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ご紹介するのは、栃木県栃木市の大工、鈴木清紹(すずき きよつぐ)さん。
平成6年生まれの、若き職人さんです。
おじい様とお父様が大工だったという鈴木さんは、栃木県那須塩原の生まれ。
18歳のころから栃木県内の工務店で働きはじめたそうです。
7人ほどの職人を抱えるその工務店で6年ほど修行し、24歳のときに「鈴清建築」の屋号で独立。
以来、栃木県内を中心に、リフォーム工事から一戸建ての建設まで、幅広く請け負ってらっしゃいます。
ご紹介するのは、栃木県栃木市の大工、鈴木清紹(すずき きよつぐ)さん。
平成6年生まれの、若き職人さんです。
おじい様とお父様が大工だったという鈴木さんは、栃木県那須塩原の生まれ。
18歳のころから栃木県内の工務店で働きはじめたそうです。
7人ほどの職人を抱えるその工務店で6年ほど修行し、24歳のときに「鈴清建築」の屋号で独立。
以来、栃木県内を中心に、リフォーム工事から一戸建ての建設まで、幅広く請け負ってらっしゃいます。
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お伺いしたのは、栃木市で行なっている一戸建ての建築現場。
2階建て、のべ床面積43坪ほどの、立派な住宅です。
工法は柱と梁で構成される在来工法。
鈴木さんは、リフォームであればどんな工法で建てられたものでも対応しますが、一戸建ては在来工法をメインとしています。
「プランニングも僕が提案したんです」と鈴木さん。
さまざまな建築上の規則にしたがって図面に起こすことは設計士に依頼するそうですが、プランニングの段階までは、鈴木さんが施主の要望を聞き取りながら行なっているそうです。
施主と一緒になって家をつくる。
その心もちが、職人魂の源泉なのかもしれません。
お伺いしたのは、栃木市で行なっている一戸建ての建築現場。
2階建て、のべ床面積43坪ほどの、立派な住宅です。
工法は柱と梁で構成される在来工法。
鈴木さんは、リフォームであればどんな工法で建てられたものでも対応しますが、一戸建ては在来工法をメインとしています。
「プランニングも僕が提案したんです」と鈴木さん。
さまざまな建築上の規則にしたがって図面に起こすことは設計士に依頼するそうですが、プランニングの段階までは、鈴木さんが施主の要望を聞き取りながら行なっているそうです。
施主と一緒になって家をつくる。
その心もちが、職人魂の源泉なのかもしれません。
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この住宅の工期は、およそ6カ月。
訪れた日の段階は、「だいたい半分くらい終わったところ」とのことでした。
家を一軒建てるには、大工さん以外にも基礎・足場・電気・水道・屋根・塗装……と、さまざまな職人さんの手が必要です。
その多くを自分でやってしまう、いわゆる「多能工」のような職人さんもおられますが、鈴木さんは木工事に専念します。
それ以外の部分は「ていねいで間違いのない仕事をしてくれる職人さんたちに依頼しています」と鈴木さん。
土地柄か、職人同士の繋がりが強く、協力しあって工事を行なっているんだとか。
声をかけあいながら作業を進める職人さんたちの姿は、見ていて気持ちのいいものです。
この住宅の工期は、およそ6カ月。
訪れた日の段階は、「だいたい半分くらい終わったところ」とのことでした。
家を一軒建てるには、大工さん以外にも基礎・足場・電気・水道・屋根・塗装……と、さまざまな職人さんの手が必要です。
その多くを自分でやってしまう、いわゆる「多能工」のような職人さんもおられますが、鈴木さんは木工事に専念します。
それ以外の部分は「ていねいで間違いのない仕事をしてくれる職人さんたちに依頼しています」と鈴木さん。
土地柄か、職人同士の繋がりが強く、協力しあって工事を行なっているんだとか。
声をかけあいながら作業を進める職人さんたちの姿は、見ていて気持ちのいいものです。
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現場の中を拝見すると、目に入るのが太いケヤキの柱。
一般的には3.5~4寸くらいの柱を使うものですが、これはなんと6寸(約18センチ角)あるそうです。
「尺2寸の材を削って6寸に仕上げたんです」と鈴木さん。
作業場で、自分で材を削っているそうです。
また、これ以外にも丸太を挽いてつくった梁を使うなど、木の表情を活かしているところが随所に見られます。
鈴木さん曰く、「呼吸する家、というか、無垢を使った家は快適に過ごせるのがいいんですよね」。
無垢材へのこだわりは強く、リフォーム工事でも、一枚板でカウンターを作るといったプランを提案しているそうです。
現場の中を拝見すると、目に入るのが太いケヤキの柱。
一般的には3.5~4寸くらいの柱を使うものですが、これはなんと6寸(約18センチ角)あるそうです。
「尺2寸の材を削って6寸に仕上げたんです」と鈴木さん。
作業場で、自分で材を削っているそうです。
また、これ以外にも丸太を挽いてつくった梁を使うなど、木の表情を活かしているところが随所に見られます。
鈴木さん曰く、「呼吸する家、というか、無垢を使った家は快適に過ごせるのがいいんですよね」。
無垢材へのこだわりは強く、リフォーム工事でも、一枚板でカウンターを作るといったプランを提案しているそうです。
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電気屋さんと確認しあって、スイッチボックスを埋め込む穴を掘る鈴木さん。
「マルチツール」という電動工具で大まかにカットしたあとは、ノミで仕上げます。
近年は、電動工具だけでほぼすべての作業をこなしてしまう大工さんもおられ、そもそも手道具の出番がない、プレカットされた材を組み立てるだけの工事もあります。
しかし鈴木さんは手道具にこだわり、多少時間がかかっても、ていねいな仕事を心がけてらっしゃるそう。
「手道具にはこだわっているんです」と鈴木さん。
見せていただいた数々のノミは、ビシッと刃先が研がれています。
職人としての高みを目指す姿勢が、この刃先に現れているかのようですね。
電気屋さんと確認しあって、スイッチボックスを埋め込む穴を掘る鈴木さん。
「マルチツール」という電動工具で大まかにカットしたあとは、ノミで仕上げます。
近年は、電動工具だけでほぼすべての作業をこなしてしまう大工さんもおられ、そもそも手道具の出番がない、プレカットされた材を組み立てるだけの工事もあります。
しかし鈴木さんは手道具にこだわり、多少時間がかかっても、ていねいな仕事を心がけてらっしゃるそう。
「手道具にはこだわっているんです」と鈴木さん。
見せていただいた数々のノミは、ビシッと刃先が研がれています。
職人としての高みを目指す姿勢が、この刃先に現れているかのようですね。
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機械で仕上げた材でも、見えるところに使うものはカンナで仕上げます。
「大工としての経験が長いわけではないんですが、自分できっちり仕上げたいんです」と鈴木さん。
真剣な表情で、納得がいくまで仕上げを行われる姿がなんとも頼もしい。
仕上がった材を見せてもらうと、たしかに機械仕上げとは表面のなめらかさが違います。
予算や工期に制限があるなかでも、できるだけ自分が納得できる仕事をする。
その気概がある限り、彼の職人としての質は、経験とともにどんどん高まっていくはずです。
機械で仕上げた材でも、見えるところに使うものはカンナで仕上げます。
「大工としての経験が長いわけではないんですが、自分できっちり仕上げたいんです」と鈴木さん。
真剣な表情で、納得がいくまで仕上げを行われる姿がなんとも頼もしい。
仕上がった材を見せてもらうと、たしかに機械仕上げとは表面のなめらかさが違います。
予算や工期に制限があるなかでも、できるだけ自分が納得できる仕事をする。
その気概がある限り、彼の職人としての質は、経験とともにどんどん高まっていくはずです。
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簡単なリフォームから新築までこなす若き大工、鈴木さん。
周囲の職人さんと協働して、木工事以外のあらゆるリフォームに対応されています。
出張範囲は栃木県全域に加え、群馬県・茨城県の一部地域。
「連絡をいただいたら、すぐに見にいくようにしています」と言うように、フットワークのよさも自慢です。
しっかりした仕事、ていねいな仕事を求めている栃木県の方は、鈴清建築の大工、鈴木清紹さんに相談されてみてはいかがでしょうか。
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)
簡単なリフォームから新築までこなす若き大工、鈴木さん。
周囲の職人さんと協働して、木工事以外のあらゆるリフォームに対応されています。
出張範囲は栃木県全域に加え、群馬県・茨城県の一部地域。
「連絡をいただいたら、すぐに見にいくようにしています」と言うように、フットワークのよさも自慢です。
しっかりした仕事、ていねいな仕事を求めている栃木県の方は、鈴清建築の大工、鈴木清紹さんに相談されてみてはいかがでしょうか。
*取材・文=加藤康一(Freewheel Inc.)