|
|
― 11月。 滋賀県大津市の日吉台にある民家で、 ダイニングルームや客室のクロス(壁紙)が 張り替えられました。
― 右写真はクロスを張った直後の工程ですが、 それ以前にクロスをめくり 下地処理(パテ)も行われました。
手元を見つめる眼差しからは、 佐々木さんの仕事への熱意を 垣間見ることが出来ます。 |
|
|
続けてカッターを使い クロスの余分な部分が切り取られていきます。
この作業は全てカッターで行われるわけですが、 気をつけないと余分なところにまで 切り目を入れてしまうので注意が必要なのだそうです。 |
|
|
そしてコ―キングを使って、 クロスの縁取りを綺麗に仕上げていかれます。
このコ―キングを行うことで、 クロスがはがれ難くなるので見た目だけでなく 重要な役割も果たします。 |
|
|
最後にクロスのりがついた部分を 丁寧に拭いていきます。(左写真) のりが残っていると 後からその部分に汚れが付着してしまうので、 拭き残しがないかチェックしつつ進められていきます。
左写真(下)は、客室のクロスです。 一見左官の塗り壁をイメージさせる壁も、 実は佐々木さんによるクロス張りです。
今や多種のクロスが存在し、 用途に応じて模様や質を選べるほどです。 しかし多種のクロスを張るには様々なスキルが必要な為 対応しかねる職人もいるそうですが、 佐々木さんは日々の仕事で多様な現場と向き合う中で お客様のご依頼に対応できるよう ほぼ全てのクロスが張れる技術を 身につけられているのだそうです。
取材撮影;内海慶一 |
|