左官業界は今がチャンス!
![イメージ写真1](../yomoyama/43-1.jpg)
昔は家の中や外関係なく、壁という壁はすべて左官屋さんが塗っていました。
しかし、サイディング材が登場してその需要が高まったことで
左官屋さんの活躍できる場が一時減っていき、大きな変化が生まれました。
建築業界全体が職人不足で、特に若年層が少ないため高齢化していると言われてますが
塗装、屋根、足場などでは
取材を通して若い職人さんが活躍している業種があることに気付きました。
しかし、左官業にはなかなか若い人が入って来ず
入って来ても年齢差からくるジェネレーションギャップによって周囲と馴染めず
他の業種以上にすぐに辞めてしまうといったことが続いています。
問題なのは、若い世代の人たちが 『 左官屋 』 が何をしてる職人さんか?
そもそも 『 左官屋 』 という言葉を聴いても全く分からない人がいることです。
・・・
塗り壁を使う家造りから外壁はサイディング、内装はクロスと
どんどん簡略化されていき、生産性と効率性を重視した施工が当たり前となりましたが
今の塗り壁は昔と違い、ただモルタルを塗ったモノではなく
外壁で言えば
下地にラスという金網を入れることで強化し、湿気がこもらないよう通気性も高め
STOという塗り壁材は撥水効果もあって、雨水と一緒に汚れも洗い流してくれますし
内装の壁を漆喰にすることで調湿効果が高まり、自然素材の材料の為アレルギーの心配もほとんどなく
実際にそうしたことで小さな子供さんが体調を崩すことなく成長したというお声もありました。
機能的にもサイディングやクロスにはない良さがある塗り壁ですが
見た目に関して言えば、職人さんの手作業による温かみが感じられることでしょうか。
サイディングもクロスも材質の種類、色、柄など、機能性も含めて多数ありますが
基本的には出来上がった材料を職人さんが張っていくことで完成となりますのでパッと見の印象は同じです。
しかし塗り壁の場合だと、職人さんが練って準備してから壁に塗っていくので
コテの使い方1つで独特の模様のような、機械では真似できない壁が浮かび上がってきます。
・・・
そしてその手作業の温もりが今、改めて少しずつ再注目されていて
実際に現場で働く大工さんにお話を聴くと、塗り壁の需要が高まってきているそうで
左官屋さんに聴いても、今は高齢化が他の業種に比べて進んでいるからこそ
しっかりとした環境で修業すれば必ず将来 絶対的な存在となっていくチャンスだと仰ってました。
どの業界の職人さんと呼ぶべきモノは、一朝一夕でマスターできるほど甘いものではなく
生半可な気持ちでは続かない為
強い向上心とやる気があって初めて5年後、10年後に一人前となれる、そんな厳しい世界です。
しかし、その厳しさや苦しさ、失敗を乗り越えた先に必ず本当のやりがいや楽しさが見えてきて
そうなったときには、かけがえのない存在の職人さんになっている可能性を秘めています。
左官業界は今がチャンス!
![イメージ写真1](../yomoyama/43-1.jpg)
昔は家の中や外関係なく、壁という壁はすべて左官屋さんが塗っていました。
しかし、サイディング材が登場してその需要が高まったことで
左官屋さんの活躍できる場が一時減っていき、大きな変化が生まれました。
建築業界全体が職人不足で、特に若年層が少ないため高齢化していると言われてますが
塗装、屋根、足場などでは
取材を通して若い職人さんが活躍している業種があることに気付きました。
しかし、左官業にはなかなか若い人が入って来ず
入って来ても年齢差からくるジェネレーションギャップによって周囲と馴染めず
他の業種以上にすぐに辞めてしまうといったことが続いています。
問題なのは、若い世代の人たちが 『 左官屋 』 が何をしてる職人さんか?
そもそも 『 左官屋 』 という言葉を聴いても全く分からない人がいることです。
・・・
塗り壁を使う家造りから外壁はサイディング、内装はクロスと
どんどん簡略化されていき、生産性と効率性を重視した施工が当たり前となりましたが
今の塗り壁は昔と違い、ただモルタルを塗ったモノではなく
外壁で言えば
下地にラスという金網を入れることで強化し、湿気がこもらないよう通気性も高め
STOという塗り壁材は撥水効果もあって、雨水と一緒に汚れも洗い流してくれますし
内装の壁を漆喰にすることで調湿効果が高まり、自然素材の材料の為アレルギーの心配もほとんどなく
実際にそうしたことで小さな子供さんが体調を崩すことなく成長したというお声もありました。
機能的にもサイディングやクロスにはない良さがある塗り壁ですが
見た目に関して言えば、職人さんの手作業による温かみが感じられることでしょうか。
サイディングもクロスも材質の種類、色、柄など、機能性も含めて多数ありますが
基本的には出来上がった材料を職人さんが張っていくことで完成となりますのでパッと見の印象は同じです。
しかし塗り壁の場合だと、職人さんが練って準備してから壁に塗っていくので
コテの使い方1つで独特の模様のような、機械では真似できない壁が浮かび上がってきます。
・・・
そしてその手作業の温もりが今、改めて少しずつ再注目されていて
実際に現場で働く大工さんにお話を聴くと、塗り壁の需要が高まってきているそうで
左官屋さんに聴いても、今は高齢化が他の業種に比べて進んでいるからこそ
しっかりとした環境で修業すれば必ず将来 絶対的な存在となっていくチャンスだと仰ってました。
どの業界の職人さんと呼ぶべきモノは、一朝一夕でマスターできるほど甘いものではなく
生半可な気持ちでは続かない為
強い向上心とやる気があって初めて5年後、10年後に一人前となれる、そんな厳しい世界です。
しかし、その厳しさや苦しさ、失敗を乗り越えた先に必ず本当のやりがいや楽しさが見えてきて
そうなったときには、かけがえのない存在の職人さんになっている可能性を秘めています。