東京都杉並区　　店舗の設備入れ替えとリフォーム

ご紹介するのは、東京都杉並区の大工、石和一利（いしわ・かずとし）さん。
「有限会社ヘルプス」の代表として、そして現場で作業を自ら行なう大工として活躍されています。

出張範囲は東京都全域と埼玉県・神奈川県の一部地域。
神奈川県では横浜、戸塚、保土ヶ谷あたりまで出張しているそうです。

昭和23年（しかも１月１日！）生まれの石和さん。
サラリーマンならとうに定年退職している年齢ですが、そうは見えないほど、精力的に仕事に取り組んでいます。

「昔から自分で家をいじるのが好きだったんです」。

そう話す石和さんが大工としての仕事をはじめたのは40歳のころ。
それ以前は商社勤務、中華料理店、プロボウラー（！）など、数多くの仕事を経験してきましたが、バブル経済崩壊をきっかけに、以前からやりたかった大工の仕事に落ち着いたんだとか。
工務店では経験豊富な大工さんのもとで修行し、その後、水道工事も経験したそうです。

独立してしばらくは、商業施設や店舗のリフォーム工事を中心に行なってきましたが、近年は一般住宅の工事が増えているとのこと。
以前、リフォーム工事を行なった方からのリピート依頼が多いそうです。

工期の短さは、石和さんのひとつのウリ。
工期を短くするためには「しっかり段取りすることが大事なんです」と言います。

専門の職人さんは、自分の工事以外の部分に目配りすることは、あまりありません。
そのため、複数の業種の職人さんが出入りするときに、無駄な動きが多くなってしまいます。

対して石和さんは自分が窓口となり、資材・設備の搬入日時の設定を含めた工事の進行管理を行なうので、職人さんを無駄なく動かすことができるのです。

午前中の作業を拝見し、取材を終えることにしました。
明日いっぱいで工事は完了するそうです。

石和さんの強みは、設備工事をはじめとしたリフォームをトータルに請け負えること。
相談を受けると、現場を確認したうえで、大工工事にとどまらず必要なすべての工事を提案しています。
いずれ必要になる工事があれば、いっぺんに行なったほうが、時間的にも予算的にも有利。
施主の予算をもとに、提案を含めた見積もりを出すことも多いそうです。

浴室、トイレ、キッチンなどなど……リフォームの悩みがある方は、一度、石和さんに相談されてみてはいかがでしょうか？

＊取材・文＝加藤康一（Freewheel Inc.）