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ご紹介するのは、東京都多摩市の防水屋さん、「縁ワークス」の増田玲太(ますだ・りょうた)さんです。
1989年、都内で生まれた増田さんは、15歳のときから職人として働きはじめたそうです。
主に防水工事を行なう会社に10年以上勤め、2017年に「縁ワークス」として独立しました。
会社に勤めていたころは、アパート・マンションといった集合住宅や商業施設など、大型建築物の工事が中心。
今でもアパートなどの工事は多いそうですが、もちろん一戸建てなどの工事も請け負っています。
ご紹介するのは、東京都多摩市の防水屋さん、「縁ワークス」の増田玲太(ますだ・りょうた)さんです。
1989年、都内で生まれた増田さんは、15歳のときから職人として働きはじめたそうです。
主に防水工事を行なう会社に10年以上勤め、2017年に「縁ワークス」として独立しました。
会社に勤めていたころは、アパート・マンションといった集合住宅や商業施設など、大型建築物の工事が中心。
今でもアパートなどの工事は多いそうですが、もちろん一戸建てなどの工事も請け負っています。
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拝見したのは、都内にあるアパートの改修工事現場。
増田さんが行なうのは、サイディングの外壁のシーリング(コーキング)工事と、ベランダ床の防水工事です。
工期はおおよそ1週間で、この日は2日目。
シーリング工事を中心に行なうとのことです。
増田さんが指差しているのは、外廊下の側溝部分。
1年ほど前に増田さんが工事した箇所だそうです。
拝見したのは、都内にあるアパートの改修工事現場。
増田さんが行なうのは、サイディングの外壁のシーリング(コーキング)工事と、ベランダ床の防水工事です。
工期はおおよそ1週間で、この日は2日目。
シーリング工事を中心に行なうとのことです。
増田さんが指差しているのは、外廊下の側溝部分。
1年ほど前に増田さんが工事した箇所だそうです。
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作業の準備をする増田さん。
目地を仕上げる多様なヘラは自作。
これらを目地の幅や仕上げ方によって使い分けているそうです。
外壁塗装の職人さんのなかにも目地のシーリング工事を行なう人は多いですが、ここまでのこだわりはまず見られません。
さすが専門職!といったところですね。
防水工事は2名以上で行なうことが多く、ほとんどの工事で、中学生のころからの知り合いである千葉弘樹(ちば・ひろき)さんとタッグを組んでいます。
千葉さんは防水工事のほかに鳶職も経験しているそうで、増田さん同様、豊富な経験をもつ職人さん。
千葉さんとは3年ほど前から仕事をするようになったそうです。
作業の準備をする増田さん。
目地を仕上げる多様なヘラは自作。
これらを目地の幅や仕上げ方によって使い分けているそうです。
外壁塗装の職人さんのなかにも目地のシーリング工事を行なう人は多いですが、ここまでのこだわりはまず見られません。
さすが専門職!といったところですね。
防水工事は2名以上で行なうことが多く、ほとんどの工事で、中学生のころからの知り合いである千葉弘樹(ちば・ひろき)さんとタッグを組んでいます。
千葉さんは防水工事のほかに鳶職も経験しているそうで、増田さん同様、豊富な経験をもつ職人さん。
千葉さんとは3年ほど前から仕事をするようになったそうです。
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軽快に足場を上り、工事がスタート。
既存のシーリングが除去され、マスキングテープが両サイドに貼られた目地に、シーリング剤を打って(充填して)いきます。
作業しながら「シーリング剤にもいろいろあるんですよ」と話す増田さん。
ウレタンや変成シリコンといった異なる素材のシーリング剤を、外壁の素材によって使い分けることが大切だと言います。
聞けば、シーリングを専門に行なう「コーキング屋さん」もいるのだとか。
増田さんは、弟さんがコーキング屋さんとのことで、工事内容によっては手伝ってもらうこともあるそうです。
軽快に足場を上り、工事がスタート。
既存のシーリングが除去され、マスキングテープが両サイドに貼られた目地に、シーリング剤を打って(充填して)いきます。
作業しながら「シーリング剤にもいろいろあるんですよ」と話す増田さん。
ウレタンや変成シリコンといった異なる素材のシーリング剤を、外壁の素材によって使い分けることが大切だと言います。
聞けば、シーリングを専門に行なう「コーキング屋さん」もいるのだとか。
増田さんは、弟さんがコーキング屋さんとのことで、工事内容によっては手伝ってもらうこともあるそうです。
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千葉さんが目地にシーリング剤を打ち、そのあとを追いかけるように増田さんがヘラでならしていきます。
まずステンレス製のヘラで、打ったシーリング剤を押さえつつ余分を削り取り、発泡素材などをブレードにしたヘラで仕上げていきます。
最後にマスキングテープを剥がして完了。
増田さんは流れるような動きで作業を進めます。
シーリング剤を十二分に打って、しっかり押さえる。
ていねいな仕事が、耐久性の高さや仕上がりのよさにつながります。
千葉さんが目地にシーリング剤を打ち、そのあとを追いかけるように増田さんがヘラでならしていきます。
まずステンレス製のヘラで、打ったシーリング剤を押さえつつ余分を削り取り、発泡素材などをブレードにしたヘラで仕上げていきます。
最後にマスキングテープを剥がして完了。
増田さんは流れるような動きで作業を進めます。
シーリング剤を十二分に打って、しっかり押さえる。
ていねいな仕事が、耐久性の高さや仕上がりのよさにつながります。
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ところで、防水屋さんという職種自体、よく理解されていない方が多いことと思います。
シーリング工事以外では、「防水屋」の名の通り、屋上やベランダ、外廊下などの防水工事をするのですが、塗装業者でも行なっているところはありますから、専門職があるということ自体、知らない人もいるのではないでしょうか。
防水屋さんが手がけるのは、主にRC(鉄筋コンクリート)造、PC(プレキャストコンクリート)造などの建物。
つまりはコンクリート部分の防水工事が、仕事の中心です。
ところで、防水屋さんという職種自体、よく理解されていない方が多いことと思います。
シーリング工事以外では、「防水屋」の名の通り、屋上やベランダ、外廊下などの防水工事をするのですが、塗装業者でも行なっているところはありますから、専門職があるということ自体、知らない人もいるのではないでしょうか。
防水屋さんが手がけるのは、主にRC(鉄筋コンクリート)造、PC(プレキャストコンクリート)造などの建物。
つまりはコンクリート部分の防水工事が、仕事の中心です。
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塗装業者との違いは、専門職ならではのていねいな施工とこだわり。
「防水工事では、耐用年数が上がるように厚く塗ることが大切なんです」と増田さん。
厚く塗ると、きれいに仕上げるのが難しい。
平場(床部分)を厚く塗るのは比較的容易だけれども、立ち上がり部分も同じ厚さで仕上げられるのが専門の職人だと言います。
平場と立ち上がり部分の厚みが異なると、隅の防水が切れてしまうことがあるのだそうです。
実際、2度目のリフォーム工事を行なう現場などで、前の業者の仕上げを見ると、厚みが足りないケースがよくあるんだとか。
建物の寿命を左右する防水工事は、やはり専門職に依頼したいものですね!
塗装業者との違いは、専門職ならではのていねいな施工とこだわり。
「防水工事では、耐用年数が上がるように厚く塗ることが大切なんです」と増田さん。
厚く塗ると、きれいに仕上げるのが難しい。
平場(床部分)を厚く塗るのは比較的容易だけれども、立ち上がり部分も同じ厚さで仕上げられるのが専門の職人だと言います。
平場と立ち上がり部分の厚みが異なると、隅の防水が切れてしまうことがあるのだそうです。
実際、2度目のリフォーム工事を行なう現場などで、前の業者の仕上げを見ると、厚みが足りないケースがよくあるんだとか。
建物の寿命を左右する防水工事は、やはり専門職に依頼したいものですね!
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この日はシーリング工事がメインでしたが、ベランダの下地調整を見せてもらうことができました。
いくつかある工法のなかで、今回行なうのはポピュラーな「塗膜防水」という工法。
下地調整をしたのちに、プライマー、主剤(中塗り)、トップコート(上塗り)と3回の塗装を行なうそうです。
「厚みや2液性塗料の配合比率など、メーカーの規定に従って施工しています」と増田さん。
メーカー保証は10年が一般的(シーリングは5年)。
増田さんは、自らの施工が原因で10年以内に問題が起きるようであれば、責任をもって対応すると言います。
これが専門職の自信の表われですね!
この日はシーリング工事がメインでしたが、ベランダの下地調整を見せてもらうことができました。
いくつかある工法のなかで、今回行なうのはポピュラーな「塗膜防水」という工法。
下地調整をしたのちに、プライマー、主剤(中塗り)、トップコート(上塗り)と3回の塗装を行なうそうです。
「厚みや2液性塗料の配合比率など、メーカーの規定に従って施工しています」と増田さん。
メーカー保証は10年が一般的(シーリングは5年)。
増田さんは、自らの施工が原因で10年以内に問題が起きるようであれば、責任をもって対応すると言います。
これが専門職の自信の表われですね!
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コミュニケーション力も増田さんの強み。
聞けば、以前勤めていた会社では営業職も経験していたんだとか。
「見積もりや工事内容の説明・提案などは、ていねいに行なうようにしています」と言います。
実際、こちらの質問に対して、初歩的なことでも専門的なことでも、実に分かりやすく説明してくれました。
「縁ワークス」の出張範囲は関東一円。
「専門職だからこそ」の、ていねいで確実な施工が、耐用年数を伸ばします。
外壁や屋上、ベランダなどの防水工事を検討されている方は、一度、相談されてみてはいかがでしょうか?
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)
コミュニケーション力も増田さんの強み。
聞けば、以前勤めていた会社では営業職も経験していたんだとか。
「見積もりや工事内容の説明・提案などは、ていねいに行なうようにしています」と言います。
実際、こちらの質問に対して、初歩的なことでも専門的なことでも、実に分かりやすく説明してくれました。
「縁ワークス」の出張範囲は関東一円。
「専門職だからこそ」の、ていねいで確実な施工が、耐用年数を伸ばします。
外壁や屋上、ベランダなどの防水工事を検討されている方は、一度、相談されてみてはいかがでしょうか?
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)