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前項から続き京都市南区の「金市屋」金市さんによる、網戸張り替えを御紹介致します。
襖張り替え・障子張り替えと同じく網戸張り替えも一枚¥1,500-からのロープライスで御提供との事で、お財布に優しい網戸張り替えを実現!
今回の網戸は一般の御家庭で使われていた網戸で、前回張り替えから数年が経過して劣化が進んだ網に外圧が掛かりビリっと破けてしまいました。 全ての網戸が同じ時期に張り替えされているので、その全ての網戸を新品の網に張り替え交換する事となりました。
先ずは網をサッシ枠に固定している押さえゴムを溝から外します。 網は一本の押さえゴムをサッシに造られた溝に押し込み一周させて固定されているので、切れ目を探して引っ張り出します。 |
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網戸は通常、窓の一番外側に設置されているので常に外気に触れており、紫外線・雨水にさらされる等しており、また細かな埃等の汚れが付着する等、劣化するのが当然の過酷な環境で使われています。
なので押さえゴムと網を取り外した後はサッシに設けられた押さえゴム用の溝と、サッシレール用の戸車や外れ止めの清掃作業も欠かしません。
清掃後、サッシの溝と押さえゴムの太さの確認。
押さえゴムには数種類の直径サイズがあるので、そのサイズ確認は重要です。
因みに古過ぎる押さえゴムの太さを測って、それに合わせると劣化によって縮んだ寸法になりかねませんので注意が必要です。
押さえゴムは太さを一つ間違うと網戸サッシの溝に対して、細すぎたり太すぎたりと融通が効かないそうなので、やはりプロに任すのが良いでしょう。 |
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網戸のメッシュにも網目サイズが数段階あるそうですが、もともと張られていたメッシュを使う必要はありません。
選択の目安は「網目が粗過ぎず細かすぎない事」だそうで、風通しの良さと、虫の侵入防止をバランスよく両立させているの網戸メッシュがお勧めとの事。
具体的には24メッシュがバランスが良いそうなで、金市屋では24メッシュをお勧めの網目として標準使用しているそうです。
写真は18メッシュ(左)と24メッシュ(右)の比較です。 こうして比べてみると随分と差があるものですね!
押さえゴムの太さが決まったら網を網戸サッシの上に重ね置き、押さえゴムをサッシの隅から押し込んで行きます。
金市さんの使っている道具は網戸張り替え専用のローラー 先ずはサッシの上端か下端の溝に沿って、押さえゴムを押し込んで行きます。 網目の縦横がサッシの枠に合うように、網目にも気を配りながらの作業。
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網戸用の網を網戸サッシに固定すると同時に、ピンとテンションのある仕上がりにする為簿の作業なので、やみくもに押し込んでいく訳ではありません。
金市さんは押し込んでいく手元のローラーを見ないで、反対側の溝と網戸メッシュに眼線が向いています。
これはテンションの張り具合を見極める為だそうです! なるほど、プロの網戸張り替えならではのテクニックと言えますね。 |
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押し込み作業が網戸サッシを一周したら、 押さえゴムをカットします。
ここでも注意点が! ゴムの劣化は太さよりも縮むほうが早いので、始点に合わせてピッタリ切るとその影響で網戸メッシュにシワが発生する事もあるそうです。
なので押さえゴムは長さを少しだけ余分にカットされていました。
この工程で網のたるみ・シワ等が無いかの確認をするそうですが、流石にプロの網戸張り替えはそのような修正がありません!
最後に余分な網のカットをして網戸張り替えの完了となりました。 |
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網戸張り替えが終わった網戸がこちら。 上の写真は網が曲がっているように見えていますが、もちろん網目の縦横は綺麗に揃っています。 ※これはデジタルカメラ特有のモワレ現象と云うもので、簡単に云うと「画像素子の色フィルターの配列が影響して発生する現象」です。 画像再現でこのように見えてしまっっているだけで、金市さんの網戸張り替えは美しい仕上がりをお約束致します・・・紛らわしくて申し訳ございません。
網戸張り替えの作業工程を見て頂きましたが、ただ張り替えをするだけなら簡単なようで、ホームセンター等でもそれを勧めていますが仕上がりを美しく張り替えるとなるとどうでしょう?
最低でも網戸メッシュ・溝のサイズに適合した押さえゴム・張り替え作業用ローラーを買い揃えての網戸張り替えですから、作業の手間と費用を考えるとプロにお任せするのが最善に思えます。 金市さんは網戸の回収・張り替え・サッシ戸車の微調整・納品取り付けの全て込みで、網戸一枚が¥1,500-からの激安網戸張り替えを御提供しています。
京都で網戸張り替えの御要望は金市屋の金市さんにお任せを。
取材撮影;末光誠 |
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