川口市　　一戸建ての基礎・外構工事

お伺いしたのは、川口市で行なっている基礎工事の現場。
基礎はほとんどできあがっていて、あとは基礎の天端を整える作業くらいです。
そして、上物（建物）が完成に近づくころに、外構の工事を行なうそうです。

一般の方は、あまり基礎に関心をもつことはないのではないかと想像します。
しかし基礎は、上物を支える重要な役目を担うもの。
基礎工事の欠陥は、さまざまなトラブルにつながります。

実際、武藤さんには、基礎の改修・補強工事の依頼も少なからずあるといいます。
とくに築年数が経った住宅では、当時の基準でつくられた基礎が家を支えきれなくなり、補強工事が必要になることがあるそうです。

武藤さんのこだわりを生んだひとつの理由は、武藤さんが所属している「若鳶会」にあるんだそうです。

若鳶会とは、高所で作業する、いわゆる鳶職の集まり。
現在は足場・外構・基礎などの職人で構成されているんだとか。
若鳶会は全国にあり、武藤さんの地元にある「浦和若鳶会」には、20名ほどの職人が所属しているそうです。

若鳶会の先輩方は、妥協を許さない職人ばかり。
武藤さん曰く、「いい加減な仕事をすると、先輩たちから怒られるんです」。

厳しい先輩職人から、自分の仕事に誇りをもつことを教え込まれる。
これぞ「職人」！と言いたくなるエピソードですね！