言った理由としては、今より技術を落としたくないとのこと。
それは日々技術を高めているお二人からすると進展していくことと同意義なのではないかと思います。
どこまでも謙虚で前向きな姿勢で仕事に取り組んでいる現れだと感じました。
また、仕事中何を意識しているかと聞くと、幸雄さんはチェックを怠らないとのことで、ミスなく綺麗な仕上がりになっているか最後まで入念に確認するとのこと。
孝雄さんは工務店の方やお客さんに恥じない仕事を意識しているとのこと。出来上がりは綺麗にできていても、それが10年、もしくはもっと長く持つのかどうかを意識しているようです。
中には出来上がりが綺麗でも、すぐにクロスが剥がれてしまうような貼り方をする職人さんもいるそうで、張り替えの時に次の職人さんが見ても恥ずかしくない貼り方を意識しているとのことでした。
確かに素人から見た時に違いが分からないことでも、同業者から見ても恥ずかしくない仕事を意識すると、自ずと身が引き締まるものなのだろうと思います。
「それはどの職業でも言えることだと思いますね。」と言う孝雄さん。
-
道具のお話の時に「繋がりのある職人さん」と孝雄さんが言っていたように、職人さん同士で繋がりを作って各々の専門分野以外の仕事も請け負うことも多いようで、年々材料費が高くなり工賃が上がっていく現状に、「お客さんから直接ご依頼頂ければ、仲介分の手数料がなくなり、もっと安く今まで通りの価格で工事が出来るのではないか。」と考えているそうで、内装業の仕事以外にも繋がりのある腕の確かな職人さんを紹介も出来るそうです。
そういった繋がりの一部にSNSを通じて知り合った方々とグループを作っているとの話が出てきました。
職人さんとSNSの繋がりというものが、個人的には意外な組み合わせでしたが、新しいものを取り入れていくお二人だからこそ、そういった繋がりもできるのだなと思っていると、「まだ私はガラケーですけどね。」とお茶目な顔で言う孝雄さん。
元々は孝雄さんが趣味のキャンプでキャンプ場の予約をするためにインスタグラムを始めたようで、そこから職人さん同士の繋がりが始まったとのこと。
キャンプ以外には、最近ビリヤードも始めたそうで、お子さんに負けてしまったのが悔しくて通い始めたようです。
幸雄さんは、休日は釣りやゴルフに朝から通っているそうで、お休みの日もアクティブで元気なお二人。
江戸川区の「サイトウ室内商工」さんでは、内装業はもちろん、それ以外のどんなご相談
もお待ちしているとのこと。親身に相談に乗ってくれること間違い無いと思いますので、
是非一度ご相談からでもいかがでしょうか。
取材・撮影=東海林カメラマン
道具のお話の時に「繋がりのある職人さん」と孝雄さんが言っていたように、職人さん同士で繋がりを作って各々の専門分野以外の仕事も請け負うことも多いようで、年々材料費が高くなり工賃が上がっていく現状に、「お客さんから直接ご依頼頂ければ、仲介分の手数料がなくなり、もっと安く今まで通りの価格で工事が出来るのではないか。」と考えているそうで、内装業の仕事以外にも繋がりのある腕の確かな職人さんを紹介も出来るそうです。
そういった繋がりの一部にSNSを通じて知り合った方々とグループを作っているとの話が出てきました。
職人さんとSNSの繋がりというものが、個人的には意外な組み合わせでしたが、新しいものを取り入れていくお二人だからこそ、そういった繋がりもできるのだなと思っていると、「まだ私はガラケーですけどね。」とお茶目な顔で言う孝雄さん。
元々は孝雄さんが趣味のキャンプでキャンプ場の予約をするためにインスタグラムを始めたようで、そこから職人さん同士の繋がりが始まったとのこと。
キャンプ以外には、最近ビリヤードも始めたそうで、お子さんに負けてしまったのが悔しくて通い始めたようです。
幸雄さんは、休日は釣りやゴルフに朝から通っているそうで、お休みの日もアクティブで元気なお二人。
江戸川区の「サイトウ室内商工」さんでは、内装業はもちろん、それ以外のどんなご相談
もお待ちしているとのこと。親身に相談に乗ってくれること間違い無いと思いますので、
是非一度ご相談からでもいかがでしょうか。
取材・撮影=東海林カメラマン