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本日の取材は 阿蘇郡を拠点に熊本県全域で活動されています 福田さんによる カラーベストの葺き替え工事です。
こちらは3日前から着工に入り まずはじめに元々あった屋根瓦の撤去をしたそうですが 僕自身 屋根の上に行ってみると
屋根の傾斜もあり、高さもあり、時折 強風も吹いていて その中で重さのある屋根瓦を一枚一枚撤去していくことは かなり大変だったことが分かります。
3日目となる今日 お邪魔すると 瓦はキレイに撤去された状態で 下地となる防水シートを貼られている所でした。 |
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今回はこちらのカラーベストを使用します。
スレート瓦とも呼ばれ 今現在、日本の新築屋根材として最も使用されています。
カラーベストの特徴としては 費用の面で、他の屋根材に比べ安価であること 瓦に比べ軽い素材でできているため耐震性が高く プラス、耐火性も備えていますし
種類が豊富で施工がやりやすいため ほとんどの住宅に適応します。 |
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しかし、軽いと言っても一枚の重さが約3kg。
それが一束8枚ずつ纒められているので 約24kgの重さになります。
それを足場が不安定な高い屋根の上に運ぶため 危険かつ大変な作業です。
実際に今回の現場で使用する枚数をお聴きすると 300枚くらいになるそうで
そのカラーベストを一束ずつ 福田さんと他の応援スタッフさん2人で 声を掛け合いながら慎重に運んでおられました。 |
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今日は風も弱く晴天に恵まれていたので 作業は順調に進んでいきました。
しかし、屋根の施工は天候に左右されるため 福田さんは常に週間天気や 当日の予報などをチェックされているそうで
ずっと晴れていても 梅雨や夏場の突発的な雨の場合は シートなどを敷いて一旦中断して対処されているそうです。 |
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カラーベストは同じ大きさでも 屋根は家の大きさ、形によって様々です。
特に、屋根の流れ ( 平部 ) 以外の 大棟、隅棟、軒先などの箇所に差し掛かると 福田さんは寸法を測っては 専用のカッターで適度な大きさにカットし 作業を進められていました。
この作業も地上ではなく 屋根の状態を見ながら高所で行うため
福田さんたちのような職人さんにとっては 手先だけでなく足元から周りの状況など 常に気が抜けない状態での作業が続きます。 |
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カラーベストの施工は このように半分ずつくらいの幅で 一枚一枚を重ね合わせていきます。 ( 左画像 )
ビス穴が4ヶ所あってそこへ打ち込み 明らかに瓦の葺き替え作業よりも スムーズに進んでいるように見えました。
ただ、耐久性という面で見ると カラーベストに施された塗膜が経過と共に劣化していくため 環境によって変わりますが 約10年周期でのメンテナンスが必要になってきます。 |
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午前中に下地貼り作業をし 午後から始まったカラーベストの施工も 夕方までには完了しました。
カラーベストの良さは先ほど挙げましたが 定期的なメンテナンスの必要性以外にも 雪などの冷害に弱く、寒冷の地域では使用できないこと 防音効果が弱く、雨などの弾く音が少し響いたり
実際に福田さんが施工されたお客様で 瓦屋根からカラーベストにしたことで 部屋の温度が上がったという 遮熱・断熱性が下がってしまうという面もあります。 |
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自分たちがずっと住んでいく大切な家だからこそ しっかりと考え 自分たちにとって良い職人さんを探してみてください。
熊本県ではそんな迷いや不安を解消してくれる 同じ建築業界の人からもお墨付きの 卓越された技術と豊富な経験とユーモアを兼ね備えた 福田光洋さんという職人さんがいらっしゃいますので
熊本県で屋根のことでお困りのことがあったら まず福田さんに直接 お気軽にご相談ください。
取材撮影&文 : とくおか じゅん |
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