渋谷区　　アパートの清掃・原状回復工事

拝見した現場は都内某所のアパート。
空室となっている６部屋の原状回復作業です。

原状回復というと、床の補修やクロス張替えなどを伴うことがあります。
もちろん、そうした工事も河野さんの守備範囲。
ですが今回は、清掃のみの業務とのことです。

ちなみに、６部屋の原状回復作業にかかる時間は２日間（４～５人工）。
アパートのオーナーさんが、すぐにつぎの入居者を募れるよう、短期間で作業を終わらせます。

汚れが簡単に落ちるのはなぜでしょう？
河野さん曰く、「プロと一般の方では、使う洗剤と、その選び方に違いがあるんですよ」とのこと。

水垢には酸性の洗剤、カビには塩素系、油汚れにはアルカリ性。
汚れのタイプに合わせて、洗剤を使い分けるんだそうです。

また、使用する洗剤も、とくに酸性のものは取り扱いが難しいため、一般的には売られていないんだとか。
お掃除・洗い屋さんにとって「洗剤に対する知識」がなにより重要、と河野さんは話していました。

細かい部分のしつこい汚れは幅の狭いヘラでこすり落とします。
あらかじめ洗剤で汚れを柔らかくしてあるので、傷をつける心配はありません。

床やガラスも、プロの技で綺麗にお掃除。
先ほど説明したように、原状回復工事では床の補修が含まれることもありますが、今回は清掃だけです。

河野さん曰く、「いきなり床の補修を依頼しなくても、清掃やワックスがけだけで十分に綺麗になることはあります」。
内壁クロスなども、清掃だけでかなり綺麗になるそうです。
内装屋さんに依頼する前に、まず清掃業者に相談することで、時間も予算も節約できる可能性がある、ということですね。

もちろん、床の補修もクロス張替えも、河野さんの守備範囲ですから、必要に応じて依頼できます。

作業も終盤。
スタッフの方が玄関まわりを清掃します。

「人柄がよく、腕と知識のあるスタッフがいることも強みです」という河野さん。
アパートやマンション、商業施設など、大きな建物をまるごとメンテナンスすることも可能だそうです。

河野さん率いる、清掃・メンテナンスのプロ集団である「建物パートナーズ」。
管理業務に悩まれているオーナーの、強い味方になってくれるのではないでしょうか。

＊取材・文＝加藤康一（Freewheel Inc.）