屋根選びのコツ

みなさんは、屋根を選ぶ時何を重視して選んでいますか？料金や質、長持ちするか、など人それぞれ選ぶ理由があると思います。
今回は屋根の種類や特徴を紹介していきます。

この記事を読むと屋根選びをするときにご自身に合った屋根を選ぶことができ、屋根のことを知り屋根選びの時に活用することができます。

京都市右京区・西京区を中心に近畿全域でプロの屋根・鉄板職人として活躍されている松田勝資さんにインタビューして屋根のことを教えて頂きました。京都の瓦屋さんで15歳からアルバイトを始めたことがきっかけで、20歳の時から同瓦屋さんに就職し、平成１６年１０月に独立されました！屋根職人になられて２５年以上、情熱を持ってお仕事をされてきました。長年、屋根に関わってきたからこそ分かることがあります。

屋根材の種類は大きく分けて、金属系、スレート系、セメント系、日本瓦、アスファルトシングルの5種類に分類されます。

①金属系の特徴はアルミニウムの耐食性と亜鉛の防食作用により、長期にわたり錆が出難い材料です。
軽量で建物の負担が少ないことから耐震性が高く、カラーバリエーションが豊富で、様々なデザインがあり意匠性に優れている点があります。一般的なタイプなら値段が安いのも特徴です。デメリットは一般的な製品ですと断熱性と防音性に劣点です。

②スレート系の特徴はスレートは、セメントに繊維を混ぜて固めたもので、瓦に比べて軽量で耐震性が高く、安価で施工しやすいといった特徴があります。また、カラーバリエーションが豊富です。デメリットはメンテナンスが必要、割れやすい、劣化による色褪せが目立ちやすいことなどがあります。

③セメント系の特徴は、熱に強く、膨張縮小の影響を受けにくいため、施工がしやすい点です。さらに表面を塗料で着色するので、カラーバリエーションも豊富です。デメリットは重いので建物の耐震性不安なのと定期的な塗装によるメンテナンスが必要で、怠ると、チョーキング、色あせ、変色、カビやコケが発生します。

④日本瓦の特徴は屋根材の中でも最も耐久性があり、100年以上持つとも言われています。デメリットは重量が重いので、耐震性に劣る点です。

⑤アスファルトシングルの特徴は柔らかく、瓦等の硬い屋根材のように割れたり、金属製屋根材のようにサビが発生しない等のメリットがあります。デメリットは劣化すると表面の石粒が落ち剥がれや破れの原因になります。

屋根材を選ぶ時に何を優先したいのかを考えて選ばなければいけません。デザイン、コスト、耐震性、耐用年数などを考えた上で満足いく屋根選びをしてみてください！
屋根を選ぶ時の注意点は、周囲の家に馴染む屋根を選ぶ必要があります。地域によって屋根の材料に規定があったり、瓦しか使えない地域もあるそうです。お住まいの地域がどの屋根材が使えるのか、屋根職人に確認してみてください。

屋根に長年携わってきたからこそ分かることがあります。
屋根屋さんがおすすめする屋根は瓦です。瓦は初期費用が高いというデメリットがありますが、長い目でみたら、修理をしないといけないところだけを剥がして修理できるので、修理費用を抑えることができます。瓦は100年～150年は持つため、他の材料を比べても長い目で見ると圧倒的にコストを抑えることができます。瓦は後の処理も簡単で、家庭ごみで捨てることができます。

屋根材について知りたいこと、どの屋根にしようか悩んでいる方は『ええ職人ドットコム』にいつでもご相談ください。ご相談だけでも構いません。屋根のプロをご紹介させていただきます。