栃木県栃木市　　ハーフＤＩＹで古民家をエステサロンに改装

栃木県栃木市を中心に関東全域と幅広く対応可能な大工、「田宮宅建」の田宮雄基（たみやゆうき）さんのご紹介です。

1994年（平成6年）生まれの若き大工の親方です。

お父様が大工だったこともあり、幼い頃からその背中を見て育ち、中学生の頃から現場に入って手伝っていたそうです。


さらにお話を伺っていくと、高校卒業を機に大工の道を歩むと思われていたそうですが。4年制の建築学科に進み、建築に関する知識を幅広く身につけ、大学卒業後は現場管理職の道に進まれたそうです。
その会社で2年間働き、成績を達成し、新人賞を得て同期のトップまで上り詰めた若い才人です。

その後お父様と一緒に「田宮宅建」を盛り上げる大工さんとして現在に至ります。

工期はおよそ1ヶ月間で、わたくしが訪れた本日、ちょうど半分程度の工程が経過したところだそうです。
さっそく現場にお邪魔すると、建具の塗装や照明の設置など一部が仕上がっている状態でした。

作業現場を見学していると、田宮さん曰く、普段はお父様と別々の現場に入ることが多いとのことでしたが、今回は親子ならではの阿吽の呼吸で上手く連携を取りながらあっという間に下地張り作業を完成させてらっしゃいました。

『ハーフDIY』を依頼される現場は、そう多くないそうですが、施工を進める前のお客様との打ち合わせでは、内装外装など工事内容だけではなく、集客するために「映える」ことを意識したライトアップのお店づくりまで提案されていたそうですよ！

今どきの、若くみずみずしい感性の大工さんは一味違いますね！

訪れた日の施工内容は、合計二枚張る下地の二枚目の張り替えで、既に床や壁などの解体作業と1枚目の下地が張り替えてある状態でした。
解体作業を行う前に、お客さんから「一部の部屋で、ビー玉が一方に転がってしまう」
というご相談があり、経年劣化で沈んできた地盤を水平にするために床の下地を張り替えていったそうです。

こちらはボタン1つで垂直・水平の基準を取ることができ、大工さんの田宮さんにとって、欠かせない道具とのことです。

さらにお話を伺っていくと、「田宮宅建」のさらなる強みは住宅のリフォームから店舗リフォームまで一通りの作業を社内で完結できること。

それは、設備工事や電気工事、塗装工事から外構工事まで大工以外の他業種の仲間内が多いため可能なようです。
横のつながりがあるからこそ、お客様からの要望を叶えることができ、
【基本的にご依頼いただいた仕事は断らない】という仕事に対する思いを、まさに実現できていることがわかりました。

そんな素敵な思いで仕事をする中で「一番嬉しかったエピソードは？」とお伺いすると、
やはり「同じお客様から、次の仕事のご依頼いただけた時！」だとか。

ほがらかでいて誠実な人柄で、魅力がたっぷりの田宮さんに大工として今後どのような会社にしていきたいかお伺いしたところ、別の会社名で法人化することだそうです。

栃木県栃木市以外でも、腕前から勇名を馳せる大工さんになられる日も、近いかもしれませんね！

また最後に今回取材させていただいた中で、とても印象的なお話だったのが、
「商品を売るのではなく、自分（人）を売ること」というお言葉でした。
この言葉は田宮さんが以前の会社で働かれていた時の教えから導き出された『答え』のようです。

「物販となると、どこでも同じものが手に入るので結局は他社と比べて安さを重視されてしまい、価格競争になってしまう。そこで『田宮さんが良いから！』となるようにお客様との接し方は気をつけている。」と。

これはどんな業界においても通じる大切な考え方だと、学ばせていただきました。