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瓦屋  福田光洋の施工例

施工例写真1
本日の取材は
阿蘇郡を拠点に熊本県全域で活動されています
福田さんによる
カラーベストの葺き替え工事です。

こちらは3日前から着工に入り
まずはじめに元々あった屋根瓦の撤去をしたそうですが
僕自身 屋根の上に行ってみると

屋根の傾斜もあり、高さもあり、時折 強風も吹いていて
その中で重さのある屋根瓦を一枚一枚撤去していくことは
かなり大変だったことが分かります。

3日目となる今日 お邪魔すると
瓦はキレイに撤去された状態で
下地となる防水シートを貼られている所でした。
施工例写真2
今回はこちらのカラーベストを使用します。

スレート瓦とも呼ばれ
今現在、日本の新築屋根材として最も使用されています。

カラーベストの特徴としては
費用の面で、他の屋根材に比べ安価であること
瓦に比べ軽い素材でできているため耐震性が高く
プラス、耐火性も備えていますし

種類が豊富で施工がやりやすいため
ほとんどの住宅に適応します。
施工例写真3
しかし、軽いと言っても一枚の重さが約3kg。

それが一束8枚ずつ纒められているので
約24kgの重さになります。

それを足場が不安定な高い屋根の上に運ぶため
危険かつ大変な作業です。

実際に今回の現場で使用する枚数をお聴きすると
300枚くらいになるそうで

そのカラーベストを一束ずつ
福田さんと他の応援スタッフさん2人で
声を掛け合いながら慎重に運んでおられました。
施工例写真4
今日は風も弱く晴天に恵まれていたので
作業は順調に進んでいきました。

しかし、屋根の施工は天候に左右されるため
福田さんは常に週間天気や
当日の予報などをチェックされているそうで

ずっと晴れていても
梅雨や夏場の突発的な雨の場合は
シートなどを敷いて一旦中断して対処されているそうです。
施工例写真5
カラーベストは同じ大きさでも
屋根は家の大きさ、形によって様々です。

特に、屋根の流れ ( 平部 ) 以外の
大棟、隅棟、軒先などの箇所に差し掛かると
福田さんは寸法を測っては
専用のカッターで適度な大きさにカットし
作業を進められていました。

この作業も地上ではなく
屋根の状態を見ながら高所で行うため

福田さんたちのような職人さんにとっては
手先だけでなく足元から周りの状況など
常に気が抜けない状態での作業が続きます。
施工例写真6
カラーベストの施工は
このように半分ずつくらいの幅で
一枚一枚を重ね合わせていきます。 ( 左画像 )

ビス穴が4ヶ所あってそこへ打ち込み
明らかに瓦の葺き替え作業よりも
スムーズに進んでいるように見えました。

ただ、耐久性という面で見ると
カラーベストに施された塗膜が経過と共に劣化していくため
環境によって変わりますが
約10年周期でのメンテナンスが必要になってきます。
施工例写真7
午前中に下地貼り作業をし
午後から始まったカラーベストの施工も
夕方までには完了しました。

カラーベストの良さは先ほど挙げましたが
定期的なメンテナンスの必要性以外にも
雪などの冷害に弱く、寒冷の地域では使用できないこと
防音効果が弱く、雨などの弾く音が少し響いたり

実際に福田さんが施工されたお客様で
瓦屋根からカラーベストにしたことで
部屋の温度が上がったという
遮熱・断熱性が下がってしまうという面もあります。
施工例写真8
自分たちがずっと住んでいく大切な家だからこそ
しっかりと考え
自分たちにとって良い職人さんを探してみてください。

熊本県ではそんな迷いや不安を解消してくれる
同じ建築業界の人からもお墨付きの
卓越された技術と豊富な経験とユーモアを兼ね備えた
福田光洋さんという職人さんがいらっしゃいますので

熊本県で屋根のことでお困りのことがあったら
まず福田さんに直接 お気軽にご相談ください。


取材撮影&文 : とくおか じゅん

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