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→神戸市近郊、住宅基礎工事(土間編)のつづき
土間コンクリートを打った後、翌日には型枠を取り外し、今度は建物の土台を直接支える立上り部分のコンクリート打設へと進みます。
土間から立ち上がった鉄筋を囲うように、再び型枠でコンクリートの鋳型?が作られています。
鋳型?にきっちりコンクリートを流し込むと、17センチ厚のベタ基礎と一体化した強固な住宅基礎が出来上がるわけです。
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前回に引き続いて、生コン車とポンプクリート車のリレーで生コンが圧送されてきます。
この工程の主役はバイブレーター。
型枠内の狭い空間で生コンが滞らないよう…
豊さん、直秀さんの二人が付きっ切りで振動を与えつつ、コンクリートを押し流していきます。
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ちなみに、この現場で使用している型枠はすべてが金属製。頑丈かつ仕上がりがキレイなことが特徴ですが…
有馬住建で使用している「フリーパネル」は特に剛性が高く、たわみなどの歪みも出にくいスグレモノです。
(しかし、高価な資材なので「フリーパネル」を採用している業者は関西では2社だけとか…)
…さて、大きな住宅だけに約半日を要しましたが、昼までには生コンの注入はすべて完了!
この時季なら1〜2時間ほどですが、しばしコンクリートの硬化を待ちます。 |
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軽く昼食を済ませてから…
いよいよ基礎の天端(てんば)を仕上げる工程に取りかかります。
下準備として、一部の金具を取り外し、櫛状の手工具で溝を切り、密着強化剤のハイフレを塗布します。 |
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そして…
完全な水平を出すために、粘土の極めて低い“レベラー”というセメント状の建材を型枠の中に流し込みます。
もともと生コンを注入した高さは、仕上げの高さより約10ミリ低く抑えてあり、残りの10ミリはこの“レベラー”でかさ上げして仕上げます。
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粘土の低い液体の「低いほうへ流れる」性質を利用して完璧な水平を出す。
いつから行われているのかわかりませんが、素晴らしいアイデアだと思いました。 |
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仕上げの高さ(=基礎の天端)にはレベラーポイントという目印が付けられています。
一定間隔で仕込まれているこの赤いマークが、沈むか沈まないかというラインまでレベラーを流し込んだら作業はほぼ終了です。
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後日…
型枠を撤去して、水洗いも済ませ、今回の三木市での住宅基礎工事は完了です。
有馬住建は、神戸市はもとより西宮市・宝塚市…。阪神間一円での施工が可能です。
基礎工事の御用がありましたら、まずはご一報お待ちしております。
取材撮影;加納一正
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