千田さんのもうひとつのこだわりは、下地です。
屋根の雨漏りを防ぐルーフィングは、必ず2枚貼り。
もちろん1枚貼りよりも工事費が高くなりますが、防水性能も耐久性も格段に高くなるそうです。
また一般的に、瓦職人の仕事は野地板が貼られたあとからはじまりますが、千田さんは野地板の施工にも関わります。
それどころか、新築では建方(住宅の構造体を組み上げる大工作業)にも関わっているそうです。
リフォームにおいても、千田さんは下地を重視します。
見積もりはどうしても高めになってしまいますが、そのこだわりを捨てることは、お客さんにとっても自分にとってもよくないこと。
これぞ「職人気質」です。