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滋賀県大津市八屋戸の内装屋さん「インテリアほうらい」佐々木隆博さんのお仕事を御紹介します。
今回は京都市山科区の中古分譲マンションで窓枠補修と敷居補修を施工されるとの事で撮影取材に伺いました。 現場に到着すると窓枠修理と敷居修理の下地作りの真っ最中でした。 元の窓枠は太陽光(紫外線)の影響で劣化が進み窓枠表面の木目フィルムシートがパリパリ剥がれてしまう状態!施主様の御希望で元の木目柄に合わせたダイノックシートで窓枠補修と敷居補修を行うことになったようです。 |
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写真は敷居修理の様子。 ダイノックシートを貼り付け施工する為に下地作りを行っています。 敷居が濃い黄色になっているのは、下地を整える為にパテを塗っているからです。 そしてその敷居修理下地作りも内装職人ならではの技術が!長年つかわれた敷居が擦り減って出隅(角)が丸くなってる為、それの出隅を整える作業をしています。
床養生しているテープも黄色で分かりにくいのでモノクロ写真にしているのが、パテ出隅修正の様子です。 平面と立ち上がり面にヘラを強めに押し当てながら丸まった敷居の角にパテを盛り付けて、 パテ乾燥後に余分を削り取って行くようです。 |
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人が出入りしない窓の窓枠は角の擦り減りはないので下地処理はないか? と思いきや、既存の窓枠装飾シートに被せる方法でダイノックシートを貼り付けるので、そのシートを残す部分と剥がれた部分との段差を修正する為に、敷居補修下地と同じように、窓枠補修パテ塗りが行われます。
今回のダイノックシート補修は窓枠がリビングと洋間二部屋、敷居は二か所とドア下枠が三箇所にもなるので、下地作りも大変。 ※下地材が乾かないとシート貼り付け工程に進めないので、撮影取材の為にわざわざ作業肯定を下地作り・貼り付け施工に分けていただいております。 |
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ダイノックシート貼り付け施工は常に手間の掛かる下地処理が伴う訳ではありません。
今回の窓枠修理のケースでは劣化して剥がれた部分があり、その傷や凹凸があるとダイノックシート貼り付け時に空気が入る等して、奇麗に仕上げるのが困難であるという判断から、窓枠補修下地作りが重要な工程となっています。
そのあたりは滋賀県大津市八屋戸を拠点に滋賀県内はもちろん、今回のように京都での内装施工も多く手掛けてきており、熟練の内装職人である佐々木さんですから、安心して工事をお任せください。
敷居修理・窓枠修理共にこの下地作りはパテ乾燥を待ちながら、その都度新しいパテを練り直して、数度の塗り重ねをしていきました。 |
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バルコニーへ出入りする窓枠はやはり床部分で角の擦り減りがあるので、丸まった出隅にシャープな角を出していきます。
二層塗りの上塗パテが乾くと表面が白くなるので、それが作業移行の合図になります。 ただし上塗りも一回で終えられるのではなく、溝が埋まり凹凸が無くなっていくまで慎重に重ね塗りして窓枠修理・敷居修理の下地作りをしていました。 |
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下地作りが終わるとダイノックシートを貼り付ける為にもうひと手間。 窓枠と敷居に専用プライマーを塗布して行きます。 これはダイノックシートの貼り付きをよくする為の、いわば粘着補助剤のようなもので、貼り付け施工後のダイノックシート浮き上がりや、ダイノックシート剥がれ等を抑え、窓枠修理後、敷居修理後の美しい差が長持ちするようにする処理です。
佐々木さんは窓枠のほんの僅かな出隅にもしっかりプライマーを塗布していました。
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いよいよ敷居補修・窓枠補修の終盤、ダイノックシートを貼り付け施工に映ります。
カットした色目・木目柄、そして長さと巾が足りてるかを再度確認し、台紙からシートを少し剥がして基準になる敷居の端に貼り、そこからヘラとスムーサーを用いて空気を押し出しながら徐々に貼り伸ばしていきます。
写真は敷居ではなく洗面出入口扉の下枠なので出っ張った戸当たりがあり、敷居に比べてシート貼り付けの難易度が高そう! 佐々木さんは下枠と戸当たりの1ミリもない継ぎ目の隙間にシートを潜り込ませて貼り、 枠に掛かる余分のシートはヘラを押し当てながらカッターで切り取っていきました。 |
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扉枠の下枠上面(木表)を張り終えると、今度は面積が少ない横面(木端)を張ります。 時折ドライヤーで温めながらシートを柔らかくして折り目(出隅)からしっかり廻り込ませてシートを張っていきます。 特に複雑な貼り付け面形状ではないドア枠補修ですが、この寒い時期でのダイノックシート貼り付け施工ですから、素材を少し柔らかくしながら貼っていく方が密着させられるのだそうです。
ただし暖め過ぎるとシートが伸びてしわになってしまいますので、そこは内装職人さんの経験と熟練の技がなせる作業でもあります。
そして扉枠ダイノックシート貼り付け施工が完了。 下地作りをしっかり行った扉枠補修なので、とても美しく仕上がりました。
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敷居修理・扉枠修理の後に続き作業は窓枠修理に。 ダイノックシート貼りでの窓枠補修は細く見える窓枠でも、木表・木端とほんの少1センチ程だけ出ている木裏に廻り込ませながら貼り付け施工するので、一枚のシート幅は約七センチも使います。 それを窓枠四本の長さ分(実際に張る面積より少し大きめにカットする)を用意して、行なわなければなりません。 一本分をカットして実際に当てがって、寸法に間違いが無いか?を確認してから、残り分をカットしていきます。 そのあたりの慎重さは「採寸してるからと言って、思い込みでミスをしない」という佐々木さんの仕事への真摯な態度であり、それが「インテリアほうらい」佐々木さんの内装工事の質を高めているのだと感じました。
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窓枠ダイノックシート修理も敷居ダイノックシート修理(扉枠ダイノックシート修理)と同じように一番広い面から貼っていき、面積の小さい部分にシートを回り込ませて貼っていきます。
シート貼り面積より少し大きめに用意されているので、貼り付け後に余分をカットします。 窓枠の場合はサッシと都内合う部分、そして壁と隣り合う部分がそれですが、その余分は僅か1センチにも満たない巾!
ステンレスヘラを入墨(枠とサッシ・枠と壁が接する角)に強めに押し当てながら、カッター切っていきます。
滋賀県大津市を拠点に滋賀・京都で内装工事を手掛ける佐々木さん、道具の扱いはもちろん内装素材の扱いも見事です。
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京都市山科区での窓枠修理(マンション窓リフォーム)・敷居修理(マンション敷居リフォーム)が終わりました。
昨今は天然高級内装材がもてはやされていますが、例えばそれで今回の修理を行うと工事日数・工事金額がが一桁変わる!なんて事になる筈。
もちろんそれはそれの良さがありますが、それに負けない質感を備えた材料でコストを抑えながら、本物に近い仕上がりを評価できるなら、ダイノックシート貼り付け施工を選ぶのも賢い選択だと感じました。 もちろん木目調だけに拘らない様々な柄模様で楽しいリフォームが出来るのはかなりの魅力ではないでしょうか?
実際、ホテル・レストラン・商業施設やオフィス等での採用も多いそうで、500種類以上のバリエーションを選べるのもダイノックシートを貼り付け施工の窓枠補修・敷居修理の魅力だと思います。
京都のマンション窓枠リフォーム(窓枠補修)、敷居リフォーム(敷居リフォーム)は「インテリアほうらい」佐々木隆博さんにお任せください。もちろん佐々木さんの地元、滋賀でもご用命お待ちしております。 |
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