埼玉県鶴ヶ島市　　マンションのリノベーション（完成）

「お任せで」
言われた方は一番大変な言葉ですよね？
よくあるのが「なに食べたい？」と相手に聞いても「なんでも良い任せる」と返された時、困った事ありませんか？

これは、長年連れ添ったご夫婦でもちょっと大変かと思います。
相手の好みや癖、嗜好を把握していれば選択肢も絞られ、何を作ってあげれば喜んで食べてくれるかな？と、打つ手もあると言うもの。
これがお付き合いするかしないか、微妙な時期の男女であれば、女性の気を引きたい男性側は、あの手のこの手でお店をリサーチして、会話の端々から女性の好みを掬い上げて絞り込むハズです。
戦々恐々と迎えたデート当日、女性の笑顔を見る事が出来たなら大成功！というものでしょう。

さて、こちらの問いかけに対して相手が具体的なイメージが無く、且つそれなりの結果を求められる場合、「調査能力」と「提案力」がどれだけあるか、さらにどれだけ親身になって「相手に寄り添える性格」かというこの3点に加えてリフォームを手がける職人さんにはさらに「センス」が問われるのでは無いでしょうか？

床材、壁紙に始まり、建具や水回りの配色、素材はどうするのか？
間取りを変えるとしたら、どんな家族が住むのか？
年配の子育てが終わった夫婦なのか？
それともこれから家庭を築いてゆく若夫婦なのか？

これら全てにまで意識をして、トータルプロデュースしてくれる職人さんがいたら、とても心強いと思いませんか？
今回ご紹介する職人さん、「ＴＷＩＮＳ」の人見さんはまさにそんな、クリエイティブな職人さんです！

さて、先ずは物件内の施工前からご覧ください。
前オーナー様はペットを飼われてたとの事で、壁紙はもちろんとにかく部屋の隅々の傷みと汚れが目立ちます。
しかし、フルリフォームですのでどれだけ傷んでいようが、関係ありません。
むしろ傷みが酷ければ酷いほど職人の腕の見せ所というものでしょう！

一番最初に目につく玄関からご紹介いたします。
爽やかな色合いの青を差し色に使った下駄箱がオシャレです。

元々は壁一面の下駄箱でしたが「自分だったら、下駄箱の上に鍵や、写真など小物置いたりするよな」との事で、使い勝手はもちろん、住む人の生活の彩りまで考えた設計となっています。
下駄箱の下側にも少し空間を取り、物をしまえる工夫がしてあります。

そして、玄関といえば靴の脱ぎ履きや、見送り出迎えが主となる場所。
足元の巾木（はばき）をしげしげと見る人はそれほどいないと思いますが、人見さんはこういうところも手を抜かずに綺麗に仕上げられています。

続きまして、リビングから繋がる和室のご紹介です。
特に、この和室は今回一番手間がかかっている場所となってます。
仕切りの襖は、使い勝手の良いレール付きの動きの良いものに。
押入れの襖は、枠をあえて塗らずそして畳も畳縁を無地のものを採用して統一感と和モダンな雰囲気に。
窓の障子ももちろんリフレッシュしています。

続いてトイレと浴室です。
こちらはビフォーアフターでご覧ください。
壁紙が剥がれ落ち、お化け屋敷一歩手前のトイレも、一昔前を感じる浴室も綺麗にサッパリ生まれ変わりました。
柄物の壁紙がトイレの壁紙に使われています。
これも人見さんなりの気持ちよく過ごしてほしいという気遣いです。

続いて主寝室として使えそうな洋室１
こちらも壁紙も綺麗に張替え、押入れも作り直して棚も増設し使い勝手の向上が図られています！
部屋の上に張り出したところだけ、よく見ると藤で編み込んだようなおしゃれな壁紙がアクセントで使われています。
洋室ではあるけれど、どこか和の雰囲気を感じてほしいとのこだわりのポイントです！

一つ前の記事で、話す事が好きだと書かれていますが、外での休憩中に、掃除で出て来たご年配の女性に、にこやかに挨拶を交わして、自然に笑顔で軽い雑談迄もっていくところに人当たりの良さが現れています。