何を一番重要視するかによって選ぶ基準が変わります

何も知らない一般の人にとって建築業界のお金は不透明なことばかりです。

どのような仕組みで値段が決まっているのか？
何故、同じ施工内容でも頼む人によって値段が違うのか？

安ければ安いほど、高ければ高いほど
値段の差が大きければ大きいほど迷いと不安が生まれ、徐々に募っていきます。

これまで取材を通して様々な職人さんから話を聴いてきて
工務店やハウスメーカーに頼むよりも
現場で働く職人さんに直接 相談・依頼をした方が良いとお伝えしてきました。

そのポイントとして
元請けだと、職人さんがお客さんと直接やり取りができるためいろいろと相談に乗りやすく
より良い提案がしやすいため。　（下請け仕事の場合は基本的にご法度！）

自社に職人を抱えず下請けに仕事を振っているようなハウスメーカーや工務店では
中間マージンが発生し、それを上乗せした額を請求され

こういったお客さんには理解できない要素が重なって
同じ施工内容でも、例えばＡ社とＢ社の工事費用が倍近く変わってくることもあるのが現実です。

ただ、だからと言って
個人は安くて腕が良い、メーカーは高くて悪いというのは短絡的な考え方で
個人の職人さんでも人によって見積もりに差があるのも事実ですから
工事費用、技術、人柄などなど、自分が何を第一に重きを置くのかで見え方が大きく変わってきます。

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中には、ハウスメーカーや工務店の方が個人よりも見積額が安いということもありますが
どんなモノにでも安いのには安いなりの理由が必ず存在し
仮に個人よりハウスメーカーや工務店に頼んだ方が安かった場合
末端である工事を実際にする下請けの職人さんに渡す報酬を削ることで成り立たせているのです。

職人という技術と経験がものを言う仕事にも関わらず
実際に話を聴くと信じられないような日当でやっている職人さんもいらっしゃいます。


もしみなさんがそんな職人さんたちの立場だったらどうでしょう？

賃金が安ければ数をこなさないといけない、生産性・効率性重視のため工期は急かされる
そんな状況でちゃんとした仕事ができますか？

結婚して守る家族がいるなら尚更 大変です。

今は便利な道具や材料が増えたことで、家造りがどんどん簡略化し
現場で働く職人さんたちにもこのような影響が出ています。

実際には手抜き工事や、欠陥住宅問題も存在し
施工してもらったのに直ってなかったり、不具合が出てきたりというのも実際に起こっています。


当サイトのお客様の声を見ていても
値段ももちろんそうですが、何より職人さんの人柄、対応の仕方、アフターフォローなど
人としての部分を見定め自分に合った職人さんを選んでらっしゃるのがよく分かり
値段だけで判断したり安くしてほしいとばかり言う人は正直 お互いにとって決して良い状態とは言えません。

『 自分の家のように工事をしろ 』　こうやって教えられてきた職人さんも多いため

お客様には 『 自分が職人だったらどうだろう？ 』
少しこんな意識を持っていただけると職人さんに対する見方が変わるはずです。