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本日は神戸市近郊、三木市で行われた有馬住建によるハウスメーカーの住宅基礎工事を取材しました。
周囲は田園の広がる農村地帯で、田植えも終わり、明るい緑が一面に輝いています。
基礎工事は前日までに、掘削・鉄筋・型枠の各工程を終え、本日は見せ場となる土間コンクリート打ちの工程です。
お昼の間は強烈な陽射しを避けてしばし談笑。
和やかな雰囲気で生コンの到着を待ちます。
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生コン車が到着しました。
さっそく生コン車からポンプクリート車へとコンクリートが注がれ、強力なポンプと長いアームを使って現場に搬入する準備が始められます。
軽く背負っているように見えますが、このホースはコンクリートが入っていない状態でもかなりの重量があります。
生半可な体力でこなせる仕事ではありません。 |
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事前に掘削をし、割栗石(わりぐりいし)を敷き、捨てコンクリートを打ったうえに防湿シートを被せ…
鉄筋は150ミリ間隔に入れられています。
鉄筋の太さは直径13ミリ、土間コンクリートは17センチの厚みに仕上げます。
このような仕様は住宅メーカーごとに決められており、重視するポイントもそれぞれですが…
坂本さんは職人らしく、そのことについてはとやかく言わず、基礎屋の本分として図面通りきっちり施工することに専念されているようです。 |
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いよいよコンクリートの圧送が始まりました。
ここからは全員が持ち場を分担しての作業となります。
まずは親方の坂本さんが先頭に立って、コンクリートの流れ込む状態を確認していきます。
鉄筋が細かく編まれ、コンクリートには砂利が多く入っているので、ただホースから注ぐだけでは‘す’(空気の入った隙間)ができてしまいます。 |
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親方に続いて作業するのは二男の豊さんです。
電動バイブレーターの振動で‘す’を完全に除去します。
必要なレベルまでコンクリートを流し込んだら、今度はトンポで表面を均します。
…コテで仕上げる前の下地ならし。
この時点で土間の厚みはほぼ17センチになっているはずです。
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更にここから、特殊な工具を使って表面に浮いている砂利を沈めていきます。
表面に砂利が浮いていると、コテで押さえるときに引っ掛かり、仕上がりに悪影響が出るからです。
そのすぐ後を追うように、左官の長尾さんが表面を土間ゴテで仕上げていきます。
天気が良い日は忙しい作業になります。
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長尾さんはこの道、五十年以上。
ベテランですが衰えもなく、土間コンクリートの仕上げには欠かせない職人さんです。
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他の現場から長男の直秀さん(右から2人目)も駆けつけました。
初夏の日光が照りつける中、こうした作業が手際よく続けられ、少しずつ確実に住宅の土台が形成されていきます。
…これだけの基礎があれば、どんな地震がきても大丈夫だろう。
この鉄筋の数、このコンクリートの厚み。
正直、ここまでやる必要があるのかと思うくらいです。
神戸市近郊の基礎工事は、迷わず有馬住建に任せましょう!
大手ハウスメーカーからもとても信頼の厚い業者さんです。
次は、立ち上がり部分の基礎工事へと進みます→
取材撮影;加納一正 |
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