|
|
今回は、町工場が林立する大阪府大東市のとある住宅街で、金村塗装による外壁サイディングの塗装工事を取材することになりました。
右から2軒目のお家の外壁サイディングに注目してください。
この年代(平成10年頃)までの外壁サイディングは耐候性の悪いものが多く、雨風や紫外線によって早くから色褪せし、このように同じ壁材でもロット(製造日)の違いによって変色の度合いに差が出るなど、見るに耐えない状態になりつつありました。 |
|
|
外壁サイディングを塗り替えるに当たって、数社のプランを比較されていたご主人さんですが、
単色で塗りつぶしてしまうと、せっかくのタイル調が台無しになってしまうこともあり、
金村さんが大きな“塗り板見本”で提案された、2色塗り分けのプランをとても気に入られました。
(色調は中央のもので決まりました!)
|
|
|
本日は工事初日でまずは足場の仮設から始まります。
めずらしく、金村塗装の御兄弟全員が同じ現場に揃いました。
左から次男で親方の金村さん、四男さん、三男さん、長男さんの4名です。
写真が苦手な職人さん達ではありますが、朝から早々に集合写真を撮らせていただきました。
|
|
|
外壁サイディングの塗り替えに必要な足場を仮設するに当たって、まずは養生から始めます。
部材が接触する可能性がある箇所は布で、頻繁に通行することになる隣家との境界はメッシュシートできっちりと保護。
誰が誰に指示することもなく、4人はそれぞれ無駄のない動きで作業に取り掛かりました。 |
|
|
足場に関しては、外注に出されることも多いそうですが、今回は取引先の足場屋さんが多忙なこともあり、久しぶりに御兄弟で足場仮設を行うことになりました。
当然ながら、足場は下から順々に組み上げて行きます。
初めは、ブラケットの手入れなどをされていた親方も、単管足場仮設が中盤以降に差し掛かると、間に入って部材の中継に入られます。
体の軽そうな三男さん、四男さんが上段で足場を組み、親方(次男さん)が中段で中継、長男さんが下段から部材を供給する役回りです。
兄弟でも、親子でも、怒号が飛び交うことが珍しくない建築現場ですが、終始おだやかに行われる作業を見ていると、ホントに息の合ったご兄弟であることがわかります |
|
|
・・・キリのいいところでちょっと休憩。
6月といえど、すっかり夏の陽気で肉体的にはキツいはずですが、愚痴一つこぼさず笑顔で会話が交わされます。
|
|
|
役回りは、その日によって変わるそうですが、
今日は終始、最上段を三男さんと四男さんが担当されました。
慎重に水平を見ながら、インパクトドライバーでしっかりとブラケットと単管を連結していきます。
単管足場の完成まで、あと少しというところです。 |
|
|
最後は、再びチームワークで塗料飛散防止ネットを張っていきます。
この作業は、わずか1時間ほどで終わりました。 |
|
|
足場の工事が予定通り3時頃までには終了し、残りの時間を使って塗装面の洗浄が行われます。
およそ150気圧の水流は、凄まじい飛沫とともに表面に付着しているあらゆる汚れを吹き飛ばします。
この日は2台の高圧洗浄機を回して二人で一気に作業を進めました。
(上段の写真は四男さん)
《次項、大阪府大東市サイディング外壁塗装工事Aへ続きます→》 |
|