千葉県富里市　　20坪の店舗を、居住スペースにリフォーム！

木工事を行なう林さんにお話を聞きました。
この日は工事開始から７週目にあたり、あと３週間ほどで竣工の予定だそうです。

壁には工事の予定表や図面が貼られています。
こういったプランニングは林さんの得意とするところです。
オーナーさんの希望を聞き取って、きちんとつくったそうです。

外壁や内装、設備などに関わる複数の職人さんをまとめあげ、工事をスムーズに進行させるのも、大工さんである林さんの仕事。

こうした大規模なリフォーム工事では、まとめ役である親方の力量が問われます。

窓は今回入れ替えるそうです。
「柱や間仕切り壁、さらにはベッドを置く場所も考慮して、
窓の位置を決めています」とのこと。

さらにコンセントの位置も、机やテーブルを置く場所に合わせて移設。
設備設計の経験があるからこそ、細かい気配りができるんですね！

実際、リフォーム会社などの工事では、この点がおろそかになりがちです。

室内はきれいになったけど、家具がうまく収まらない、
コンセントがベッドのなんか変に後ろにある……などということが、よくあります。

林さんのように、お客さんとよく打ち合わせを行ない、
どんな家具を置くのかまで聞き取ったうえでプランニングすることが必要なんです。

また、職人気質に見えて林さんは聞き上手な方でもありますので、
相談しやすいと思いますよ！

一番奥にある子供部屋。
もともと採光のいい角部屋でしたが、白を基調とした内装で、より明るく感じられます。

広さは６畳。
隣の、もうひとつの子供部屋も、６畳の広さを確保してあります。

「窓やコンセントだけでなく、エアコンの位置も、
ベッドなどを置く場所を考えて決めてあるんです」と、林さん。
これは、住まう上ですごく大事なことです。

細かな心配りが嬉しいですね！

書斎は、落ち着くコンパクトな造り。
その限られたスペースのなかに、本棚や作業机がきれいに収まっているのは、それらを置くことを前提に設計されているから。

林さんが一般住宅のほかに数多く経験してきた店舗のリフォームでは、
厨房設備やビジネス機器など、大型の設備を設置する場所を考慮することが重要。
この経験が、書斎のプランニングにも活かされているんです。

「タスカット」の林さんの出張範囲は、千葉県の成田市、佐倉市、四街道市、千葉市、東金市など。

お客さんとしっかりコミュニケーションをとり、希望に合わせた建物を創り上げることが
林さんの、大工さんとしての一番の強みです。

もちろん、小規模なリフォーム工事もお手の物で、
バリアフリー工事や、自立型介護ルームなどもの高齢のお客さんに合わせた提案・工事も得意とされてらっしゃいます。

お家に関する相談や悩みをお持ちの方は、林由夫さんにお問い合わせされてみてはいかがでしょうか？

＊取材・文＝加藤康一（Freewheel Inc.）、小久保領子