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梅雨のひと休みで晴天に恵まれたこの日
京都市山科区にあります稔工務店の大工職人
齋藤さんの二度目の取材です。
今日の施工は京都北山の喫茶店で使用する
店舗家具 (椅子とテーブル) の製作ですが
現地で作業するスペースがないため
ここ京都市左京区にあります材木屋さんで作業されると聞き
約束の時間 (9時ごろ) にお邪魔すると
すでに齋藤さんと仲間のみなさんは作業されていました。
梅雨のひと休みで晴天に恵まれたこの日
京都市山科区にあります稔工務店の大工職人
齋藤さんの二度目の取材です。
今日の施工は京都北山の喫茶店で使用する
店舗家具 (椅子とテーブル) の製作ですが
現地で作業するスペースがないため
ここ京都市左京区にあります材木屋さんで作業されると聞き
約束の時間 (9時ごろ) にお邪魔すると
すでに齋藤さんと仲間のみなさんは作業されていました。
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テーブル4つの什器制作を担当するのは
前回の取材でもお会いした熊谷さんです。
大工歴は6年。
稔工務店に入ってもうすぐ二年になり
齋藤さんからの信頼も厚く
今や稔工務店に欠かすことのできない職人さんです。
実際に会うととても大きな方ですが
物腰は柔らかく、口調もとても優しい感じで
仕事のやりがいをお聞きすると
大工さんは大変なことの方が多い仕事ですが
『 物作りが好き 』 ということがあるからこそ
継続していけるチカラになっているそうです。
テーブル4つの什器制作を担当するのは
前回の取材でもお会いした熊谷さんです。
大工歴は6年。
稔工務店に入ってもうすぐ二年になり
齋藤さんからの信頼も厚く
今や稔工務店に欠かすことのできない職人さんです。
実際に会うととても大きな方ですが
物腰は柔らかく、口調もとても優しい感じで
仕事のやりがいをお聞きすると
大工さんは大変なことの方が多い仕事ですが
『 物作りが好き 』 ということがあるからこそ
継続していけるチカラになっているそうです。
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齋藤さんといっしょに什器の長椅子2つを製作するのは
この日初めてお会いした小林さんです。
キャリアは12年。 齋藤さんとは同い年。
お友達のつながりから今年の春、稔工務店に入られ
小林さんの第一印象を齋藤さんに聞くと
『 最高やん! 』 と とても嬉しそうな顔で即答され
将来を期待されていることが感じられました。
元々、長距離のドライバーさんをしていて
その後 大工さんに。 お父さんも大工職人さんです。
僕と同じく学生時代サッカーをされていて
丁度 ワールドカップをやっていたので
『 優勝国を当てるの難しいですねぇ 』 なんて話題も休憩中にあり
小林さんは言葉数が少ないながらも丁寧な受け答えに誠実な印象を受け
齋藤さんの指示やアドバイスを聴きながら作業されていました。
齋藤さんといっしょに什器の長椅子2つを製作するのは
この日初めてお会いした小林さんです。
キャリアは12年。 齋藤さんとは同い年。
お友達のつながりから今年の春、稔工務店に入られ
小林さんの第一印象を齋藤さんに聞くと
『 最高やん! 』 と とても嬉しそうな顔で即答され
将来を期待されていることが感じられました。
元々、長距離のドライバーさんをしていて
その後 大工さんに。 お父さんも大工職人さんです。
僕と同じく学生時代サッカーをされていて
丁度 ワールドカップをやっていたので
『 優勝国を当てるの難しいですねぇ 』 なんて話題も休憩中にあり
小林さんは言葉数が少ないながらも丁寧な受け答えに誠実な印象を受け
齋藤さんの指示やアドバイスを聴きながら作業されていました。
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そしてこちらが稔工務店代表の大工職人 齋藤さんです。
見た目は少し強面な方ですが
作業中にはこうやって気さくに会話されるそんな一面もあり
どんな仕事でも全力でやることがモットー。
今の職人さんの不安定な職場環境を変えたいという
熱い想いを持って日々仕事に向き合われています。
稔工務店さんではスタッフを随時募集されていて
齋藤さんは過去の自分の経験から面接はせずに
現場主義で興味があったらまず現場で・・・という
実際に目で見てやってみることの大切さを知っているからこそ
この方法で新しい仲間を増やしていきたいと思われています。
そしてこちらが稔工務店代表の大工職人 齋藤さんです。
見た目は少し強面な方ですが
作業中にはこうやって気さくに会話されるそんな一面もあり
どんな仕事でも全力でやることがモットー。
今の職人さんの不安定な職場環境を変えたいという
熱い想いを持って日々仕事に向き合われています。
稔工務店さんではスタッフを随時募集されていて
齋藤さんは過去の自分の経験から面接はせずに
現場主義で興味があったらまず現場で・・・という
実際に目で見てやってみることの大切さを知っているからこそ
この方法で新しい仲間を増やしていきたいと思われています。
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今回の什器にはゴムの木が使用されていて
ゴムの木は適度に油分を含み、硬さもあるため
こういった店舗家具にとても適している木だそうです。
作業中は基本みなさん黙々と
ただ木を叩く音や削る音だけが響いた中で進みます。
そんな中、齋藤さんの一挙手一投足を注視していると
手際の良さ、迷いのない作業、道具を巧みに操り
大工職人としてはできて当たり前なのかもしれませんが
齋藤さんもこの領域に辿り着くまでに5年かかったそうで
そのひとつひとつの作業の中に
プロフェッショナルの技が垣間見えました。
今回の什器にはゴムの木が使用されていて
ゴムの木は適度に油分を含み、硬さもあるため
こういった店舗家具にとても適している木だそうです。
作業中は基本みなさん黙々と
ただ木を叩く音や削る音だけが響いた中で進みます。
そんな中、齋藤さんの一挙手一投足を注視していると
手際の良さ、迷いのない作業、道具を巧みに操り
大工職人としてはできて当たり前なのかもしれませんが
齋藤さんもこの領域に辿り着くまでに5年かかったそうで
そのひとつひとつの作業の中に
プロフェッショナルの技が垣間見えました。
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現場では齋藤さんが全体を見て指示されていますが
その口調は決して上から目線ではなく
熊谷さんと小林さんもただ従っているという感じでもなく
同じ大工職人として対等な立場で意見交換しているような
そんな関係性が稔工務店さんの中にはあります。
スタッフさんに対して単なる部下ではなく
いっしょに働く大切な仲間として接してらっしゃることが
齋藤さんが考える安心・安定して働ける職場環境の第一歩なんですね。
現場では齋藤さんが全体を見て指示されていますが
その口調は決して上から目線ではなく
熊谷さんと小林さんもただ従っているという感じでもなく
同じ大工職人として対等な立場で意見交換しているような
そんな関係性が稔工務店さんの中にはあります。
スタッフさんに対して単なる部下ではなく
いっしょに働く大切な仲間として接してらっしゃることが
齋藤さんが考える安心・安定して働ける職場環境の第一歩なんですね。
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組み立てが終わると
椅子やテーブルの表面をなめらかにするため
機械を使ったり、手作業でヤスリ掛け
耐久性を高める為の補強材を取り付けていきます。
何度も手で感触を確かめながら
これまで培ってきた職人としての感覚と勘を頼りに
最高のポイントを見つけていきます。
座ったときの感触、クッションを置くことを想定しての組み立て
当たり前のように日常で触れるモノだからこそ
少しでも長く愛着を持って使ってほしいという
職人さんの想いがこういった箇所に表れます。
組み立てが終わると
椅子やテーブルの表面をなめらかにするため
機械を使ったり、手作業でヤスリ掛け
耐久性を高める為の補強材を取り付けていきます。
何度も手で感触を確かめながら
これまで培ってきた職人としての感覚と勘を頼りに
最高のポイントを見つけていきます。
座ったときの感触、クッションを置くことを想定しての組み立て
当たり前のように日常で触れるモノだからこそ
少しでも長く愛着を持って使ってほしいという
職人さんの想いがこういった箇所に表れます。
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8時頃から始まった什器製作も
お昼の休憩を挟み14時過ぎには完成しました。
このあと、齋藤さんたちは京都北山の喫茶店に搬入し
あとはペンキ屋さんが色を塗るそうです。
稔工務店さんでは今回の店舗家具だけでなく
『 大工業務ならなんでもできます! 』 と
まずはお気軽にご相談下さいとのことでした。
この日は強烈な日差しと蒸し暑さ
時折 心地良い風が流れ込む作業場の中
みなさんおつかれさまでした。
いつもと同じように誠意を持って作る。
その貴重な現場を間近で拝見させて頂きありがとうございました。
8時頃から始まった什器製作も
お昼の休憩を挟み14時過ぎには完成しました。
このあと、齋藤さんたちは京都北山の喫茶店に搬入し
あとはペンキ屋さんが色を塗るそうです。
稔工務店さんでは今回の店舗家具だけでなく
『 大工業務ならなんでもできます! 』 と
まずはお気軽にご相談下さいとのことでした。
この日は強烈な日差しと蒸し暑さ
時折 心地良い風が流れ込む作業場の中
みなさんおつかれさまでした。
いつもと同じように誠意を持って作る。
その貴重な現場を間近で拝見させて頂きありがとうございました。
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※ 追記
こちらが後日
喫茶店で色付け、設置された長椅子とテーブルです。
別の方の取材でこちらの店にお邪魔した時に
齋藤さんたちが作ったモノだとすぐ目に留まりました。
こうやって結果となって目に見えると
この椅子やテーブルが誰がどんな風に
どんな想いで作ったのか? ・・・ということと
そして、これからどんな人たちが利用するのか?
・・・という楽しみが湧いてきました。
普段何気なく使っているモノすべての先には
必ず様々な想いを持った作る人がいるということを改めて実感しました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん
※ 追記
こちらが後日
喫茶店で色付け、設置された長椅子とテーブルです。
別の方の取材でこちらの店にお邪魔した時に
齋藤さんたちが作ったモノだとすぐ目に留まりました。
こうやって結果となって目に見えると
この椅子やテーブルが誰がどんな風に
どんな想いで作ったのか? ・・・ということと
そして、これからどんな人たちが利用するのか?
・・・という楽しみが湧いてきました。
普段何気なく使っているモノすべての先には
必ず様々な想いを持った作る人がいるということを改めて実感しました。
取材撮影&文 :
とくおか じゅん