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暦の上では春を迎えたのに大寒波が日本を覆い、せっかく咲いた梅の花も蕾に戻りたくなるような寒い日でした。
僕は今日もどんな職人さんに出会えるかと、胸を躍らせカメラを片手に辿り着いた現場は千葉県船橋市のとある集合住宅になります。
今回、撮影取材させていただくのは船橋市を中心に関東一円まで防水施工を生業にされている「株式会社MISORA様」です。
暦の上では春を迎えたのに大寒波が日本を覆い、せっかく咲いた梅の花も蕾に戻りたくなるような寒い日でした。
僕は今日もどんな職人さんに出会えるかと、胸を躍らせカメラを片手に辿り着いた現場は千葉県船橋市のとある集合住宅になります。
今回、撮影取材させていただくのは船橋市を中心に関東一円まで防水施工を生業にされている「株式会社MISORA様」です。
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現場到着後、社長の岩瀬さん(右)と和田さん(左)にご挨拶し、現場屋上へ向かいます。
この日は寒さに加えて風も強く、もう少し風が強かったら現場中止の判断もせざるを得ないと言う条件の中、作業が開始されました。
本日の施工内容は下地処理が終わった屋上に「アスファルト防水砂付きシート」をトーチで炙りながら貼っていくと言う、防水施工でも花形で1番の見せ場の工程です!
長さ8m重さ約35kgの丸まった防水シートを伸ばしながら、バーナーで炙り一枚ずつ貼り付けていきます。
このシートは気温によって状態が変わりやすく、暑い夏は柔らかく。
寒い冬には硬くなり、トーチで炙る加減も変わります。
接着面を炙って軟化させるのですが、炙りすぎても表面の砂が落ちてしまったり。
また、メーカーや品番によっても個性が違います。
この日の様に寒いと炙って溶かしたところがすぐに硬化してしまい、かなり繊細な火加減が求められます。
現場到着後、社長の岩瀬さん(右)と和田さん(左)にご挨拶し、現場屋上へ向かいます。
この日は寒さに加えて風も強く、もう少し風が強かったら現場中止の判断もせざるを得ないと言う条件の中、作業が開始されました。
本日の施工内容は下地処理が終わった屋上に「アスファルト防水砂付きシート」をトーチで炙りながら貼っていくと言う、防水施工でも花形で1番の見せ場の工程です!
長さ8m重さ約35kgの丸まった防水シートを伸ばしながら、バーナーで炙り一枚ずつ貼り付けていきます。
このシートは気温によって状態が変わりやすく、暑い夏は柔らかく。
寒い冬には硬くなり、トーチで炙る加減も変わります。
接着面を炙って軟化させるのですが、炙りすぎても表面の砂が落ちてしまったり。
また、メーカーや品番によっても個性が違います。
この日の様に寒いと炙って溶かしたところがすぐに硬化してしまい、かなり繊細な火加減が求められます。
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和田さんにここで1つ質問してみました。
Q.このお仕事を始めてから、満足に施工出来るようになるまでどれくらいかかりましたか?
A.「約5年くらいかかりました。ただ貼るだけではなく、仕事なのでスピードや正確さ、仕上がりの綺麗さも求められます」
上記で説明した点を体得するまで、毎日現場で作業をされての5年なので、防水施工と言うのは本当に熟練の技術が求められます。
第3者の素人目線では、ただ炙って押さえてるだけにしか見えないのですが、快適な生活をさせてもらっている裏側には、こんなにも高いスキルが隠れていました。
和田さんにここで1つ質問してみました。
Q.このお仕事を始めてから、満足に施工出来るようになるまでどれくらいかかりましたか?
A.「約5年くらいかかりました。ただ貼るだけではなく、仕事なのでスピードや正確さ、仕上がりの綺麗さも求められます」
上記で説明した点を体得するまで、毎日現場で作業をされての5年なので、防水施工と言うのは本当に熟練の技術が求められます。
第3者の素人目線では、ただ炙って押さえてるだけにしか見えないのですが、快適な生活をさせてもらっている裏側には、こんなにも高いスキルが隠れていました。
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さらに和田さんにもう1つ質問してみました。
Q.今日の現場で大変なことは何ですか?
A.「この現場は、アゴ(少し迫り出した部分)が他の現場より低くて深く、寝そべって作業をしなければいけません。
体勢もきつく、力を入れにくかったりシートを丸めて接着作業をするのも大変です。
風が強いので、トーチの火が風で煽られて消えたり、風向きに自分が炙られそうにもなります」
防水施工に求められる事。
それは、一滴の水の侵入も許さない事です。
針の穴ほどでも隙間があれば、水は簡単に侵入してきます。
なので、施工には「完璧」と言えるだけの仕上げが求められます。
どんなに作業しにくい現場環境でも、住む人の事を想い、丁寧に丁寧に施工していきます。
さらに和田さんにもう1つ質問してみました。
Q.今日の現場で大変なことは何ですか?
A.「この現場は、アゴ(少し迫り出した部分)が他の現場より低くて深く、寝そべって作業をしなければいけません。
体勢もきつく、力を入れにくかったりシートを丸めて接着作業をするのも大変です。
風が強いので、トーチの火が風で煽られて消えたり、風向きに自分が炙られそうにもなります」
防水施工に求められる事。
それは、一滴の水の侵入も許さない事です。
針の穴ほどでも隙間があれば、水は簡単に侵入してきます。
なので、施工には「完璧」と言えるだけの仕上げが求められます。
どんなに作業しにくい現場環境でも、住む人の事を想い、丁寧に丁寧に施工していきます。
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ここからは岩瀬さんにもお話を聞いていきます。
Q.このお仕事をされてどれくらいですか?
A.「約25年ほどになります。
18歳で防水施工の業界に入り、弟子入りしました。
その後異業種の建設系の仕事をいくつか経験し、自分には防水施工が向いていると判断しました。
いずれ独立しようと言う思いはありましたが、自分の腕がどこまで通じるのかを見極める為、幾つかの会社で働き経験を積みました。
その中で、会社によっての仕上げの良し悪しの差を見た時、初めて弟子入りした親方に仕込まれた
仕上げの綺麗さや丁寧さがどこの会社よりも優れている事に気づきました。
そして自身の技術力も追いついたと判断出来た時に独立を果たしました」
一昔前までは、一つの会社に長く勤め上げる事が美徳とされてきました。
同じ業種で別会社に勤めてみたり、異業種を経験する事で視野が広がり、多角的に物事が見れる様になって気づく事もあります。
基準が曖昧では自信を持つことは難しいことです。
色々な会社で勤めた事で岩瀬さんの腕を磨かれ、職人としての哲学が形作られた事と思います。
ここからは岩瀬さんにもお話を聞いていきます。
Q.このお仕事をされてどれくらいですか?
A.「約25年ほどになります。
18歳で防水施工の業界に入り、弟子入りしました。
その後異業種の建設系の仕事をいくつか経験し、自分には防水施工が向いていると判断しました。
いずれ独立しようと言う思いはありましたが、自分の腕がどこまで通じるのかを見極める為、幾つかの会社で働き経験を積みました。
その中で、会社によっての仕上げの良し悪しの差を見た時、初めて弟子入りした親方に仕込まれた
仕上げの綺麗さや丁寧さがどこの会社よりも優れている事に気づきました。
そして自身の技術力も追いついたと判断出来た時に独立を果たしました」
一昔前までは、一つの会社に長く勤め上げる事が美徳とされてきました。
同じ業種で別会社に勤めてみたり、異業種を経験する事で視野が広がり、多角的に物事が見れる様になって気づく事もあります。
基準が曖昧では自信を持つことは難しいことです。
色々な会社で勤めた事で岩瀬さんの腕を磨かれ、職人としての哲学が形作られた事と思います。
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Q.この仕事が好きな理由と、大変な事を教えて下さい。
A.「好きなところは、施工が終わった後にお客様からお喜びの言葉を頂いた時に、1番のやり甲斐を感じます。
現場は新築より、今日の現場の様な修繕の方が好きです。
新築は工期内に仕上げて終わりですが、修繕は状況に応じて創意工夫をして施工しなければなりません。
1つも同じ状況はないので、どこが雨漏りの原因なのかを探って、自身の技術と経験を最大限に活かして、問題解決する事に1番のやり甲斐を感じます」
Q.この仕事が好きな理由と、大変な事を教えて下さい。
A.「好きなところは、施工が終わった後にお客様からお喜びの言葉を頂いた時に、1番のやり甲斐を感じます。
現場は新築より、今日の現場の様な修繕の方が好きです。
新築は工期内に仕上げて終わりですが、修繕は状況に応じて創意工夫をして施工しなければなりません。
1つも同じ状況はないので、どこが雨漏りの原因なのかを探って、自身の技術と経験を最大限に活かして、問題解決する事に1番のやり甲斐を感じます」
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A.「大変な事は、現場の管理がまず1つ目です。
今日のように風が強いと、防水シートが煽られて飛ばされてしまったりします。
とても重いので、飛ばされてしまっては大惨事にも繋がりかねないので、常に緊張感があります。
2つ目は天候です。
夏場は遮るものが無いので、常に直射日光の下での作業になります。
現場温度は照り返しの熱で60℃になる事もあります、常に半分熱中症になりながらの仕事になります。」
足場を組んでいる建築現場であれば、落下防止シートなどで現場下の建物や歩行者に対してある程度落下事故も防げますが、屋上の防水施工となると工程の終盤になるので、足場など撤去されていることも多く、また、今回の現場のような柵も何も無い屋上現場では落下防止できるものが何も無い状況で、強風で建材や工具が飛ばされたりしない様に気を張りながら仕事をするのはとても大変そうだと感じました。
A.「大変な事は、現場の管理がまず1つ目です。
今日のように風が強いと、防水シートが煽られて飛ばされてしまったりします。
とても重いので、飛ばされてしまっては大惨事にも繋がりかねないので、常に緊張感があります。
2つ目は天候です。
夏場は遮るものが無いので、常に直射日光の下での作業になります。
現場温度は照り返しの熱で60℃になる事もあります、常に半分熱中症になりながらの仕事になります。」
足場を組んでいる建築現場であれば、落下防止シートなどで現場下の建物や歩行者に対してある程度落下事故も防げますが、屋上の防水施工となると工程の終盤になるので、足場など撤去されていることも多く、また、今回の現場のような柵も何も無い屋上現場では落下防止できるものが何も無い状況で、強風で建材や工具が飛ばされたりしない様に気を張りながら仕事をするのはとても大変そうだと感じました。
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この日現場に岩瀬さんと長いお付き合いのある会社の社長さんがいましたので、岩瀬さんの事について聞いてみました。
Q.岩瀬さんってどんな方ですか?
A.すごく真面目で几帳面な職人さんです。防水シートの貼り方一つにしても、屋上の防水シートの仕上がりなんてお施主さん以外誰も見ないのに、わざわざ手間をかけて、シートの継ぎ目を千鳥に仕上げてくれるのは岩瀬さんだけです。
こんなに手間のかかる事は他の業者さんでは中々いません。
他にも色々出来る事も多いし、人柄も良い。
仕事というのは技術力だけじゃなくて、人間力も大切です。付き合いの長い職人は岩瀬さん含めてたくさんいますが岩瀬さんなら安心して仕事を回す事が出来ます!
第三者からこれだけの信頼を得る事がどれだけ大変な事か。
地道な努力で積み上げた実績が、強い信頼を作ったのでしょう。
それこそ、岩瀬さんの施工される防水工事の様に一滴の水も漏らさない様に、期待を漏らさなかった証です!
この日現場に岩瀬さんと長いお付き合いのある会社の社長さんがいましたので、岩瀬さんの事について聞いてみました。
Q.岩瀬さんってどんな方ですか?
A.すごく真面目で几帳面な職人さんです。防水シートの貼り方一つにしても、屋上の防水シートの仕上がりなんてお施主さん以外誰も見ないのに、わざわざ手間をかけて、シートの継ぎ目を千鳥に仕上げてくれるのは岩瀬さんだけです。
こんなに手間のかかる事は他の業者さんでは中々いません。
他にも色々出来る事も多いし、人柄も良い。
仕事というのは技術力だけじゃなくて、人間力も大切です。付き合いの長い職人は岩瀬さん含めてたくさんいますが岩瀬さんなら安心して仕事を回す事が出来ます!
第三者からこれだけの信頼を得る事がどれだけ大変な事か。
地道な努力で積み上げた実績が、強い信頼を作ったのでしょう。
それこそ、岩瀬さんの施工される防水工事の様に一滴の水も漏らさない様に、期待を漏らさなかった証です!
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あとがき。
今回の現場も職人さんの活き活きした表情、真剣な表情を捉えてお伝えする事が出来て僕もやり甲斐を感じました。
撮影とインタビューを通して、岩瀬さん、和田さんと直にコミュニケーションをとって感じた第一印象は、お二人ともとても誠実な方でした。
職人さんがカッコよいと思い、撮影を担当させていただいてますが、仕事内容については全くもって知識のない僕にも懇切丁寧に説明してくださいました。
これから、防水施工に限らず何かを建築に関わる依頼を検討してる皆様は、職人に対してどんなイメージをお持ちですか?
「怖い」「話しかけにくそう」「ぶっきらぼう」
中にはネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。
現に、先日プライベートで外出している時に見かけたとある建設現場の職人さん達は、はたから見たら大きな声で、乱暴な言葉遣いでやり取りされていました。
けれど、今日お会いしたお二人は全くもって正反対の印象です。
何かを依頼を検討する時、やはりネームバリューが大きい会社さんを選びがちですが。
大きい会社さんならなんだか安心して任せられそう!という先入観や信頼感は大きいと思います。
しかし、そこから派遣されてくるのはその会社の2次3次の下請け孫受け企業です。
そういった会社さんに対して悪い事をお伝えしたい訳ではないのです。
どんな職人さんが来るかわからないと言う事をお伝えしたいのです。
今は、簡単に情報が調べられる時代になりました。
個人経営でも腕の立つ職人さんはたくさんいますし、消費者側がより自由に選ぶ事が出来る時代になりました。
決して安い出費ではありません、大金叩いて感じ悪い職人に住まいや建物を触って欲しくありませんよね?
なので、千葉県内、船橋近辺はもちろん関東一円、雨漏りなどで困ってらっしゃる方いませんか?
この施工事例を読んでくださったあなたはラッキーです!
今、良い防水職人さんを見つける事が出来ましたので。
雨漏りなどでお困りの時は一度「株式会社MISORA」様にご連絡を!
取材・制作=夏井カメラマン
あとがき。
今回の現場も職人さんの活き活きした表情、真剣な表情を捉えてお伝えする事が出来て僕もやり甲斐を感じました。
撮影とインタビューを通して、岩瀬さん、和田さんと直にコミュニケーションをとって感じた第一印象は、お二人ともとても誠実な方でした。
職人さんがカッコよいと思い、撮影を担当させていただいてますが、仕事内容については全くもって知識のない僕にも懇切丁寧に説明してくださいました。
これから、防水施工に限らず何かを建築に関わる依頼を検討してる皆様は、職人に対してどんなイメージをお持ちですか?
「怖い」「話しかけにくそう」「ぶっきらぼう」
中にはネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。
現に、先日プライベートで外出している時に見かけたとある建設現場の職人さん達は、はたから見たら大きな声で、乱暴な言葉遣いでやり取りされていました。
けれど、今日お会いしたお二人は全くもって正反対の印象です。
何かを依頼を検討する時、やはりネームバリューが大きい会社さんを選びがちですが。
大きい会社さんならなんだか安心して任せられそう!という先入観や信頼感は大きいと思います。
しかし、そこから派遣されてくるのはその会社の2次3次の下請け孫受け企業です。
そういった会社さんに対して悪い事をお伝えしたい訳ではないのです。
どんな職人さんが来るかわからないと言う事をお伝えしたいのです。
今は、簡単に情報が調べられる時代になりました。
個人経営でも腕の立つ職人さんはたくさんいますし、消費者側がより自由に選ぶ事が出来る時代になりました。
決して安い出費ではありません、大金叩いて感じ悪い職人に住まいや建物を触って欲しくありませんよね?
なので、千葉県内、船橋近辺はもちろん関東一円、雨漏りなどで困ってらっしゃる方いませんか?
この施工事例を読んでくださったあなたはラッキーです!
今、良い防水職人さんを見つける事が出来ましたので。
雨漏りなどでお困りの時は一度「株式会社MISORA」様にご連絡を!
取材・制作=夏井カメラマン