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ご紹介するのは群馬県桐生市の大工さん、秋塚建築の秋塚 忠(あきづか ただし)さん。
18歳からこの世界に入り、4年間、他社で働いたのちに、父のもとで経験を積み、大工としてのキャリアは30年以上。
リフォームはもとより、増改築、新築と、家のことならなんでもお任せ!のベテラン職人さんです。
今回、まずお邪魔したのは太田市の増築工事の現場。
昨年、秋塚さんが建てた一軒家に、10畳ほどのスペースを加える工事です。
同時進行で、庭の倉庫も新たに建てていました。
ご紹介するのは群馬県桐生市の大工さん、秋塚建築の秋塚 忠(あきづか ただし)さん。
18歳からこの世界に入り、4年間、他社で働いたのちに、父のもとで経験を積み、大工としてのキャリアは30年以上。
リフォームはもとより、増改築、新築と、家のことならなんでもお任せ!のベテラン職人さんです。
今回、まずお邪魔したのは太田市の増築工事の現場。
昨年、秋塚さんが建てた一軒家に、10畳ほどのスペースを加える工事です。
同時進行で、庭の倉庫も新たに建てていました。
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中を拝見すると、床には下地が貼られ、天井には断熱材、壁は防水シートと、そろそろ工事の完了が見えてきたところ。
あと2週間ほどで完成するそうです。
秋塚さんは、大工として木工事や下地づくりをひとりで手掛け、内装や外装、屋根工事、電気工事などは、長年つきあいのある職人さんに依頼しているとのこと。
職人さんたちといい関係をつくれることも、現場をまとめる大工の大事な資質です。
この日、訪れていた職人さんの会話に、双方の信頼関係が感じ取られました。
中を拝見すると、床には下地が貼られ、天井には断熱材、壁は防水シートと、そろそろ工事の完了が見えてきたところ。
あと2週間ほどで完成するそうです。
秋塚さんは、大工として木工事や下地づくりをひとりで手掛け、内装や外装、屋根工事、電気工事などは、長年つきあいのある職人さんに依頼しているとのこと。
職人さんたちといい関係をつくれることも、現場をまとめる大工の大事な資質です。
この日、訪れていた職人さんの会話に、双方の信頼関係が感じ取られました。
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工事現場の裏手にまわって、昨年建てたばかりの母屋も拝見。
大きな窓と広いデッキが特徴的です。
新築に関しては在来工法が専門の秋塚さん。
これほど広い開口部をつくれるのも、在来工法のメリットのひとつなんです。
プランニングは、施主の希望を聞き取りながら、秋塚さんが作成。
詳細なプランニングをつくったのちに、知り合いの建築士に強度や法規の面をチェックしてもらい、完璧を期しているそうです。
デザインセンスの良さは建築士顔負けですね!
工事現場の裏手にまわって、昨年建てたばかりの母屋も拝見。
大きな窓と広いデッキが特徴的です。
新築に関しては在来工法が専門の秋塚さん。
これほど広い開口部をつくれるのも、在来工法のメリットのひとつなんです。
プランニングは、施主の希望を聞き取りながら、秋塚さんが作成。
詳細なプランニングをつくったのちに、知り合いの建築士に強度や法規の面をチェックしてもらい、完璧を期しているそうです。
デザインセンスの良さは建築士顔負けですね!
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施主の方に許可をいただいて、家の中も見させていただきました。
板張りの床に、居室の天井はシナベニア仕上げ。
木の良さを存分に引き出すデザインです。
羽目板を縦横に貼って、市松模様のように仕上げた壁は、秋塚さんの提案。
のっぺりとしがちな広い室内に、絶妙なアクセントを加えています。
聞けば、こうした意匠を施しても、予算はアップしていないのだとか。
単価の安い、短い羽目板を上手に利用しているからなんだそうです。
お金よりも頭を使う!ってことですね!
施主の方に許可をいただいて、家の中も見させていただきました。
板張りの床に、居室の天井はシナベニア仕上げ。
木の良さを存分に引き出すデザインです。
羽目板を縦横に貼って、市松模様のように仕上げた壁は、秋塚さんの提案。
のっぺりとしがちな広い室内に、絶妙なアクセントを加えています。
聞けば、こうした意匠を施しても、予算はアップしていないのだとか。
単価の安い、短い羽目板を上手に利用しているからなんだそうです。
お金よりも頭を使う!ってことですね!
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玄関の小さな物置スペースや、キッチンの調味料棚、柱を利用したかわいい棚なども、秋塚さんの提案。
しっくい仕上げの壁との相性もバッチリ!
こうした気の利いた造作は、メーカーハウスでは期待できない部分です。
このサイトを参考にされている方の多くは、多少なりとも個性ある住宅を求める傾向にあるのではないかと想像します。
つまり、職人さんには技術はもちろん、自分とセンスが合うかどうかが求められることになります。
秋塚さんは施主の希望を叶える「お客さま第一」で仕事をしているといいますが、このような秋塚さんのセンスに魅力を感じる施主の方も多いようですよ!
玄関の小さな物置スペースや、キッチンの調味料棚、柱を利用したかわいい棚なども、秋塚さんの提案。
しっくい仕上げの壁との相性もバッチリ!
こうした気の利いた造作は、メーカーハウスでは期待できない部分です。
このサイトを参考にされている方の多くは、多少なりとも個性ある住宅を求める傾向にあるのではないかと想像します。
つまり、職人さんには技術はもちろん、自分とセンスが合うかどうかが求められることになります。
秋塚さんは施主の希望を叶える「お客さま第一」で仕事をしているといいますが、このような秋塚さんのセンスに魅力を感じる施主の方も多いようですよ!
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つぎに案内していただいたのは、秋塚さんが10年ほど前に建てたという店舗。
12坪ほどの、こぢんまりした居酒屋さんです。
まず目を引くのは入り口の、重厚感のある扉。
これは、昔の蔵戸(くらど)というもので、秋塚さんが探し出してきたものだそうです。
同じテイストの格子は、大きな窓の目隠しや、カウンター上の意匠にも使われていました。
つぎに案内していただいたのは、秋塚さんが10年ほど前に建てたという店舗。
12坪ほどの、こぢんまりした居酒屋さんです。
まず目を引くのは入り口の、重厚感のある扉。
これは、昔の蔵戸(くらど)というもので、秋塚さんが探し出してきたものだそうです。
同じテイストの格子は、大きな窓の目隠しや、カウンター上の意匠にも使われていました。
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中に入ると、大きな一枚板のテーブルと、同じく一枚板のカウンター。
知り合いを介して安価で仕入れることができたので、施主の予算内でやりくりすることができたそうです。
この店舗もまた、秋塚さんのプランなんだとか。
施主は「ほとんどおまかせ」だったそうです。
居酒屋のプランを、これほど上手にまとめるとは、普段からそうとう居酒屋に通ってるんでしょうか……と思いきや、「全然飲めないんですよ」と意外なお答え。
住宅、店舗の別なく、さまざまな建物を目にして、実際に何棟も立ててきた経験が、センスのベースになっているんですね!
中に入ると、大きな一枚板のテーブルと、同じく一枚板のカウンター。
知り合いを介して安価で仕入れることができたので、施主の予算内でやりくりすることができたそうです。
この店舗もまた、秋塚さんのプランなんだとか。
施主は「ほとんどおまかせ」だったそうです。
居酒屋のプランを、これほど上手にまとめるとは、普段からそうとう居酒屋に通ってるんでしょうか……と思いきや、「全然飲めないんですよ」と意外なお答え。
住宅、店舗の別なく、さまざまな建物を目にして、実際に何棟も立ててきた経験が、センスのベースになっているんですね!
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この日もう1カ所、見せていただいたのは、昨年建てたばかりの一軒家。
広い駐車スペースのある平屋建てです。
こちらは、以前、秋塚さんが建てた住宅の施主さんからの、リピート依頼だったそうです。
リピートや紹介が多いのは、施主からの厚い信頼を受けていることの証ですね!
この日もう1カ所、見せていただいたのは、昨年建てたばかりの一軒家。
広い駐車スペースのある平屋建てです。
こちらは、以前、秋塚さんが建てた住宅の施主さんからの、リピート依頼だったそうです。
リピートや紹介が多いのは、施主からの厚い信頼を受けていることの証ですね!
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玄関を入ってすぐに目に入るのは、丸型の窓。
これは施主の要望だそうですが、こうした遊びがどこかにあるだけで、家は夢のあるスペースになります。
玄関奥のシューズクローゼットも、施主からの要望なんだとか。
そのアイデアを上手に形にするのが、ベテラン大工の腕の見せどころ、というものですね!
ちなみに、つぎに出てくるアイランド型のキッチンも、施主の希望によるものだそうです。
玄関を入ってすぐに目に入るのは、丸型の窓。
これは施主の要望だそうですが、こうした遊びがどこかにあるだけで、家は夢のあるスペースになります。
玄関奥のシューズクローゼットも、施主からの要望なんだとか。
そのアイデアを上手に形にするのが、ベテラン大工の腕の見せどころ、というものですね!
ちなみに、つぎに出てくるアイランド型のキッチンも、施主の希望によるものだそうです。
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玄関から室内に入ると、開放感あふれるLDKが現れます。
この開放感を生み出している一番のポイントは、天井を張らず、梁を見せるプランニング。
これは秋塚さんが提案した部分です。
壁の羽目板を斜めに貼ったのも、秋塚さんの提案。
こうした遊び心が、秋塚さんの真骨頂といえるでしょう。
施主も仕上がりにはとても満足されているご様子でした。
先ほども書きましたが、「センスが合うかどうか」は職人選びの大きな要素。
この記事の写真を見て、ピン!ときたら、ぜひ秋塚さんに相談してみることをお勧めします!
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)
玄関から室内に入ると、開放感あふれるLDKが現れます。
この開放感を生み出している一番のポイントは、天井を張らず、梁を見せるプランニング。
これは秋塚さんが提案した部分です。
壁の羽目板を斜めに貼ったのも、秋塚さんの提案。
こうした遊び心が、秋塚さんの真骨頂といえるでしょう。
施主も仕上がりにはとても満足されているご様子でした。
先ほども書きましたが、「センスが合うかどうか」は職人選びの大きな要素。
この記事の写真を見て、ピン!ときたら、ぜひ秋塚さんに相談してみることをお勧めします!
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)