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家を建てるにあたって大切な場所のひとつ、それは玄関です。
毎日の帰宅を出迎えてくれる玄関は特別にこだわって作りたいものですよね。
今回お邪魔したのは、そんな大切な玄関ポーチやテラスを彩るタイル施工を取り扱う「アルタイト株式会社」です。
職人のワザとこだわりについて、国家資格でもあるタイル貼り技能士一級をもつ緑川泰史さんにお話を伺いました。
家を建てるにあたって大切な場所のひとつ、それは玄関です。
毎日の帰宅を出迎えてくれる玄関は特別にこだわって作りたいものですよね。
今回お邪魔したのは、そんな大切な玄関ポーチやテラスを彩るタイル施工を取り扱う「アルタイト株式会社」です。
職人のワザとこだわりについて、国家資格でもあるタイル貼り技能士一級をもつ緑川泰史さんにお話を伺いました。
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まわりを住宅地に囲まれた千葉県船橋市の現場へ伺ったのは施工二日目のこと。
コンクリートの上にモルタルで下地を塗って、タイルを貼っていく作業が行われていました。
ササっと手早く塗られていく下地はそれ自体が大変美しく、手際の良さに圧倒されます。
「早く塗らないと乾いてしまいますからね」と緑川さん。
夏は日差しですぐに乾燥してしまうため、モルタルの強度を変えたり工夫が必要なのだそう。
タイル職人歴15年以上の経験によって、その場その場に的確に合わせた作業が進められます。
まわりを住宅地に囲まれた千葉県船橋市の現場へ伺ったのは施工二日目のこと。
コンクリートの上にモルタルで下地を塗って、タイルを貼っていく作業が行われていました。
ササっと手早く塗られていく下地はそれ自体が大変美しく、手際の良さに圧倒されます。
「早く塗らないと乾いてしまいますからね」と緑川さん。
夏は日差しですぐに乾燥してしまうため、モルタルの強度を変えたり工夫が必要なのだそう。
タイル職人歴15年以上の経験によって、その場その場に的確に合わせた作業が進められます。
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塗ったモルタルにタイルを貼り付けたら、ビブラートと呼ばれる工具で振動を与え接着力を高めていきます。
昔はハンマーで叩いて密着させていたため、時間もかかったのだそう。
工具の進化も職人さんの仕事を助けています。
塗ったモルタルにタイルを貼り付けたら、ビブラートと呼ばれる工具で振動を与え接着力を高めていきます。
昔はハンマーで叩いて密着させていたため、時間もかかったのだそう。
工具の進化も職人さんの仕事を助けています。
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Q:タイル貼りで難しいところはどんなことでしょうか?
「やはり綺麗に平らに仕上げていくことですね。図面通りに完成させるには、どのように割り付け調整していくかイメージし続けなければいけません。細かく計算できていなければ、どこかがおかしくなっていきます。出来上がりまでを想像できる力が必要ですね。」
話をしながらも作業は進み、端の部分は形を合わせるために大きなタイルカッターで切っていきます。
「タイルを傷つけるわけにはいきませんので神経を使う作業です」とのこと。
綺麗に切りそろえられたタイルはパズルのようにカチッとはまり、見ていてとても気持ちが良いです。
Q:タイル貼りで難しいところはどんなことでしょうか?
「やはり綺麗に平らに仕上げていくことですね。図面通りに完成させるには、どのように割り付け調整していくかイメージし続けなければいけません。細かく計算できていなければ、どこかがおかしくなっていきます。出来上がりまでを想像できる力が必要ですね。」
話をしながらも作業は進み、端の部分は形を合わせるために大きなタイルカッターで切っていきます。
「タイルを傷つけるわけにはいきませんので神経を使う作業です」とのこと。
綺麗に切りそろえられたタイルはパズルのようにカチッとはまり、見ていてとても気持ちが良いです。
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Q:昔からものづくりは得意でしたか?
そうですね。
若い頃から何かを作ることが好きでしたので、最初のアルバイトから友人の家のタイル屋で働かせてもらっていました。
細かい作業は自分に向いていたし、職人として自立できることにも魅力を感じ、20歳の頃に社員となります。
当時の親方は大変厳しい方でしたが、おかげで負けたくないと技術を磨けたように思います。
Q:昔からものづくりは得意でしたか?
そうですね。
若い頃から何かを作ることが好きでしたので、最初のアルバイトから友人の家のタイル屋で働かせてもらっていました。
細かい作業は自分に向いていたし、職人として自立できることにも魅力を感じ、20歳の頃に社員となります。
当時の親方は大変厳しい方でしたが、おかげで負けたくないと技術を磨けたように思います。
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Q:独立したのは何歳の頃ですか?
実は25歳の頃に実家がおもちゃの製造業を始めたため、両親とともに会社を起こしました。
最初は大手メーカーの下請けとして忙しくしていたのですが、外資系企業などの参入により、小さな製造業は厳しくなっていきました。
いろいろとがんばったのですが30代後半にはアルバイトをしながら将来について考える日々となりました。あの頃は大変でしたね。
そんな頃に情報誌でタイル貼りの会社の求人を見つけ面接へ。
そこの社長が偶然にも高校時代の後輩で、これは何かの縁だろうと勤めることとなりました。
若い頃の経験と人との縁が自分を助けることになるとは修行していた当時は考えもしなかったですね。
その後47歳で独立。手に職をつけることの大切さを切に感じています。
Q:独立したのは何歳の頃ですか?
実は25歳の頃に実家がおもちゃの製造業を始めたため、両親とともに会社を起こしました。
最初は大手メーカーの下請けとして忙しくしていたのですが、外資系企業などの参入により、小さな製造業は厳しくなっていきました。
いろいろとがんばったのですが30代後半にはアルバイトをしながら将来について考える日々となりました。あの頃は大変でしたね。
そんな頃に情報誌でタイル貼りの会社の求人を見つけ面接へ。
そこの社長が偶然にも高校時代の後輩で、これは何かの縁だろうと勤めることとなりました。
若い頃の経験と人との縁が自分を助けることになるとは修行していた当時は考えもしなかったですね。
その後47歳で独立。手に職をつけることの大切さを切に感じています。
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Q:仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?
大抵の人にとって家は一生に一度の大きな買い物ですから、後悔させることが無いように自分の技を全力で注いでいます。
外構工事はお客様と顔を合わせるため、ありがとうと直接言葉をいただくことも多いです。
その言葉に苦労も報われますね。
体力勝負の外仕事ですが、お客様の笑顔と進化した防寒技術によってがんばることができます!
Q:仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?
大抵の人にとって家は一生に一度の大きな買い物ですから、後悔させることが無いように自分の技を全力で注いでいます。
外構工事はお客様と顔を合わせるため、ありがとうと直接言葉をいただくことも多いです。
その言葉に苦労も報われますね。
体力勝負の外仕事ですが、お客様の笑顔と進化した防寒技術によってがんばることができます!
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Q:今後の展望について教えてください
まずは技術を向上させることが一番、お客様にも安心してもらうためにタイル技能士の試験に取り組み、一級の資格をとりました。
一級に受かったのは、その年の千葉県の受験者では私だけだったようで、ありがたいことに最優秀賞として表彰もされました。
今は情報の発信にYouTubeなどを使う職人もおり、私もInstagramを始めました。
サービスを受けたい方が調べやすいように、身近なツールを使って発信することは大切だと考えます。
今後はタイル屋同士の横のつながりも増やし、職人の仕事を分かりやすく皆様に伝えていければと思います。
Q:今後の展望について教えてください
まずは技術を向上させることが一番、お客様にも安心してもらうためにタイル技能士の試験に取り組み、一級の資格をとりました。
一級に受かったのは、その年の千葉県の受験者では私だけだったようで、ありがたいことに最優秀賞として表彰もされました。
今は情報の発信にYouTubeなどを使う職人もおり、私もInstagramを始めました。
サービスを受けたい方が調べやすいように、身近なツールを使って発信することは大切だと考えます。
今後はタイル屋同士の横のつながりも増やし、職人の仕事を分かりやすく皆様に伝えていければと思います。
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修業時代に親方に言われた言葉で忘れられないのが「三歩下がって確認しろ」
集中して作業することも大事ですが、目の前だけを見るのではなく、目線をあげて俯瞰で確認しなければなりません。
図面を形にすることと同じように、先をどれだけイメージできるのかがこの仕事には大切だと考えます。
人の縁と経験、そして技術力と想像力。これまでやってきたことは一つも無駄ではないのだと強く実感しています。
修業時代に親方に言われた言葉で忘れられないのが「三歩下がって確認しろ」
集中して作業することも大事ですが、目の前だけを見るのではなく、目線をあげて俯瞰で確認しなければなりません。
図面を形にすることと同じように、先をどれだけイメージできるのかがこの仕事には大切だと考えます。
人の縁と経験、そして技術力と想像力。これまでやってきたことは一つも無駄ではないのだと強く実感しています。
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作業中は真剣な表情の緑川さんでしたが、お話を伺うと笑顔が優しく、説明もとても丁寧で分かりやすかったです。
今後もお客様とのご縁を大切に、時代に合った方法で仕事を進化させてくれるのだろうと感じます。
撮影・記事=渡辺カメラマン
作業中は真剣な表情の緑川さんでしたが、お話を伺うと笑顔が優しく、説明もとても丁寧で分かりやすかったです。
今後もお客様とのご縁を大切に、時代に合った方法で仕事を進化させてくれるのだろうと感じます。
撮影・記事=渡辺カメラマン